「フィードバックをもらえない」という問題をどう乗り越えるか？

これは、フリーランス最大のデメリットといえると思う。

サラリーマンであれば、上司や先輩がフィードバックをくれる。

上手くいかないときは、客観的に何が問題かを教えてくれたりもするだろう。

時にはそれが、大きな成長、ブレイクスルーのきっかけになる。

僕たちフリーランスには、大体そんな人はいない。

クライアントは、まぁ多少フィードバックをくれるとは思うが、それは制作物に関してであり、人間にくれるわけではない。

僕はそのうち、大きな壁にぶち当たって行き詰るんじゃないかと、今からわりと心配している。

Ｗｅｂで「フィードバックなしで成長する方法」と検索してみても、出てくるのは「フィードバックこそ成長の近道！」とか、真逆の話題ばかり。

かえって不安になるというものだ。

この「フィーバックもらえない問題」。

対策としては、まず「自分に厳しく」というのが挙がるだろう。

しかし、いくら厳しくしたところで、自分が認知していない課題は治しようがない。

「もっと頑張らなきゃ！」「もっと一生懸命やらなきゃ！」と思っているときほど、考えが凝り固まって、むしろドツボにはまったりする。

「自分に厳しく」は課題がわかっているときは、良い。課題がわからないときは、地獄である。

その点、フィードバックがもらえる先生でもいれば「君は傍から見ると○○が良くないね」とか言ってもらえて…「がーん！そうだったのか」なんて思って…あっさり解決することもあるだろう。

とはいえ、先生がダメだとダメである。

モチベーションへし折り上司とかとんちんかん上司とか言語化下手くそ上司とか、そういう人にあたると、フィードバックが仇になる。

結局、どっちもどっちなのだ。

ネットで検索しても、「フィードバックなしで成長する方法」は見当たらない。

でも、そんなに悲観する必要はない。

「クライアントの役に立ちたい」とか「仕事が好き」とか自発的なモチベーションが、きっと僕らを高めてくれるだろう。

そう信じて、僕はこれからも本だけはたくさん読み続けていこうと思う。