見出し画像

【教育書】国語授業の個別最適な学びと協働的な学び #21

こんにちは、GIANT KILLINGです。

今日はこちらの本を紹介させていただきます。

国語授業の個別最適な学びと協働的な学び

水戸部修治先生の一冊です。

この本を読んで、
自身の国語の授業を見つめ直しました。

主体的な学びを実現するための手立てや
教師の考え方について、詳しく学ぶことができます。
国語を勉強したい方にとってもおすすめの一冊です。


本の概要

教師主導の授業から子ども主体の授業にするために
まずは、指導の個別化と学習の個性化です。

指導の個別化は、
教師目線でいう個に応じた指導です。
学習の個性化は、
学習者目線でいう個別最適な学びです。

国語における個別最適な学びを実践するためには、
①単元や本時で身に付けさせたい力を明確にする。
②子どもたちにとって魅力的な言語活動を設定する。

まずは、この2つが重要です。
指導事項を踏まえ、
魅力的な言語活動を設定することで、
子どもたちが主体的に学びに取り組むことができます。

そのためにも、
単元の特徴や児童の実態を把握することが大切です。


本書では、
さらに、子どもに学習を委ねるために、
そして、ロングレンジの学習活動を実現するために
多くの手立てが紹介されています。

手立てとしては、
・見通しがもてるような学習計画を立てること。

・単元のゴールを想起するモデル文の作成。

・全文シート、マイ吹き出し等の活用

・並行読書、読書表、読書カード等の充実

・充実した学習に取り組むことのできる場の設定

単元の流れとともにこのような手立てが
その考え方とともに詳しく紹介されています。


このように、
身に付けさせたい力を明確にし、
魅力的な言語活動を設定し、
指導の手立てを考えることで、
子どもが主体的に学習に取り組むようになります。

充実した学びにするためには、
教師主導の受け身の授業ではなく、
子ども主体の授業スタイルへの転換が必要です。


おわりに(こんな人におすすめ)

どの教科でもそうですが、
個別最適な学びよりも一斉授業の方が簡単です。

一斉授業では、
教師が調整したり、引っ張ることが容易です。

その点、
緻密な準備が必要な個別最適な学びは大変です。
子どもたちの様々な姿を想定して、
手立てを打ち、なおかつ、資質能力を育むからです。

充実した国語の単元づくりをするために、
本書で学んだたくさんのことを生かしています。

他にも以下の本もおすすめです。


・国語の個別最適な授業について学びたい方

・わくわくする国語の授業について考えたい方

このような方におすすめします。

私のようにこの本を読んで、
もっと国語を頑張ろうと思う方がいれば光栄です。

よろしければサポートお願いいたします🙇‍♂️