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ものさしを変えるべき時

今日、富山のD'DAYSというイベントで山口周さんの講演を聞いた。ぐっと来る話で、なかでも自分の中で重要だったのがこれだ。

GDPで国をランキングするというものさしは、そろそろ捨てるべきだ

全く同意である。

幸せという状態について

これはかつて大昔にNHKの番組で井上陽水さんと柳美里さんが対談する形式の話で言っていたことだと記憶してる。ラジオ風の作りで、リスナーからの質問に答えるという形をとっていた。※記憶をもとに書いているので違うかもしれない。

Q :「幸せな老後」に向けて、今私はなにをしたらいいですか?

「幸せな老後」。幸せな「老後」
老後という言葉が言うのはとても長い期間、死ぬまでみたいなことだと思いますが、幸せというのはそういう長い時間に対して訪れるものではないと思う。幸せっていうのは、、今は牡蠣が美味しい季節です。私はカキフライがたべたい。きっとカキフライを食べると、「あ、おいしい、幸せだな」って思います。でも、毎日カキフライだと飽きちゃいます。今美味しい時期で、それを旬なときに食べる。幸せってそういうことだと思うんですよね。

自分自身においても「ものさし」を更新したい

かつて自分は、個人事業ということでフリーランスで仕事をしてきた。それが2015年に法人成りし、株式会社 白として仕事をしている。従業員も数名ながらいるし、フリーランスの頃と比べると何倍かの規模で仕事をしている。

この法人化をしたのは、「世間からの信用を上げる」というのを試すためだった。実際なにか信頼はアップし仕事も多くいただけるようになり、会社としての見え方も自分個人に対する見え方も良くなった感じはあります。

つまり、これはシンプルな話で「売上が右肩上がり、黒字を維持」ということです。会社の信用情報を取り扱う会社の人に聞いたので間違いありません。会社の評価は様々な項目ありますが、殆どは売上金額と黒字かどうかということを見るとのことです。

この「世間の信用」というのは、山口周さんの話の通り、GDP的判断によるものだと思います。多くの人はここで判断する。数字になってるせいもありますね。

と、こんなことに注目して数年やってきてるわけですが、そろそろここから脱却して本来的な価値の追求をするべきではないかと思いました。

お金ではない

ちょうどそんな中、植松努さんのブログにこんな記事が。

事例として紹介されている「微小重力状態を作り出せる実験装置を借金して作って、それを採算が合わないぐらい安く使えるようにしました」と言う話。借金して作って、それを採算が合わない形で運用するというのは、果たしてなんだろうかと思いましたが、結果が面白い。「沢山の、世界トップレベルの研究者が来てくれます。僕は、その人達と仲良くなれます。この素晴らしい知恵と経験と人脈は、
お金を払っても手に入らないのです。」

これめっちゃいいです。確かに自分が追求してる分野の世界のすごい人達と会って話ができるというのは最高に楽しいやつです。業界にも貢献できるしとても素晴らしい。

さてなにをするか

いろいろと価値観を更新するべきだというきっかけはもらいました。さて、どういう方向に舵をきるべきか。さてさて楽しい悩みです。

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