どうしても6秒間のプレイを語りたいだけのGGL

どうもこんにちは、先日行われたGGLPLEADESを見ていて1プレイだけ語りたくなったので、それだけのnoteです。
続く予定の無いコンテンツですし、当然競技シーンの最前線を走り抜けているわけではありませんので、解説ではありません。本当にただ語るだけの回ですが、暇つぶし程度に是非。

この放送の23分25秒~31秒位です!読んだ後に是非お試しください。
https://www.youtube.com/watch?v=_Z4GLgusxDc

状況

Quality VS SCARZ のハードポイント 
MAP:ファイアリングレンジ
109対181でSCARZ優勢
3ポイント目はSCARZ先取。

SCARZ側
青建AR:TeiN選手
センターAR:Mic選手
長屋SMG:Liar選手、RINツ選手
AボムAR:Cecile選手

Quality
センターSMG:かいと選手
センターAR:Dolaky選手、XocAs選手
AボムAR:RoXas選手
AボムSMG:KonAR選手

まずは配置ですね。(赤がSCARZ、青がQuality)

画像1

両者非常に美しい配置ですね。

【防衛側】
・特に青建3番に居るTeiN選手はICRよりもレートが高く、キルタイムやADSも速いKNを選択しています。
・Mic選手は安定感のあるICRを選択しており、センターロングの射線を担当。
(正確には、2レーンのロングレンジを遊撃する形、センター後Aロングに合流)
・Cecile選手もAボム付近で身を隠します。
・Liar選手、RINツ選手はFennecを装備し、SMGの最適距離で待ち構えます。
(RINツ選手はARを拾っている状態でした。)

【攻撃側】
・Qualityチームは、ICRを持ったDolaky選手が長屋警戒として、射線は青建には向いていません。
・センター奥にスモークを炊いて、ロングレンジの射線を切ります。
・Fennecを持ったかいと選手はXocAs選手は青建のみをピークする事が出来ます。
・Fennecを持ったKonAR選手はAロングを前めに押しています。
・ICRを持ったRoXas選手はKonAR選手をカバーする様にAロングをピークする形です。

まとめるとこんな感じ

画像2

さぁ始まった長屋の攻防戦。まずは下のAロングレーンから見ていきましょう。

まずは、SMGであるKonAR選手がCecile選手と交戦!
距離は明らかにSMG優勢でしたが、Cecile選手は待ち側の理を使い、KonAR選手の体力ゲージを1.5メモリまで削りました。

画像3


とは言え、後続に控えるRoXas選手の援護による2対1の形で落とされます。
そこから押し上げんとばかりに、体が見えたLiar選手を一瞬で体力ゲージを2.3メモリまで削ります。本当に一瞬なんですよ!?やばい。

そこで視点を完全に長屋に奪われているKonAR選手をAロングにシフト終えたMic選手が最後の体力ゲージ1.5メモリを削り取ります。

画像4

後続のRoXas選手から視点が届かない位置から射撃したことにより、Mic選手は無傷です。

画像5

そこからRoXas選手がセンターからエントリーするXocAs選手や、かいと選手、Dolaky選手に合わせるべく、建物沿いに肉薄しエントリーするぞ!というタイミングでMic選手が頭出しポジションからRoXas選手を制しAロングレーンをSCARZが押さえます。

「一方そのころ」次はセンターレーンです。
ここも熱い激戦です!

画像6


まずはQualityチームの動きから!
当たり前のようにセンターをスモークでロングレンジを潰し、青建にいるTeiN選手にXocAs選手とかいと選手がフォーカスを合わせます。
Dolaky選手は長屋に警戒を向けてスキなしです。

1~2秒の合間にここまで連携できるのは普通じゃありえません…

画像7

しかし、対するSCARZ側もまた怪物染みた選手がいました。
その選手こそがTeiN選手です。
2対1であったにも関わらず、高所を生かすことにより、XocAs選手の体力ゲージを2割まで削ります。

画像8

並の選手なら逆に2割削れれば御の字のシチュエーションですが、本当に技量の高い選手です。

リロードを挟むかいと選手を尻目に、Dolaky選手が単独エントリーをかけます。
これは上で説明したAロングを一時的にKonAR選手とRoXas選手に合わせた動きだったのでしょうが、惜しくもタイミングがかみ合いませんでした。

理由は如何2点あると考えています。

・入口手前でLiar選手の体力を削った事によりKonAR選手がピークする時間が発生した。
・かいと選手がその丁度のタイミングでXocAs選手を援護していた為、レイコンマ数秒エントリーが遅れた。

タラればの話はするものではありませんが、もし両方とも発生していなかったらベストタイミングのエントリーだったと思います。


単独エントリーするのはICRを持つDolaky選手。
待ち構えるのはFennecを持つRINツ選手とLiar選手。

しかし既に体力ゲージが削られているLiar選手をしっかりと打ち倒します。
2対1の構図では1枚交換を行えたDolaky選手の能力値の高さが分かる瞬間でした。

Dolaky選手とLiar選手の1枚交換が発生しているなか、決め打ち気味にかいと選手がエントリー。エントリーしたタイミングで既にLiar選手は倒されていたためFennecの銃弾が一瞬空を切ります。

そこを見逃さないのはRINツ選手。かいと選手がRINツ選手にエイムを合わせるその1フレームほどの僅かな時間に体力ゲージを半分も削っています。
恐るべし。

画像9

返す刀でかいと選手もRINツ選手の体力ゲージを削りあと一歩という所で、XocAs選手がエントリー。

万事休すかというシーンでしたが、ここが長屋の辛い所。
かなり閉所である特性上、先にTeiN選手にかなり削られていたXocAs選手がほぼ流れ弾をくらうのような形で崩されました。


今回のシーンは防衛側が有利な状況で進んだがQualityチームもかなり理想的な戦術を取っていた。

画像10

長屋には数は多くありませんが幾つかのポジションがあります。
それは机からの頭出しに限らず、しゃがんでいるのか、伏せているのか、立っているのか

対して防衛側は入ってくるタイミングを探る事やフォーカスを合わせる順番を決めてさえいれば良いため、長屋単体だけでみるとかなり防衛有利です。


そこに対して、かなりシビアなタイミングを掴み、センターレーンとAロングレーンを連携させた動きは分かっていても簡単にできるものではありません。

ここまで完成された戦術同士がぶつかり合うのは見てて感涙ものでした。

本当はもっと深堀してみたいですが、長くなりそうなのでここまでにします。


読んでいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?