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0ヵ月から3か月までの振り返り    ~具体的なこと~

1.出産後は、助けてと言えない人もいる。
(具体的な助けてほしいことが、状況により変わるのでタイミングを失う)

 出産前は、おなかの中にいる赤ちゃんが生きているのかという不安から産院に相談ができていたので、産まれてからも相談していけると思っていた。
 実際は、産後は産院から遠い実家に行くために相談者を見つけられずに過ごすことになった。唯一、助けられたと思ったのは退院後1週間後に産院から電話での確認があり、そこで質問を何点かしたことでその後の対応ができた。
 退院指導で助産師さんからは「相談してくださいね。」と言ってもらえたけれど、敷居が高いと感じ、相談場所としては優先順位が一番低くなり、赤ちゃんの体調や具合の悪さ以外の相談はできなかった。
 これは、出産・育児だけでなく、治療や終末期の医療にも通じるものがあると感じ、自分自身の今後の仕事にも役立てられると感じた。

2.産後の体調不良が、正常なのか異常なのかわからない。
(体温調整や思考力の低下など、出産前と違うことが多すぎて不安だが相談できる場所がなく、やり過ごすことで精いっぱいだった)

 1.にも通じることであるが、産後の自分の体調変化について疑問に思ったことがあったが、経過をみていくしかなかった。
 例えば、退院後2週間目の夜間に悪寒戦慄(寒気)が強くなったため母を呼び、布団を数枚かけてもらい、その日限りで症状はなくなった。
 急激な腹痛が起こり、帝王切開後の傷の痛みだと思って傷を確認したり・・・。この時は、感染徴候といわれる症状が何もないので、経過を看て過ごせたが、日々のちょっとしたことが心配になるんだと思った。
 ただ、自分が医療者の立場だったら「安心して育児をするために、相談してほしい。」と思うだろうとも感じ、どうしたら患者とその家族が相談しやすい環境を提供できるのだろうと、考えることができた。
 退院後の電話連絡や、はがきでの確認作業(返信してもらい、返信がなければ電話連絡をする)をすることなど、医療者の関わりを増やすことも組み込んでいくことで可能なのではないかと、これからの相談・支援方法の課題を見つけることができた。

3.家事代行サービスを入れれる準備をしておけばよかった。
(親は高齢、夫は仕事を理由に週末のみ家事をすることから譲らないという場合、家事代行サービスを週1回から2回入れることでもう少し休めたとおもった)

 1ヵ月健診後は、自宅で子供と犬と生活を始めることにした。自宅では、内祝いの準備や感謝状の作成、育児日記や写真整理をすることで時間が経っていった。
 毎日、バスタオル・フェイスタオル・子どもの服・ガーゼを洗濯して干すことで終了していった。洗濯物を干す時間が子供と一瞬でも離れることが、気づかないうちにストレスになっていたことを感じた。
 肝心の夫から子が生まれる前は『休日しか洗濯はしないって決めているの』と意味がわからないことを言われ、洗濯する内容も自分の制服のみだったときに愕然とした。
 子供が生まれてから、私は夫には求めることをさらに辞めた。その代わりに、自分が一人でも子供を育てながら仕事をできる環境を整えることに専念をしたことで、部屋はきれいになり、自分の気持ちも整い、余裕を持てるようになった。
 その余裕から夫に向き合うことができ、こっちも譲歩しながらやってもらえることを話したところ、コミュニケーションが復活した。
 振り返ると、子供のことは私は自分で見ていきたい。だから、それ以外のことをお願いできる人を見つけておくことは大事なんだと思い、次回の時までに家事代行サービスを実際に使ってみたいと思う。
 
4.買い物はほしいものを買えないので、宅配を登録しておいたのでよかった。子供服は、産前に購入しておくとよかった。
(産後に入院する場合もあり、入院準備をしておくためにも臨時で買い物ができる環境を整えることが必要だった)

 仕事をしながらの産後の準備ができていなかったことを痛感した。
 例えば、子供服やおくるみ、哺乳瓶に消毒物品、新生児を寝かせるスペースの確保やそのためのグッズなど、産まれてから準備したくても外出へ行けないのでとてもストレスとなっていた。
 産後は実家に帰ったので、さらに親へ気を遣うこともあり、現金を渡して買い物をお願いすることもできたが、あいにくカード決済中心にしていたこともあって、現金を渡して購入を依頼するということも考えが及ばないくらい疲弊していたと、今は感じている。
 
 母がすべてサポートをしてくれたので、私は恵まれたと思う反面、二人目ができた時は実家には帰れないという気持ちから、自宅での生活を想定して物品をそろえなくてはと考えている。

 宅配に関しては、便利だったが、注文をしても午後または翌日以降の配達をしてくれるが、子供が体調不良で急遽、病院に行く場合に調整をすることが難しいこともあり、なかなか生鮮食品を楽しむということはできないのだと痛感した。
 野菜や果物、生クリーム系のケーキが食べたいという欲求が増強しており、産後5ヵ月で外出ができるようになるとケーキやパン、野菜や果物を中心に買い物をして、欲求を満たす食べ方をこの年齢にしてしまった。
 
 通販サイトでは、キャミソールを購入したが授乳パッドを当ててもずれるというものもあり、店舗で購入することが一番だと感じた。
 ベビー服や肌着は、自宅から車や電車で行かなければ売っていないことも帰宅してから感じており、ネット通販を利用していきたいと思ったが不安もあったので、数える程度しかいまだに行くことができていない。

 1~4は、自分が体験したことでわかったことだ。
 私の場合は、環境は恵まれているためこの程度で済んだと思っている。
 もしも、母がいなければ・・・もしも夫がいなければ・・・もしも、上の子がいたら・・・もしも・・・“if”がたくさんあれば、困りごとも違うはず・・・。
 そう思って、今後の妊産婦さんを見かけたら手伝えるところは手伝っていきたいと思った。ようやく、お互い様の気持ちを思い出すことができた。

 皆さんも、困ったことや助けてもらえてよかったことなどあれば、共有してください。

 
 


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