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【教育書】漢字指導法 #4

こんにちは。GIANT KILLINGです。
今回はこちらの本です!

漢字指導法

日々、なんとなく先輩から
教わったやり方で取り組んでいた漢字指導。
小学校では、ほぼ毎日漢字の練習を子どもたちは
朝学習やスキマ時間、宿題などでやっています。

私はこの本を読んで、愕然としました!

漢字指導を通して、
    ここまで子どもたちの成長が期待できる。

今までの漢字指導ではダメ!
もっと意図的に指導をしなくては!

そんな思いをもつことになった
土居正博先生の「漢字指導法」を紹介します🙇‍♂️


本の概要

まず、第一に覚えておきたいのが、
漢字は「忘れとの戦い」ということです。

新出漢字を一回書いたり読んだりした程度では、
ほとんどの子がすぐに忘れてしまいます。

何度も繰り返し、練習することで定着するのです。

そして、
漢字は「やればできるようになる」可能性が高く、
達成感を得やすい学習です。

努力すれば、努力した分、
できるようになることが多く、
一度心に火が灯ればやる気に漲る子が多いです。


漢字を効果的に学習する方法としては、

漢字は基本的に、読み→書きの順で学習します。
厳密には、読みの前に、
「なんか見た事ある」と見慣れることも重要です。

読めない漢字は、書けないし、
        書けない漢字は絶対に使えない。

漢字力=漢字を読めて、書けて、使える力!!

これを指導者は、肝に銘じておく必要があります。


具体的な指導法でいうと、

①漢字スキル音読
 →まずはスラスラ読めるようにする。

②書き順を体で覚える。
 →頭の中で漢字を思い出ながら空書きをする。

③繰り返し練習する。
 →すべての漢字を練習するのではなく、
  苦手な漢字のみ、横へ、横へ、練習する。
  1行の漢字殴り書きは作業になってしまう。

④漢字テスト等で語彙を広げる。
 →新出漢字を使った他の言葉を書けたら加点。
  漢字を使える力をとことん鍛える。


おわりに(こんな人におすすめ)

今回、簡単に紹介させていただきましたが、
本書には、意識さえすれば、
だれでも即実践することができる
土居先生の指導技術が詰まっています。
参考文献も豊富で裏付けもあります。

日々の漢字指導、
  なんとなく無難に指導されている方は
          多いのではないでしょうか?

この本を読んで、
自分の漢字指導法を根本から見直しました。

・学級の子どもたちの漢字力が
 いまいち高まっていないなと感じる先生

・なんとなく先輩に言われた通りに
 漢字指導をしていた私のような若手の先生

そんな先生方におすすめします。
ぜひ気になった方は手に取ってみてください🙌

土居先生の本は、
究極のところ、
やり続けられるかどうかということが試されます。
私も今後も実践を積み続けたいと思います。



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