見出し画像

DIY:縄文式にテーブルを作る

最近、テーブルを変えました。既製品のちゃぶ台から、DIY(自作)のテーブルへ。それにはわけがありました。

ある晩、『木とつきあう知恵』という本を読んでいました。ドイツの元営林署の職員が書いたものです。

『木とつきあう知恵』

そこに「化学物質で固めたパーティクル材はめっちゃ体に悪い」ということが書いてあります。「パーティクル材」というのは、ボンドのような接着剤の中に木屑を混ぜて作る板です。これを床や家具に使用していると、たとえば、子供が喘息やアレルギーを起こす原因になるそうです。取り除けば、あっという間に治ることもあるそうです。

また表面加工の「ラッカー」も良くないそうです。

ちょうど、うちのちゃぶ台がパーティクル材+ラッカーでできているようでした。実は、以前から「このちゃぶ台は変えたいな」と直感的に思っていました。

ちゃぶ台

そこで、これを捨ててテーブルを自作することにしました。その時、縄文の竪穴式住居にはまっていたので、釘や接着剤は使わず、木はひもでゆわくことにしました。その方が木にも優しい感じがします。

家には、幸運なことに杉の板(無垢材)とヘンプ(大麻)の紐がありました。

ヘンプの紐

あとはテーブルの脚です。近所の「スマイル建築」に行き、200円で端材を2本もらってきました。

ひび割れがある

一本の木から切り出されています。つまり合成されていませんから、化学薬品の心配もありません。写真のようにひび割れているので、端材になったのでしょう。

これに丁寧にやすりをかけ、オイル(樹脂と蜜蝋)を塗ります。紙やすりは100均で、オイルはマルシェやイベントで手に入れたものです。

樹脂と蜜蝋(ミツロウ)
オイリングした端材

蜜蝋を塗ると黄色くなりましたが、あとから思うと、とくにオイリングしなくてもよかったです。この2本を脚にして、杉の板に紐でゆわえつけて固定します。

完成したテーブル

ちなみに、脚の木にはもともと穴が空いていました。ここに紐を通したので、ラッキーでした。

ラッキーと言えば、ヘンプの紐や紙やすりやオイルが家にあったのもラッキーです。ちょっと謎ですが…

よい端材や色々な幸運に恵まれて、テーブルが完成しました。

仕事にも最適(?)


かかわりのある詩、「生の技術」はこちら!

この記事が参加している募集

#我が家のDIY

2,329件

#週末プロジェクト

4,741件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?