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大事なことは何回も言う

日頃話していると、つい同じことを2回続けて言うときがあります。「これは、いいことを思いついた!」とか「これは重要なことだなー」とかそういうことを言ったときに、「あれ、思ったよりも反応が悪い。聞こえてないのかな」ということで、とりあえずもう一回言うんですが、すると「あ、二回言った」と言われる。大事なことは二回言う。

ということで、前にも書いたことがあるかと思いますが、今日は自己紹介的なことを書いてみようかと思います。

siro(株式会社 白)の代表

東京ではなく、神奈川県にあるsiroという会社をやっています。割と長いことフリーランスで過ごしたあと、法人成りしました。2015年からやってます。

siroは、クライアントの持つさまざまな課題を、デジタル技術を使って解決している会社です。

aboutを見るとこう書いてあります。こういうの書くの苦手なんですよね。「デジタル技術」とか日頃全く言葉としては考えてもないことなんですが、対外的に説明するならばこうか、ということで書いてます。

が、本音がちらっと出てるのがその後の言葉。

デジタル制御やインタラクティブといったアプローチを得意としていますが、体験する人の心地よさに深みを与えるアナログな質感を併せ持ったものづくりを目指しています。
デジタル技術はあくまでその裏方として、できるだけひっそりと使っていきたいという考えです。

割と本音としては、デジタルデジタルしたデジタルはあまり好きじゃなかったりします。ただ、プログラミングで制御するとか、プログラミングで生成するとか、ちょっとしたところにソフトウェア制御が入るとぐっと良くなるというのはずっと感じてることだし、自分の得意なのはそういう電気とかコンピュータとか使うところだったりします。でも、木とか紙とか、手触りの良いものが好きです。手触りの良いものに隠すように技術を使うのが最も好きです。

ちなみに、siroも徐々に人が増え、今は役員を除いて5名の従業員がいます。

もともとはメディア・アート

大学院は多摩美術大学で、メディア・アートを専攻していました。懐かしの当時の作品はこちら。

卒業したあと、MONGOOSE STUDIOというチームを作って活動してました。

デザインとアートの中間領域

MONGOOSE STUDIOの頃はいろいろわからないままやってるところがありましたが、アートの文脈ではうまく仕事にならないだろうと考えて、デザインの文脈に寄せていっていました。つまり、アートとデザインの中間領域です。当時はインタラクティブな展示物が流行ってるような感じもあったので、展示の仕事に発展していくことも多かったです。

六本木ヒルズでクリスマスのイベント時期にfuwapica(光る椅子)を納品したりとか。

こうしたグループでの活動は他にもKAPPESがあります。

iOSの仕事

もともと作品作るときは、Macでソフトを開発して基板とか設計して作品作るみたいなことをやってましたが、その流れでiOSも好きで、iOSアプリ開発をよくやってました。

上記のアプリは、吉村さんの構想をアプリに実装して展示するということで、アプリのデザインから実装まで一人でやりました。

UIは好きなんでデザインもやるときがあります。

ジェネラティブなのとか

プログラムでビジュアル作るのとかも興味があって、そういう仕事もたまにやります。これはタングラムの鴫原さんのディレクションのもと、実装は僕とひつじくんで。

テクニカルディレクター

テックを担うときに、規模が大きい仕事だとチームで対応する必要があります。そういうときには、デザイナーエンジニアが混ざったチームを作って、クライアントとのやり取りなどスムーズに進めていき、結果として最高の物を作りたいので、自分はチームをまとめる役割とかやります。主にテックチームを担当することが多いですね。デザインとかプランのこともわかるので、みんな楽しく仕事できるように調整する感じです。でもデバッグもします。デバッグは好き。

自分の代表プロジェクト

完全にプライベートワークですが、自分の代表プロジェクトになりました。

最新作はこの2つ(長女11月次女1月)。

で、何者なんですか

とよく言われます。なんかバランスを大事にしたいと思っていて、いろんなことをやってます。いろんなことをやってると、いろんなことがわかるので、色んな場面で役に立ったりします。割と便利なヤツだと思いますが、ひとクセあるよ、みたいな感じにしたいですね。こだわりは強いです。

最近

自己紹介しようとすると、「いろんなことができるんだよー」って言いたくなっちゃいます。でも一番のところは、やっぱり「何を作るかを考える」のが一番大事だと思ってます。アイデアとかプランとかそういうヤツですね。思想とかのところも大事です。

もともと一人で何でもやるということでやってきましたが、最近はスタッフもいるし、外部の連携メンバーもたくさんいます。自分よりも得意な人にチームに入ってもらって作れば、どんどんいいものが作れます。あの人とこの人を誘ってすげーの作れるんじゃないかとか、そういうプロデューサーっぽいことも結構好きです。そうなると、さらに何でも作れちゃう。

好み

クライアントワークとかで好みを聞かれることはまずないので、書いておきます。

アイデアを出すときは、「最小限の負荷で最大の効果が出るもの」を探したいです。アイデアというのは、そういうひっくり返すような力を出せることがあるので、それを目指します。

作る立場のときは、「見えないところまで一級のこだわり」で作りたいです。プログラムとか電子回路とか、「動けばいい」みたいな言葉をたまに聞きますが、それは言い訳でしょう。コードを読んでも淀みない感じにしたいものです。裏蓋を開けてケースの中を見ても、理路整然とぴしっと仕上げたいものです。見られもしない裏蓋でもちゃんとヤスリをかけて仕上げたいものです。

「時流に乗るよりも普遍的なものを作りたい」。絶対的な価値というのは本当にあるのかわかりませんが、目指すならばそこを狙いたいものです。

最近研究してること

高級というと語弊がありそうですが、上質なものを目指して行きたいという気持ちが強く、上質なものを構成するデジタルのあり方について考えています。

超上質なものってあると思います。例えば家具とかだと、いいものを探していくと木でできた立派な家具に行き着いたりします。最高の素材で最高のこだわりで作るわけですね。そういう上質で普遍性のある高級なモノたちの世界にも、徐々にテクノロジーが浸透してきてると思います。そういうときに、どうデジタルが貢献できるのかについて考えています。

技術が進歩するにつれて、結局人々は忙しくなって余裕がなくなっているという見方もできると思います。そういうことではなく、なにかしっとりとした時間の流れに気がつけるような、そういうものを作れないかと思ってます。

ということで、松山に興味がある人は是非声をかけてください。

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