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関西東人
2023年4月1日 00:02
長い長い信州の冬がようやく終わりを迎え、暖かな陽気が春を告げている。桜の蕾が膨らみはじめ、空気も春の匂いを漂わせていた。これ以上冬が続くと危うく冬眠に入るところだった。太平洋側育ちに山国の冬の寒さは大変こたえる。一方で地元の方々はケロッとしている。大変不思議だが、やはり何事も慣れなのかもしれない。季節はとめどなく流れ、決して止まってはくれず、ときには置いてけぼりをくらいながらも気がつけば
2023年4月30日 17:31
気づけばあれほど咲き誇っていた桜は既に散り、ピンク色の絨毯があたり一面に広がっていた。今年の桜は例年より早く開花したらしい。長い長い冬と比べると、春と認められる期間は大変短く、瞬く間に過ぎ去ってしまう。惜春である。そんな絨毯もいつの間にか姿を消し、木々は青々とした葉を天に向かって伸ばして新緑の季節の到来を告げている。太陽の光が一層強くなり、心なしか空が高くなったように感じられる今日のこの頃