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「考えること」を考える

最近は考える仕事がタスクとして多いので「考える」ということについても考える機会が多い。

アイデアを出す

アイデアというのは降りてくるとか、湧いてくるとかなんかそういうふうに表現される気がする。でも、アイデアはその人の経験や知識やなんかをもってして、ある種の記憶みたいなものが刺激されて出てくるように思う。

自分の思考を分析するといくつかのケースがあるように思う。

過去のアイデアを発掘する

日頃から考えるのが好きなので、アイデアというのは日々出している。無作為にアイデアを出すということはないので、基本的には以下の事がテーマで考えてる。

「見た人が魅力的に思うようなことはないか?」

これだ。例えば、水を使った作品など多く作ってるが、そういう作品は魅力的に見えがちだ。それは水の魅力を借りているからだと思う。それは同様に、様々なテクノロジーにも言える。テクノロジー自体が魅力を持っていたりするのだ。

でも、それだけじゃない。例えばストーリーが見えてくるとそのストーリーに気がついた時に、そのストーリーの性質として興味を引くような内容であれば「面白い」と思うことになると思う。

他にもある。あーなるほど。と目の前で起こっていることに気づきがあるとする。その気付きが1回だと対して面白くない。でも、2回、3回と階層的に「気づき」が用意されていると「面白い!」と思いがちだ。

こういう「面白いと思うこと」を日頃からストックする。つまり、それは観察からもやってくる。なにかを見た時に自分が「面白い」と感じたとする。それはなぜ面白いと感じたのかについて自己分析をしておくことで、面白いと感じる構造を記憶にとどめておくのだ。

記憶と経験の掛け合わせ

さもそれっぽく書いてしまったが、記憶と記憶の掛け合わせだったり、抽象化した構造と新たな素材との掛け合わせだったりする。組み合わせはいろいろある。

アイデアとアイデアの掛け合わせというほうがピンとくるかも知れない。単発のアイデアでは面白くなくても、掛け合わせることで上記で書いたような階層構造の複数の「気づき」を作り出せることがある。

構造化して言葉で考える

たいていアイデアを求められるときというのはお題があるのだ。要求事項というようなものから、方向性を示すようなことからいろいろなお題だ。

そのお題をクリアするものについて、傾向をねっていく。すると構造がみえてくることがある。攻略のヒントとも言える。

そういうヒントを紡いでいくことで、アイデアが誘発されることがある。記憶が引き出されると言ってもいいかも知れない。

関係のないことを考える

一見関係のないことにヒントがあることがある。だから違うことを考えるのも重要だ。例えば他の仕事をしてると思いつくことがあったりする。

先程の掛け合わせの応用かも知れない。また別のお題の構造化を試みる時に構造自体がヒントになることもある。

実は

いや、今じつはアイデアが出なくても困ってるのだ。だから、こうやって考えることを構造化することによって、なにかヒントが降りてこないか試してるのだ。

思い切って寝てみようと思う。夢でひらめくかも知れない。

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