見出し画像

ZARD/坂井泉水から考える「少年の瞳を持った大人」になる方法

どーも、ゲッティです!
精神的にまだまだ未熟だなーと思うことが多々あります。いい意味で子どもっぽさを持てたらいいんですが、見た目は大人、中身は5歳児の逆コナン君になることがあります笑
大人になるってなんだろう…。そう考えることがありますが、今回はZARD/坂井泉水さんの詞から大人について考えてみました。

自分の考えが必ずしも正しいとは思いませんし、押し付けるつもりもありません。あくまでも、自分はこうなんじゃないかという考えです!皆さんも各々の感じ方を大切にしていただけたらと思います(^^)/

「大人」を複数の曲から考える

いつもは一曲を自分なりに深堀してるんですが、今回は「大人」という詞が使われている複数の曲から、坂井さんは「大人になる」ということをどのように捉えていたのか考えてみました。
まだまだ知らない曲もいっぱいあるので、全部は調べきれませんでした。
「あの曲入ってねーぞ!」と思われた方、ご容赦ください。

「大人」に限らず、曲を聞いていて「このフレーズどこか別の曲で聞いたな」と思って調べてみると、「あ!この曲でも似たような意味で使われてる!」と気づくことがあって楽しいです。
曲をまたいで、坂井さんがどんな想い、「こころ」を残したかったのか皆さんも考えてみると楽しいですよ(^^)/

さて、自分なりに考えてみて、坂井さんが思う「大人」は2種類あると考えました。よかったら読んでいただけると嬉しいです!

その1:ウソをつくこと

さて、まず一つ目はこちら。「ウソをつくこと」ですね。

ひとつ大人になると ひとつ嘘が増えていく

『Last Good-bye』(作詞:坂井泉水 作曲:多々納好夫)

夢を捨てるのが大人なら 大人になんかなりたくない

『愛が見えない』(作詞:坂井泉水 作曲:小澤正澄)

少年というか、若い頃は自分の夢を信じて日々を過ごしてたと思うんですよね。学校でも「将来の夢は?」と聞かれ「ヒーロー!」、「お姫様!」、「お花屋さん!」、「サッカー選手!」などなど、皆さん夢を語った経験があると思います。それがだんだん現実が見えるようになってきて、周りからも色々言われるようになり、いつしか「まぁどうせなれないよな」、「堅実に生きていくか」など気持ちが移り変わっていったこと、あると思います。

いつしか自分の気持ちに対してウソをつかなくてはいけない、つまり、自分の本音に蓋をして、建前を使い分けるようになる。「本当は嫌だけど、嫌われたくないからやるか…」、「挑戦したいけど、上手くいかないかも…」。

自分で納得して「やるだけやったけど、俺には無理だな!別の方法を探そう!」とか「こっちの方が自分に向いてるから夢を変えよう」と前向きに変化できたり、現実から逃げずに向き合うことができたらいいんですが、なかなか現実はうまくいかないですよね…。

もちろん誰もが自分の欲望に忠実に制約なく生きたらトラブルが多発すると思います。自分自身にウソをつくことが0になることはないかもしれませんが、増えれば増えるだけしんどくなりますよね。自分自身の声や夢に背いて生きていく、それを表現したのではないかと思いました。

似たような意味では

大人のふりしても 魅かれてく

『Dangerous Tonight』(作詞:坂井泉水 作曲:栗林誠一郎)

大人のふりをする=自分の気持ちにウソをつく。本当は好きだけど、興味ないふりしてる、それでも自分の気持ちにウソをつけず魅かれていってしまう?

二年前のままだったら うまくつき合えたわ
月日が私を大人にした Stray Love

『Stray Love』(作詞:坂井泉水 作曲:川島だりあ)

二年前は正直に気持ちを伝えられた。いつしか大人になり、ウソをつくようになってしまい、本音が伝わらなくなる。→うまくいかなくなった。

自分が実際にこれらの曲を聞いて、「本音と建て前を使い分ける」→「自分の気持ちにウソをつく」→「大人になる」と考えました。

「少年」

もう一種類の大人に行く前に、「大人」の逆、「少年」という詞も調べてみました!

いつも輝いていたね 少年のまま
瞳は My Friend

『マイ フレンド』(作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎)

Ready,Go 眩しいね
見つめる瞳は少年のよう

『Ready,Go!』(作詞:坂井泉水 作曲:川島だりあ)

ああ季節(とき)はすべてを変えてしまう
少年の瞳を ずっと忘れないでね

『不思議ね…』(作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎)

坂井さんは少年という詞を瞳とセットで使うことが多いなと感じました。
「目は口ほどにものを言う」と言いますから、坂井さんは口からでた言葉ではなく、目をみて本音かどうかを判断していたのかなーなんて考えました

Boy いつでも大好きな笑顔を見せて
都会の小さな彼は まるでsoldier

『Boy』(作詞:坂井泉水 作曲:栗林誠一郎)

文字通り、Boy=少年が都会では兵士のように見えてしまう。自分に素直だった時の笑顔を見せてほしいという気持ちでしょうか…

星のかがやきよ ずっと僕らを照らして
失くしたくない少年の日の夢よ

『星のかがやきよ』(作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果)

坂井さんは『星のかがやきよ』について

変わることが普遍的だけれども、人に揉まれて、社会を知っても
"純粋な気持ち"は覚えてて欲しいという、ややエゴでもある願いです。

『What a Rare Issue!』

と述べています。この言葉にあるように、濁りのない純粋な気持ちを持ち続けて、成長していってほしいと願っていたんですね。その様子が瞳に出る…。いいですね!

