~8/30 各球団との戦いぶりと今後の展望。

皆さんこんにちは。お疲れ様です。本日は前回は8/9までの振り返りをしていきましたので、8月30日までの振り返りと今後の展望を球団別に振り返っていこうと思います。

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これが8/31終了時点の順位表と各部門成績です。(Yahooより)まず順位差については、消化試合に少し差があるので、ゲーム差はもちろん、この最大11、最小でも7ある敗戦数差をどう保っていくかが大事だと思います。この観点から見ると、2位以下はかなり混戦であることが伺えます。そしてチーム打率が.260でリーグ3位も、得点数は283でリーグ1位。防御率が3.37、失点数が201で共にリーグ1位と、原監督の割り切った采配、また投手陣の踏ん張りがデータからも伺えます。ということで、各球団との試合結果を振り返りつつ、今後の展望をしていきたいと思います。

セリーグ2位 対DeNA 通算対戦成績 6勝3敗1分

期間中の対戦がなく、あまり映像も見ていないので成績と個人的印象から。先発は濱口、平良、大貫、井納、そして先日登録されたピープルズ、阪口、上茶谷に加え、左肩違和感により登録抹消中の今永という布陣。平良が抜群の安定感を誇りチーム最多の投球回56回を投げ、大貫がイニングは食えていないものの防御率1.81と先発ローテの一員に成長しチーム最多タイの5勝。今永が離脱も、上茶谷、阪口、ピープルズがそろって一軍に合流し、先発陣は充実中継ぎ陣は山崎康晃に代わって守護神を任された三嶋、また左の石田健太が活躍も、やや苦しい印象。打撃陣は梶谷がここまで1番打者として打率.288と踏ん張りを見せ、開幕からメジャー移籍の筒香に代わり4番を任されている佐野が打率.341とセリーグ堂々の1位。宮﨑敏郎が開幕から好調、柴田、倉本、中井、大和ら内野手も課題の打撃面で頑張りを見せている。このメンバーがいれば今頃首位争いをしていてもおかしくないが、2位に甘んじているのは外国人野手がいまいち乗り切れていないからか。ロペスが打率.240と乗り切れず、昨年散々痛い目を合わされたソトが本塁打9と本来の破壊力ではない。何より、新外国人のオースティンが22試合の出場で打率.320と出れば打つが故障がちでこの前は守備でフェンスに激突し、怪我。やはりこの3人の爆発力がDeNAの特長であり、3人の復調なくてはDeNAの上昇は見込みにくいか。2位以下は混戦だが、メンバーの総合力、充実度を見ると、10月のシーズン終盤に巨人と首位争いをしているのはDeNAだろうと感じる。

セリーグ3位 阪神 通算対戦成績 8勝2敗

開幕カード、東京ドームで3連勝を決め、その後も分の良い戦いを演じ続けることが出来ている対阪神戦。その理由として、8勝中5勝を菅野と戸郷の二本柱で挙げることが出来ていることがある。(菅野:3戦3勝、戸郷2戦2勝)いわゆる表ローテを阪神にぶつける巡りあわせがこの対戦成績を生んでいる。ではもし、裏ローテが当たる巡りあわせだったとしたらこの阪神との対戦成績が生まれていなかったかといわれると個人的には否だが、まあこれは追々触れていく。阪神のストロングポイントは先発の充実度だ。開幕投手の西、ローテを守り続けるガルシア、青柳に加え、秋山、藤波、高橋遥人の6人がいる上に、先発として投げていた岩貞がリリーフに回る。実績がありある程度計算できる先発が7人いるのは心強いところ。リリーフは藤川(8/31今シーズン限りの現役引退を発表)が苦しく、守屋、島本、エドワーズが出遅れ、馬場が奮闘を続けるものの谷川、尾仲、望月、ルーキー小川らがまだ1人前とは言えず、少し苦しい。このところの打線はサンズが本領発揮、近本が1番で安定した活躍を見せ、大山は物足りない印象も最低限の活躍はしているといった印象もボーアは巨人以外の活躍が目立ちムラがあったり、福留、糸井らベテランに過度な期待をするのは厳しく、高山、中谷、江越、陽川ら中堅どころに脅威を感じることもない。昨年のソラーテのような新しい風が吹いたらなと思うので、売り出し中のセンスを感じる小幡がスタメン定着するようなことがあれば怖いが、ベンチメンバーを見ても頭打ち感が否めない。巨人でいう北村、吉川尚、重信らのような若手で可能性を感じる人材が少なく、ベンチの差でこれからも巨人優位はこれからも変わらないとみてよいだろう。

