「エンジニアこそビッグチャレンジを」「マイクロソフト、Googleを歩いた及川卓也が語る失敗の活かし方」 |グローバルプロダクト開発経験者へのインタビュー4/4
この記事はGHOVCのYouTubeチャンネル「エンジニアこそビッグチャレンジを」「マイクロソフト、Googleを歩いた及川卓也が語る失敗の活かし方」 |グローバルプロダクト開発経験者へのインタビュー」を元に作成しています。
| Speaker
及川卓也氏の失敗談
安永謙(以下:安永):皆さん、こんにちは、グローバルハンズオンVCの安永です。ここまで本当にすごい話をしましたけども、及川ってなんか大失敗したこととか失敗したことってないんですか。
及川卓也(以下:及川):同じ質問を11年前にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出たときにディレクターの人に聞かれたんですよ。挫折をありましたかって言われて「ないっすね」と答えたんですよね。でちょっと話変わるんですけど安永ってスラムダンクって知ってる?
安永:知ってる、知ってる。バスケの。
及川:その中で有名なセリフが出てくるじゃないですか。
「諦めたら、そこで試合は終わりです。」
それと同じだと思ったんですよね。格好良く言うと、要はなんかちっちゃい失敗、ちっちゃいというかおっきいかもしんないんだけれども、それで何か例えばもう俺IT業界はダメだ。と言ってIT業界やめちゃったりだとか、もうそれで会社やめちゃったりだとかってしたら、もう何かトラウマになるくらいの失敗。それが挫折なんだと思うんですよ。
でも何かそれ失敗したけれども、結果次にもう一回チャレンジしてうまくいったりだとか、何か成果だと自分的には思えるんだぞって考えてるから失敗って言われても失敗なのかな。あれみたいな感じなのかなと思って。
安永:なるほどね。失敗はたくさんあるけども、それっていうのは何か糧になってる筋肉になってるっていうそんなことなんでしょうね。
及川:ですね。よくあの支援先、特に大企業の人にはよく言われるじゃないですか。失敗を許容しない人。例えば失敗したならば、日本企業って終身雇用制的なところはまだ続いてるんで、その人のサラリーマン人生終わってしまうから。だからすごい失敗を恐れるっていう話がありますね。
文化の時代って言われるように不透明で変化の激しい時代っていうのは正解が分かんないから仮説検証しましょうってことも一方でいうし、PDCAだとかOODAではないのかって言葉がありますよね。仮説検証って仮説展開したら失敗して失敗から学んで次の1手を考えてってのを回すことなんで失敗をたくさんしなきゃいけないんですよ。
にもかかわらず失敗を共有しないでPDCAばかりっていうのはおかしいわけです。マイクロソフトなんて、最近でこそ違うけれど、WINDOWSの歴史って基本的にはだいたい一回失敗したのは次に成功して失敗して失敗したら次に成功してみたいな形で私が最後に担当したWINDOWS VISTAはWINDOWS史上の大失敗っていうのがプロダクトになっちゃってるんだけども。
でもあそこで次にUIをもう少しシンプルにしてとして成功しっていうでWINDOWS 8でまた失敗し、WINDOWS 10で成功しみたいなこういったものって実際に展開してみないと分からない。そこから何を学ぶかですよね。
なぜ、GHOVCにジョインしたのか
安永:やっぱり過程ですよね。それはね、そんな過程の中で、これうちのかみさんによく言ってるんだけども、なんで及川さんがGHOVCに入ってくれたのって聞かれるんですよ。その辺ちょっと教えてもらいます。
及川:やっぱり自分自身がグローバル企業で働いてて、そのグローバルにビジネスをする、グローバルにプロダクト展開する、ということの醍醐味っていうのを知っていたし、それがやっぱり面白かったんですね。
前回話したみたいにグローバルの方が面白いし、チャンスもあるし、リワードも高いってことがの日本人にもっとグローバル行ってほしいってことはずっと思ってたんですね。それはスタートアップであっても、大企業であったとしても、やっぱり大企業ってのは変化に乏しいところがあって、それを変えようと私は努力はしてるけれども、スタートアップにもっともっとやはり大きくなってほしいなと思う。
なので、展開できるようなスタートアップを増やすために何が必要かと考えた時にグローバル事業を作っていくかっていうのが大事で、そのためにはエンジニアも含めてエンジニア以外の優秀な人材がスタートアップ業界に流れなきゃいけないなのに人材の流動性が大事なのってことで、私はあるヘッドハンティング会社人材会社の顧問をやってるのあとはインバウンドのそういった人材会社のところのサポートもしていますと。
GHOVCと世界へ挑戦したい起業家へ
及川:もう一つはやっぱりよくやるってお金の流れなんですね。いわゆるスモールイグジットを目指そうとしちゃってるような投資家も一方で少なからずいるわけじゃないですか。
でも、やっぱりそのスモールイグジットしちゃうと、その後グローバル展開しようとしても難しいっていうのをいくつかのスタートアップを見ていて分かってるので、やっぱり最初からグローバルを狙うというところを理解してくれるような投資家ができ、それがスタートアップに対してしっかりと出資して投資していくってのが必要だろうって考えた時に安永さんが声をかけてくれた。
このGHOVCグローバルハンズオンVCっていうのはまさにそれをやろうとしているということで、これはぜひ参加したいなということで参加した感じです。
安永:アメリカ人3名日本人2名で立ち上げてるんですけども、やっぱり凄い彼が日本のエンジニアの方々、どんどん背中を押してくれるっていう感じがしています。で、我々のモットーは本当に起業家これはスタートアップで働いてる人も含めてですけれども、できるだけ寄り添って一緒になってグローバル展開。一緒になってチャレンジしていきましょうという。
そこで資金も提供しながら、人とか色んなネットワークを提供しながらやっていこうと思っています。だから、本当に日本のエンジニアの方々に対して、私のメッセージとしては、せっかく生を受けてエンジニアという職を得て腕があってで同じチャレンジをするんだったら、グローバルに出て色々チャレンジをしていった方が面白いじゃないですかと、それを一緒にやって生きた証というか、ちゃんと爪痕を残すということを一緒にやっていく。
そんなスタートアップの方を大募集していますので、ぜひ弊社の方にご連絡ください。今日はどうもありがとうございました。
この記事はGHOVCのYouTubeチャンネル「エンジニアこそビッグチャレンジを」「マイクロソフト、Googleを歩いた及川卓也が語る失敗の話し方」グローバルプロダクト開発経験者へのインタビュー」を元に作成しています。
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