さて、もう一種類の大人についてご紹介いたします。

その2:人を愛することができること

もう一種類は「人を愛することができること」だと考えました。

そう あせらずに そう 急がずに 大人になりたい(1番)
そう あせらずに そう 急がずに 愛したいの(2番)

『Forever you』(作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎)

そんな不器用な あなたが愛しくて
淋しくても つい私は大人になってしまうの

『約束のない恋』(作詞:坂井泉水 作曲:栗林誠一郎)

『Forever you』は「大人になりたい」と「愛したいの」がつながっているのではないかと考えました。
また、『約束のない恋』は愛おしさのあまり、自分が淋しくて「愛されたい
」という気持ちがあっても、ついつい「大人になってしまう」=「愛してしまう」ということなのではないかなと思いました。

孤独な時間抱きしめて 人は大人になるから

『あの微笑みを忘れないで』(作詞:坂井泉水 作曲:川島だりあ)

孤独な時間を抱きしめる=孤独な時間と向き合うととらえました!僕は孤独と向き合うことは「自分と向き合うこと」になると考えてます。

「自分が好きな事ってなんだろう」
「自分が今後したいことって何かな」
「何でこれが辛いと思ったんだろう」

そういうことを考えていくうちに、自分一人ではできないことに気づいたり、友人や家族と過ごした時間を思い出したり…

「ああ、自分は今まで周りに支えられてきたんだな」

そう気が付いたときに周りへの感謝と恋愛だけでなく、広い意味での愛を感じるのではないでしょうか?

「自分も今まで支えられてきた分、人に返していこう、愛していこう」

そう思うから孤独な時間を抱きしめて、人は周りの愛に気づいて返そうとする=「大人になる」ということなのかなと思いました。

少年の瞳を持った大人

「ウソをつくこと」、「人を愛することができること」この考えが絶対とも思いませんし、他にももっといい表現の仕方や深堀をすることで気が付くこともあると思います。ただ、今回はこの2つだと仮定したとき、「ウソをつくこと」よりも「人を愛することができること」で大人になりたいなと思いました!

さらに、ただの大人じゃない、坂井さんがよく表現する少年の瞳を持った大人になりたいです!少年の瞳を持った大人とは、「自分に正直な気持ちを持ちながら、人を愛することができること」だと思います。

夢に全力でなりふり構わず自分の気持ちをストレートにぶつけても、相手のことを想えなければ、それはただの少年です。見た目は大人でも、精神が見た目に追いつかない。かといって、たくさん自分や他人にウソもつきたくない…。

坂井さんが『星のかがやきよ』について語っているように、「純粋な気持ちを忘れないこと」。これをしたうえで人を愛せたら最高ですね!今の自分にとっては正直中々にハードルが高いです。お恥ずかしながら、人を愛することがいまいちよくわかっていないので…。

ただ、『Forever you』で坂井さんが歌っているように、焦らずに、急がずに、一歩一歩大人の階段をのぼっていこうと思います。

疑問:『眠れない夜を抱いて』

「大人」という詞を調べていたとき、この歌の詞がずっと疑問だったんですよね。

もしもあの時 少し大人になってたら
サヨナラ言えなかった

『眠れない夜を抱いて』(作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎)

これ、自分の考えに当てはめるとどっちだ?
ZARDのコンセプトは「平成を生きる昭和の女」だから大人になった方がサヨナラ言えるんじゃないか…?

しっくりこなかったんで、SNSでフォロワーさんに聞いてみたら素敵な答えが返ってきました(^^)/

大人になると心に余裕ができて相手を思えるから、逆にサヨナラが言えない

子どもなら素直に「サヨナラ」言えるけど、大人になるといろんな事情、しがらみがあって簡単に「サヨナラ」で終わらせられない

大人になると色々考えることが増えてしまう

「サヨナラ」という意味の言葉を回りくどく言ってしまう

「サヨナラ」は完全に関係を終わらせるという意味で使いたいが、色々と考えることがあるせいで、完全に終わらせることができない

皆さんいろんな考え方をお持ちで、聞いているだけで本当に面白いなと感じました!どの捉え方、感じ方も正解でしょうし、ご自身の感性を大切にしていただきたいです。リプをくださった皆様、ありがとうございました(^^)/

色々聞いてみた上で、「ウソをつくこと」という意味での大人になったら「サヨナラ」が言えなくなるのかなーと思いました。
坂井さんが本当はどう思ってこの詞を書かれたのかは、人生を全うした後の楽しみとしてとっておきましょう。

終わりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
何度も申し上げてくどいと思われるかもしれませんが、自分の考えが正しいと押し付けるつもりはないですし、皆さんのご自身の感じ方を大切にしていただけたらと思います(^^♪

よかったら、どんな感じ方、捉え方をされているのか教えていただけたら、さらに嬉しいです!どういう背景を考えたらそう捉えられるのか、たとえ反対意見でも大歓迎です!(批判はメンタルにくるので遠慮していただけたら幸いです笑)

皆さんもZARDを聞くとき、ふと気になった詞があったら考えてみていただきたいですし、逆に自分の悩みから歌の中に何かヒントがないか探してみるのも楽しいと思います。

まだ2曲しかありませんが、1曲1曲のレビューも書いてますので、よかったら読んでいただけますと嬉しいです!

揺れる想い

Today is another day



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?