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コロナ渦で家呑みばかりだから『居酒屋兆治』のような店で呑みたい。


いつものように帰宅して、缶チューハイをプシュッと呑んでいるときにふと、たまには居酒屋で呑みたいなと思った。
今、行きつけの店はないけど、東京で働いていたころは何軒もあったなって思った。
行きつけの店だと、顔見知りになった客同志で会話が弾んだものだ。

今回紹介する『居酒屋兆治』の店もそんな感じ。

主に映画ではなくTVドラマの『居酒屋兆治』(1992年にフジテレビ系で放送)の方のあらすじ。

『居酒屋兆治』は、山口瞳原作で新潮社から1982年に出版され、1992年に高倉健主演で映画化。
映画の方は、舞台が北海道の函館。

TVドラマ版『居酒屋兆治』の方は、舞台が東京の国立市(谷保駅周辺)で原作に近い。
居酒屋『兆治』の店主;藤野伝吉に渡辺謙[高倉健]、伝吉の妻;藤野茂子に桜田淳子[加藤登紀子]、伝吉の元恋人;神谷さよに美保純[大原麗子]【*[ ]内は、映画版キャスト】

あらすじとしては、どちらかと言うと不器用な生き方しか出来ない居酒屋『兆治』の店主藤野が開店前に仕込みをしていると人の気配を感じて振り返る元恋人のさよがカウンターに・・
さよから視線を外して再び視線を戻した時にはさよの姿はなかった。
居酒屋『兆治』に集う人たちのやり取りや藤野が居酒屋を始めた成り行き、元恋人のさよが神谷家に嫁ぎ、家出。
店の立ち退きを大家から言われ、常連客の河原が駅の近くの借地を紹介するが、焼き鳥の師匠である松川の店のそばでお客の取り合いになることを懸念して断る。
そして、神谷さよの死。
といった感じ。

おおすじとしては、映画版も同じなんだが舞台が函館と国立では別ものと言った感じになっている。

おっちゃん、国立駅の一橋大学がある方の反対側に住んでいたことがあり、国立駅周辺でもよく飲んでいた。
今は、車での通勤なのでお酒は家呑みオンリー。
たまには外でも呑みたいなと思っていたら『居酒屋兆治』のことを思い出したってわけ。
高倉健さんの映画版は勿論好きだが、渡辺謙さんのTV版は、山口瞳さんの原作に近いし、30歳代前半から半ばにかけて国立(正確には国分寺市)に住んでいたので、懐かしさもあってTV版のあらすじを紹介しました。

好きな作家でもある山口瞳原作の『居酒屋兆治』を初めに読み、好きな俳優の高倉健主演で映画化になった作品、それと渡辺謙主演のTV版を観た。
それぞれに甲乙つけがたい。

不器用な生き方の男って共感するものがある。
高倉健さんや渡辺謙さんだから、無口で不器用なもんで・・とか言って通るけど、そう世の中甘くはないとも思う。
でも、こんな店主のいる居酒屋の常連客になってみたいものだ。


『居酒屋兆治』(DVD)
時間‎ 1 時間 30 分
出演‎ 渡辺謙, 桜田淳子, 美保純
販売元‎ クライムミュージックエンターテインメント
発売日‎ 2007/1/26
ASIN‎ B000KN8QKS



『居酒屋兆治』(DVD)
時間‎ 2 時間 6 分
出演‎ 高倉健, 加藤登紀子, 大原麗子, 田中邦衛, 伊丹十三
販売元‎ 東宝
発売日‎ 2005/1/21
ASIN‎ B0006GB00W



『居酒屋兆治』(文庫)
著者 山口瞳
出版社‎ 新潮社 (1986/3/1)
発売日‎ 1986/3/1
言語‎ 日本語
文庫‎ 245ページ
ISBN-10‎4101111154
ISBN-13‎978-4101111155

#居酒屋兆治  #渡辺謙 #高倉健 #山口瞳 #映画 #TV  #DVD #小説 

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