セリーグ4位 中日 通算対戦成績 7勝7敗1分

対中日に関してはそこまでよい印象がない。その理由としては良い印象がないロドリゲスと大野雄大とよく当たることか。ロドリゲスに2戦連続好投されプロ初勝利を献上、大野には2戦連続の完投勝利を献上。また田口と畠のピリッとしない投球があったりと、期待の投手の不調の印象がある。しかし、それ以外の要素を見ると、完膚なきまでにやられた3連覇時の広島のような嫌らしさはなく、長打の心配があるのがビシエドくらいで、福田もそこまで嫌な印象は例年よりはない。苦しいが先発が踏ん張り、小さなリードを守って自慢のリリーフ陣につなぐことが出来れば、5分5分の戦いは出来るだろう。中日も前述の大野、ロドリゲスに加え、松葉、福谷、柳、勝野、小笠原(故障中の梅津)と先発の駒はリーグ屈指、抑えにはマルティネスが君臨しているため、簡単ではなく、早め早めの勝負(代打攻勢や増田大輝の投入)が大事になってくると思う。中継ぎが万全とは言えない中日なので、先発に気持ちよく投げさせないことが今後の中日戦ではポイントになっていくと考えた。

セリーグ5位 広島 通算対戦成績 6勝5敗1分

8/21.22.23のマツダスタジアムでの広島戦で3連敗を喫した。それまではかなり優位に戦えていたものの、田口、畠の不安定な投球により第1.2戦目を落とし、第3戦目はプロ初登板初先発の直江が4回1失点の好投も空しく敗戦。第1.2戦目は正直参考外というか、先発の自滅なのであまり多くは述べないが特に田口は情けないピッチングが続いているので次回以降は奮起してくれることだろう。直江のピッチング内容は真っすぐ、スライダー、カーブではいつでもストライクが取れ、特にふわーんと落ちていくチェンジアップの落差、精度が素晴らしかった。1打席目から鈴木誠也に投げにくそうにしており、2打席目は完璧なホームランを浴びたが、この上ない打者に打たれた経験は今後の糧となることだろう。広島打線を見てみると、やはり菊池と田中の調子が良くないのがつらい。また、西川がコンディション不良で離脱しているのも気がかりだ。鈴木誠也がさすがの成績を残し、堂林も覚醒。長野が夏男の本領発揮でピレラも最低限の仕事。松山、曾澤もおり怖い打線ではあるが、機動力不足か。3連覇時の田中が2016年から28盗塁、35盗塁、32盗塁も現在1盗塁菊池は特段盗塁をするタイプでもないが現在2盗塁丸(現巨人)の23盗塁、13盗塁、10盗塁がそのまま抜けていることを考えると、イメージだけでなく数字にも表れているが広島の強みであった嫌らしい走塁力はすでに失われ、早くも転換期に来ていると現状言える。(田中、菊池が輝きを取り戻せるのか?)(ただ、1番ピレラの時期よりは理にかなったオーダー)守備面では本来守りの良い野間がセンターを守るべきだと考えるが、離脱までは西川が守っていた。西川は良い選手だが、守備面に不安があり私が見ている巨人戦においてだけでも、かなりミスが多い。本職のサードには堂林、安部がいるため野間の成長次第ではファーストに置きたい。それくらいセンターラインの守備は重要である。投手陣に目を向けると、ドラ1森下がエース級の活躍。大瀬良がしっかりイニングを稼ぎ、遠藤が巨人戦で好投を見せるなどローテを守り、九里、野村が続く。ジョンソンが厳しく0勝6敗。47イニングで24四死球と持ち前のコントロールを発揮できていないここまで。ここをバックアップできる人材が二軍に床田、中村祐太位しか見当たらず、今後先発の頭数が不足しないか。先発よりも苦しいのが中継ぎで、菊池保、フランスア、塹江らが奮闘も一岡、中崎、岡田、今村ら3連覇を支えた投手たちが軒並み不調。ケムナ、島内、薮田らの成長を促せないとさらに厳しい戦いが続くだろう。今後の展望として、打者単体で見ると怖い打者が多いのは事実であるので、巨人先発陣が大崩れしない限りかなり優位な戦いが出来ると見ている

