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英語に正解なんてないんだぜ

この記事は freee Designers Advent Calendar の13日目です。

こんにちは、freee人事労務のプロダクトデザインを担当してるnagomuです。
日課にしている娘(9ヶ月)とのお風呂で、相談を持ちかけてもまっすぐな瞳で見つめ返されるので、悩みなんてなかったような気分で日々を過ごせています。

ふと気づけばグローバルチーム配属になって2年が経とうとしています。「ハロー」「サンキュー」の2本立てで始まったのが懐かしいです。今回は継続できている自己流の英語習得方法とグローバルチームについての話をしてみようと思います。


とにかくそれっぽく真似てみるんだ

英語力に自信がなかったのでfreeeの福利厚生を利用して経費で英会話でもやってみようかなと思いましたが、筋トレも続かないタイプなので、自分が続けられる方法を模索する必要がありました。
オンライン英会話では文法や単語は確かに正しいものを学べますが、チームの朝会で使えるフレーズは教えてくれないなと思い、以下のサイクルを回しました。

  1. 朝会やWeeklyのファシリテーターのフレーズでわからないものはすぐに検索する

  2. Engメンバーの進捗共有の発話や議事録からフレーズを丸暗記する

  3. 丸暗記したフレーズをあたかも元から知ってたかのようにミーティング中に差し込む

何を話したいかよりも、このフレーズは何を言うときに使うものなのかを頭の中に叩き込むことで、引き出しを増やすことを心がけました。
短いフレーズで覚えたことで話し出しで詰まることが減り、多少その後に続く英語がズレていても伝わるみたいです。

大事なのは、それっぽく真似てみることなんです。

いつも見てるSNSが力を貸してくれるんだ

InstagramやTiktok、Youtubeには英語好きな人たちが「実際に現地で使っているフレーズ」や「実は誤った意味で覚えてしまっている返事シリーズ」など様々な形で多く発信されています。

インスタグラムに投稿された英語学習の記事
インスタグラムの投稿は4-5ページで見やすい

私が驚いたのは、「I don’t know.」です。「わかりません」を英語にしてくださいと言われて日本人が一番馴染みのある表現だし、一番最初に思いついたのはこれでした。意味としては間違ってないですが、ぶっきらぼうなニュアンスのフレーズで日本語だと「知らん」「知るかよ」のように伝わっているのです。

チームメンバーにそんなニュアンスで使ってしまっていたことを反省しました。(笑)

「I’m not sure.」だと、少し考えて「すみません、よく知りません」とフォーマルでも使える優しめなニュアンスの回答でベターだそうです。(これもインスタの請け売り)

通勤時やちょっとした時間にインスタって見ちゃいますよね?
たまたま見てしまったような感覚で英語フレーズを習得できたらこんな嬉しいことはないなと思い、今でも継続できています。気づけば200postも保存してたみたいです。

いつも見てるSNSたちがこのように力を貸してくれるんです。
ありがとう、インターネット社会。

YouTubeでは以下の2つが好きです。

チームのモチベーションを管理するのは俺だ

毎日の開発チームの朝会の締めには「moritime」(モリタイム)と呼ばれる私の苗字をもじったセクションがあります。内容としてはPM、Engなどのチームメンバーに「仕事が頑張れて心に残るフレーズ」を贈ることです。もちろんすべて英語です。

これまで習得してきたフレーズを駆使しながら裏目的としては、その場での雑談力やそれまでの会話のリスニング力向上があります。

朝会のあえ共(*1)から内容を引っ張ってくるのも良し、自分が昨日今日で感じたことをまとめて語るのも良し、なぜ今日のmoritimeがそのmoritimeであるのか、ストーリーで語ることを心がけています。失笑の方が多いですが(笑)

そのmoritimeのフレーズに力を込めるだけでは心に残りません。1日の始まりであり、気合であり、笑いであり、energyであり続けるためにストーリーをつけてmoritimeを発信し続けています。

