見出し画像

メンタリズムは心を読む技術?メンタリストの技術を解説!

相手の心を読み誘導する。

そんな場面を見たら誰でも憧れるもの。

相手の心が読めれば、私達の日頃から行うコミュニケーションにおいて優位に立てるのは間違いない。

『相手の心を読む』と聴いて、真っ先に思い浮かぶのは『メンタリスト』という言葉ではないだろうか。

では、メンタリストとは、心を読める人達の事なのだろうか。

今回は、メンタリストの秘密と技術について解説していく。

メンタリストは心が読めるのか?

そもそもなぜメンタリストは相手の心が読めるのだろうか。

超能力?

答えはNOだ。

メンタリスト達は心理学の知識などを活用し、相手の心を読んでいる。

つまり、一昔前の『超常現象』としてではなく、根拠に基づき、相手の心を予測するのがメンタリズムの特徴だ。

※明言しているかの違いであって、自称『超能力者』を名乗っている人のほとんどもこの様な技術の応用だろう。

ちなみに、ここでは相手の心を読んだり、誘導する技術を『メンタリズム』

それらを活用する人々の事を『メンタリスト』と定義する。

さて、話を戻そう。

先ほども述べた通り、メンタリズムとは超能力ではない。

つまり、厳密に言うと、相手の心を読めるメンタリストは居ないと言える。

あくまで私は、メンタリズムは相手の心を予想する技術だと思っている。

例えば、仕草の観察。

行動心理学などを学んでいると、「腕を組んでいる人は、こちらに抵抗を示している」といった見解がみられる。

メンタリスト達はこのように、仕草から相手がどのような心理状態なのかを”予測”しているのだ。

しかし、何度も言っているように、決して『心を読んでいる』わけではなく、あくまで予測

例えば、「腕を組む」という仕草にも実はいろいろな意味がある。

真剣に考えている時も腕を組むだろうし、緊張して腕を組む人もいるわけだ。

その為、『腕を組む』という仕草を観察できても、100%相手の心理を読み解くことは難しいのだ。

仕草から得られる情報は、あくまで『予測』だということを理解しよう。

しかし、この『予測』の的中率を上げる方法はある。

それは、また違う機会に解説するとしよう。

メンタリズムとは、心を読む技術ではなく、心を予測する技術なのだ。

心を読んでいる様に見せるメンタリストの技術

メンタリストは心を読んでいる訳ではなく、相手の心を予測している。

それが、ここまでの話だった。

しかし、それだけでは説明がつかない事を、メンタリストがやっているのもまた事実。

例えば、メンタリストのDaiGo氏がよく行う、カラーボールを使ったパフォーマンス。

これは、相手が選んだカラーボールの色を当てるという物。

私が話す様に、メンタリストはあくまで心理を予測しているに過ぎないのであれば、なぜ相手が選んだカラーボールを当てる事が出来るのか。

これには、メンタリズムのもう一つのテクニックが潜んでいるのだ。

それが、『誘導』である。

違う記事で詳しく述べていくが、メンタリストは、相手を誘導する技術に長けている。

それこそ、心理学や暗示の技術を活用し、相手を誘導するのだ。

勘の良い人なら、ここまでの話で察しがついただろう。

つまり、相手の心を読んで、選んだボールの色を当てている訳ではない。

最初から”その色を選ぶ様に誘導しているのである。

後は、最初から自分が相手に選ばせていた色を言うだけで、心理を読んだかの如きパフォーマンスが完成する訳だ。

メンタリズムとは、心を誘導する技術でもあるのだ。

まとめ

メンタリズムと聴くと、心を読む技術だと思う人もいるだろう。

もちろん、それが不正解という訳ではない。

こちらの思惑がピタリとハマれば、心を読んでいるも同然の事なのだから。

しかし、だからと言って、メンタリズムを心を読む技術と言うのは、少し違う気がしている。

あくまで個人的な意見ではあるが。

『心が読めた』というのは、あくまで結果論に過ぎない。

メンタリズムを紐解くと、そこにあるのは、
心を予測する技術』と、『心を誘導する技術』なのである。

そして、技術である以上、これらのテクニックは誰でも身につける事が出来る。

これから、これらの技術について少しずつ解説していくことにする。

メンタリズムについては、一つのマガジンにまとめるので、フォローもして頂けると幸いだ。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?