自分にとって大切なこと

うーん　なんだろう、考えてしまった。何が自分に大切なことなのだろう？家族だろうか、社会人の自分にとって職場の同僚であろうか？はたまた、自由な時間だろうか？それともお金だろうか？どれも正しい気がする。

　今、70年を振り返り、自分にとって一番大切なものは思い出であり、経験である。過去様々な失敗もし、又成功もした、その経験は、誰にも指一本触れさせることは出来ないと言う自負がある。誰もそんなことに関心ないか？(笑い)・・・この経験は、ともすれば若い時は懐古の念になやまされたものだ。あーこんな事をしてしまった、あーこうすればよかった。としかし

　70年の年を超え思うにその懐古の念さえよい思い出になっている。と言うことは、人生無駄は何一つないと言うことだ。

　この経験が、自分を大きくしてくれた、かつてこの間亡くなった、野村克也さんが、野村語録の中で、こんな事をいっていた。「恥をかけ、恥をかかなければわからないこともある」と。今の世の中、傷つきたくない為に、愛を告白をしない若者も多い気がする。確かに振られたら恥だし、消え入りそうな気持ちもわかる。だが、勇気を持って語ったことは、必ず、何らかの実を結ぶ。

　家を持っておらず、借家住まいの時に、こんな話を聞いた。足しげくマイホームセンターに通うと自然にその縁に触れて、マイホームができるよと。それならばと、若い時、暇があればマイホームセンターに出掛けて家を見て歩いた思い出がある。

　そんな折今住んでいる土地に縁がつき家を建てる事が出来た。

　縁に触れるという事、これが大事なのかもしれない。そういえば、縁は異なもの味なものとか、縁に振り回されるとか、縁にまつわる諺は多い。

　人間にとって人と接することも縁だし、今の家内と出会ったのも縁だし、子供を授かったのも縁だし。世の中全て縁の集合で、出来ていると言っても過言でない。

 とすれば、良い縁に恵まれば、成長するし、悪い縁に接すれば、この世を拗ねて過ごす。この2極に分かれる。

　ある先輩が言った、「自分より優れた人、上の人と親しくなれ」と‼️

　至言である。今も自分の座右の銘としている。

結論、自分にとって大切なもの、それは縁だ。人との交流、自分にもっていないものを吸収すること。こんな醍醐味があるだろうか？勿論その人の悪い部分は、学ばす、良いところのみ吸収する。それが自分にとっての財産となる。縁により、自分が大きくなり、また次のステップに行けるものと、信じる。

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