(*1)あえて共有の略称で、freeeのカルチャーの一つで「知られるように共有する」文化です。

hinaちゃんが作ってくれたモリタイムパーカーを着るメンバー
moritime hoodieを勝手に作っちゃった!(デザイナー:hina@freee

士気が高まるとのことで、背中に好評だったmoritimeフレーズを載せたフーディーまで制作しちゃいました。一番上の「Today is payday, You can eat three burgers」はハンバーガーの雑談があり、「給料日なんだし3つ食べちゃいなよ!」みたいな流れだったかと思います。その時はすごい盛り上がったんですよね。。(笑)

チームのモチベ担当としてmoritimeを2年間継続しています。「moritimeがない朝会は朝会ではない」と言われるくらいになりました。
モチベ担当を始めようかなと思っているそこのあなた。短くて良いので、ストーリーとenergyを忘れずに!

スピード開発にはチームビルディングが必須だ

私のチームはたった3ヶ月で新規プロダクト「freee人事労務 健康管理」をリリースしました。(2023年10月31日リリース)
これまでのfreeeにはないスピード感でまっさらな状態からプロダクトとしてマジ価値を提供することができました。現在も絶賛追加開発中ですが、なぜこんなに早く届けることができたのか考えてみました。

従業員情報と連携して健康診断の管理やストレスチェックの実施を管理できる上に結果報告書は電子申請対応までしちゃってます。管理者・労務担当者の皆様におすすめですよ!(宣伝は大事)

3ヶ月でのリリースの裏側にはみんなの努力が詰まってますが、それはまた別の機会にお話しようと思います。すべてに共通しているのはチームビルディングによって親しみやすく話しやすい雰囲気があることです。

どんな方法も正しいチームビルディングですが、moritimeも手段の一つとしてとても貢献しています。さらにフィリピンと日本の文化が融合したチーム独自のSlack Stampが爆増しました。お互いの文化への理解と共に働くメンバーへの尊敬が感じられてチームの好きなポイントの一つです。

チームで独自に作成されたSlackスタンプたち
フィリピンと日本の文化を超越したスタンプたち

綺麗な英語が話せなくても、とにかく真似てみたり自分から飛び込むことで相手も伝えたいことを汲み取ってくれるので、多少の間違いがあっても気にならなくなりました。気がつくとサクッとSlackのhuddleで質問に答えるくらいに成長できました。

チームの雰囲気や活気づくりによるコミュニケーション促進は開発スピードに直結していると信じています!

バレてても気持ちが大切なんだ

最後にこの2年間で私の英語がどう変化したのか気になったので、この機会にチームのエンジニアのWillに聞いてみました。

nagomuの顔写真

Nagomu:How have my English skills changed compared to 2 years ago?

Willの顔写真

Will:2 years ago I thought nagomu’s english skills (in terms of knowledge) were great but I thought he was kind of shy and understandably so.
Now, he has been a very effective communicator with us, very direct and uses words that everyone understands or uses.
Sometimes I feel like he copies some of the words and expressions we use during meetings 😂

nagomuの顔写真

Nagomu:(あ、バレとるwwww)

Willの顔写真

Will:Moritime was a direct translation from japanese to english 2 years ago. Now, moritime is completely improvised in english 🎊
When I first moved to japan, it was kinda difficult to talk with nagomu at the smoking area. Now, it is very easy to talk with him casually 😂

だそうです。(笑)
Meccha Thanks Will !!!
「ハロー」「サンキュー」の2本立ての時代と比べて使えるフレーズはたくさん増えた実感もあります。話したい、伝えたいと思えるようになり継続していてよかったんだと改めて思えました。伝え方も学習方法も正解なんてないんです。自己流もこれまた正解!

しっかり学習して話せるに越したことはないですが、英語を話せるようになりたいけど英語学習は苦手なら、是非「英語力の現地調達」を試みてはどうでしょうか。

グローバル開発ってめちゃくちゃ楽しいんだよなー

ラプラプチームのメンバーがジプニーに相乗り
Lapulapu(開発チーム)のメンバー

明日のアドベントカレンダー14日目は、最近コーディングにハマって実装もできちゃうデザイナーのyoshikiです。お楽しみに〜!


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