セリーグ6位 ヤクルト 通算対戦成績8勝4敗1分

7月時点ではセリーグ首位争いを演じていたヤクルトが一転、8月終了時点で最下位に転落してしまった。要因はやはり投手陣か。小川がノーヒットノーランを達成するなど素晴らしい活躍を見せるも2番手に2勝の高梨が続くのではあまりに厳しい。巨人もよく当たるが、そこまで苦にしているわけではない。高橋は時折好投を見せるも、安定感にかけ、ルーキー吉田大喜は思っていたよりもかわすピッチングスタイルで怖さがない。ベテラン石川は防御率5.55ほど悪い印象はないが、原樹里、イノーアの期待外れ等、やはり頭数が足りず、スアレスの復帰が待たれる。中継ぎは本当に高津監督よくやりくりしていると思う清水、石山が引き続き頑張りを見せるも、マクガフが苦しくなってきた。イニング数を超える奪三振も、球が真ん中に集まることが多い印象。長谷川はポテンシャルは凄いが、一軍経験が今年からな分、大事な場面ではまだ荷が重いか。寺島、梅野らの一軍復帰まで星、風張、大下、近藤、今野らが踏ん張るしかない。打線を見渡すと村上の成長分でバレンティンの穴をカバーし、山田も復調、青木・坂口も健在、山崎晃太朗の成長もあり、厚みのある打線だといえるだろう。しかし、嶋離脱中、中村悠平が復帰したものの、捕手が厳しい。2人の離脱中は西田、井野、古賀が捕手を務めるていたが、経験不足と打撃力不足が露呈した格好に。あとはショートエスコバーの守備が目に見えないミスをかなり生んでいると試合を見ていて感じる。派手なプレーも守備範囲の狭さが生んでおり、他球団としてはかなり助かるだろう。まあ、打率.288とある程度打つ方で結果を残しているため外しにくいだろうが、、、。打撃陣の問題はパッと思いつくだけでこれぐらいか、山田が爆発すればリーグ屈指の打線で間違いないと思う。今後の展望としては、巨人も先発には課題を抱えているため、どう打ち勝つか。ここもベンチの層の厚さの違いで価値を拾っていく展開が続くと見る。

9月1日からの13連戦について

まず先発予想がこちら。

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実際こう書き出してみると、そう簡単ではないなあと。サンチェス、メルセデスの出来は投げてみないとわからないのが実際であり、田口、今村の両左腕が二週連続で好投するイメージがわかない。となるとやはり菅野、戸郷の投げる4試合はカード頭でもあることから是が非でも勝ちにいかないといけない。そのためにもリリーフの運用は一つポイントであるのだが、個人的にはロングリリーフの出来る投手が1枚ほしい。ここに当てはまるのは藤岡、古川、もしくは宮國か。首脳陣的には鍬原に期待していたかと思うが怪我で離脱。沼田を大事に使いたいという宮本コーチの考えが見えるため、このままだと田中豊、大江らの負担が大きくなるだろう。現在1軍の外国人はデラロサ、ウィーラーの二人だけのため、メルセデス昇格時のモタ降格が濃厚。よって吉川大⇔古川or藤岡を推奨したい。おそらく可能性が高いのは古川か。どこかでまた野手の投手起用が見られるかもしれない。原監督はそのつもりも十分あるだろう。幸い、坂本、丸の状態がここに来てやっと急上昇してきたので今まで投手陣に助けられてきた分、打撃陣の奮起に期待したい。期待を込めて、8勝5敗と予想しておく

以上。(敬称略)

9月に入りましたが、まだ60試合程度残っているのは例年と違い何か違和感ですね。巨人は8月を貯金4で乗り越え、勝負の13連戦へ突入します。私もまた投稿頻度を上げていけたらなと思っています!ではここまで読んでくださった方ありがとうございました!読み応えのある文章を書けるように頑張ります!

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