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好きなことで生活しなくてもいいのだ

アプリの収益が月500万いったら書こうと思ってた話。

アプリ作るのでもゲーム作るのでも何でもいいんですけど、好きなことがあるとするじゃないですか。
ただ、その好きなことで生活しなきゃいけないっていうのは違いますよね。

例えば僕はビリヤードが好きですけど、同じようにビリヤードが好きな人は沢山いるでしょう。
んで、ゴルフが好きな人とか釣りが好きな人もいるわけですよ。
そういう人全員がプロにならなきゃいけないってわけではないですよね。

問題は好きなことを好きなだけ出来るかどうかであって、そのことで生活出来るかどうかは別問題だと思います。

最近は聞かないんですけど、僕がアプリ作り始めた4〜5年前は聞いてたんですよ。一念発起して会社辞めて、個人開発者としてやってくみたいな話を。
んで、伝わってくるのは漏れなく失敗談なんですよね。もちろん成功事例も知ってますけど、ネットで話題になるのはいつも失敗談だったと記憶しています。

これも別にあれじゃないですか。「アプリ作るのが好き」ってだけなら「会社を辞める必要」はないわけですよね。
極端な話、仕事や投資を頑張って、毎日寝てても月100万の収入があったとしましょう。
この環境下で好きなだけアプリを作るのも十分幸せなんじゃないでしょうか。

極端なことを言ってるのは百も承知です。また「アプリ収益 = 拍手の数」って側面もありますからね。
生活出来る出来ないは別として、収益を求めることは正しい行為だと思います。
ただ、「好きなこと」と「好きなことで生活すること」は全然別物だと思うんですよ。これらを無理にリンクさせなくてもいいのではないでしょうか。

嫌いじゃない仕事をしながら、好きな趣味を満喫するっていうのも、それはそれは幸せな人生です。
いつからか「好きを仕事に」みたいな言葉が聞こえるようになったせいで、おかしな方向に進む人が増えたと思うんですよ。

一度しかない人生、

そんなに無理しなくてもいんじゃね?

って思います。

もっと肩の力を抜いて取り組んでもいいんじゃないでしょうか。

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ここまで書くとあれですよ。アプリで全然稼げない人の言い訳みたいじゃないですか。
だから月500万いくまでは書きたくなかったんですけど、最近近い数字になってきたので、書くことを決意しました。
正確にはあれですね。「月500万ペリカに近い数字になってきた」ので、書く決意をした次第ですw

えー、そもそもの話で、僕はずっと好きなことで生活してきました。
具体的にはビルの窓拭きですね。

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こんなやつです。

16歳のときにバイトで始めてハマって、それで20歳で独立して自分の会社を立ち上げて、今日までやってきています。
さすがに今は大好きって感じじゃないですよ。加齢とともにアプリ開発やらビリヤードに心は移ってますけど、死ぬほど夢中になってたのは確かです。

んで、10代の頃は会社でアルバイトしてたわけですけど、やっぱり休みがあるわけですよ。当たり前っちゃ当たり前ですけど、最低でも週1日くらいは休みがあります。
これが嫌でたまらなかったんですよね。なんせ僕は窓拭きが大好きだったんで、休みとか入れてほしくないんですよ。でも現場がなかったり天気が悪かったりで、どうしても休みは発生してしまうわけです。

会社の社長には休みを入れないでくれって告げてたし、何なら明日休みって言われると軽くキレてた過去があるんですけど、そんなときに思い付いたんですよ。「そうだ、他の会社にバイトしに行けばいいんだ」って。
自分の会社に仕事がないなら、他の会社で働けば、万事解決じゃないですか。
ただ問題は、いきなり明日働かせてくれが通用しないってことですね。

その会社に在籍してるならともかく、よその会社のやつが「明日働かせてよー」って言ってきても、「いいよいいよー」とはなりにくいでしょう。
そこで思ったんですよ。「そうだ、無料にすればいいんだ」って。

「明日仕事あります?タダでいいんで働かせてください」なんて言えば、仕事はいくらでもあるわけです。
僕は窓拭き出来てハッピー。むこうもタダでハッピー。両者両徳じゃないですか。
そんなわけで、10代の頃は毎日窓拭きしてたし、会社が休みの日は、よその会社に無料で手伝いに行っておりました。

まあ無料でって言っても、さすがに酒の一杯くらいはご馳走になってましたよ。
そんなこんなで、あちこちの会社でお世話になるようになり、それが独立に繋がることになるんですけど、その話はいいんです。
問題は「好きなことが毎日出来るなら無料でよかった」ってことですね。

だからアプリ作り始めた頃から思ってたんですよ。これはめちゃくちゃ楽しいし、1人遊びとしても理想形に近いけど、これで生活しなきゃいけないわけじゃないよな、と。

まあ好きで毎日やってたら、勝手に生活費くらい稼げちゃうのが7割ですよ。
5年かかるか10年かかるか、はたまた20年かかるか分かりませんけど、多分きっとメイビー、気付けば仕事になってるでしょう。7割くらいの確率で。

だから、別に無理しなくていいんですよ。自分の「好きなこと」と「生活するための手段」は別物でいいですからね。むしろ別々になるのが普通だと思っています。

肩の力を抜きましょう。

自然体が一番。

P.S.
当たり前ですが、これはチャレンジしないでいいって話ではございません。むしろ僕はチャレンジ大好きですからね。それが無謀であれば無謀であるほど好きです。

仮にここにAさんがいたとしましょう。
Aさんは超優秀なビジネスマン。もう自分はほとんど動かなくても年収5千万くらいあります。
そんなAさんはビリヤード大好きだし、もう朝から晩までビリヤード三昧。さらにはビリヤードテーブルを家にも置いたりして、それはそれは楽しい生活を送っておりました。

んで、そんなAさんと対極のBさんがいたとしましょう。
月の給料は手取りで25万。仕事も夜遅くまでしてるので、ビリヤードする時間もロクにありません。
さすがに週末はプレイ出来るのですが、軽い疲労感は否めない。

しかしBさん、思い切ってプロになることを決意。このまま歳とっていくくらいなら、好きなビリヤードに賭けてみたいって気持ちになったんです。

あくまでも仮の話ですが、僕はこういう人好きですよ。身近にいたら盛大に応援するでしょうね。

「ホーリーくん、俺、プロになろうと思う。実力が足りないことは承知の上だし、歳も30だ。無謀かな?周りから見たら馬鹿げた行為かな?」

「いやいける。結果は分からない。でもそれは熱いよ。周りの人は馬鹿にするかもしれない。でも俺だけは味方でいるよ。熱い。最高だよ」

なんて感じになるかと思います。

Aさんみたいな生活も最高ですが、熱いのはBさんでしょう。僕が好きなのはこっちですね。

P.S.2
「好きなことが毎日出来るなら無料でよかった」なんて発言をしましたけど、これはあくまでも「受け手側が言うことだから成り立つ」わけです。
お金を支払う側が言っていいことではありませんからね。当たり前ですけど。
もらうほうが無料でいいって言ってるからOKであって、支払う方が「好きなことなんだから無料でいいでしょ」なんて言ってはいけない。それは時代が時代なら死刑になってもおかしくない暴言ですよ。ザ・やりがい搾取ってやつですな。

やりがい搾取はダメ。絶対。

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