「今を生きよう/楽しもう」と言うけれど…
どーも、ゲッティです!
今回は自分が心につい学ぶためによく参考にさせていただいている早稲田大学教授、加藤諦三先生の本から学んだこと、感じたことをアウトプットします。
『どんなことからも立ち直れる人 逆境をはね返す力「レジリエンス」の獲得法』
今回自分がアウトプットしたい本は『どんなことからも立ち直れる人 逆境をはね返す力「レジリエンス」の獲得法』(PHP新書)です。
皆さんレジリエンスという言葉を聞いたことはありますか?
レジリエンスとは、辛い境遇に直面した際に「前向きに生きていける人」と「落ち込んでしまう人」、この差を分ける能力のことです。
今回僕が紹介したいのは、レジリエンスではありません!
レジリエンスの身につけ方や事例は本に書かれているので、興味がある方はぜひご一読ください。Kindle Unlimited対象です。
今を生きるとは
よく「今を生きよう」とか「今を楽しもう」とか言いませんか?
皆さん頭では理解出来てると思います。文字通り「今この瞬間を大切にする」ということですね。
この本を読んで自分が衝撃を受けた部分を紹介します。
「心が過去にある」と言われてピンと来ますでしょうか?
例えば友人との食事。その友人とは仲が良く、フランクに関われる関係です。しかし、幼少期に食事の際に両親から厳しく躾をされた過去があるとします。いつも怒られながら食事をしていたため、無意識のうちに怒られるのを避けるために、食事の際はあまり話さなくなってしまいました。
食べ物も美味しいし、友人と過ごすのも楽しい。しかし、過去の怒られた経験から食事の際には楽しく話せない。友人がマナーがなってないと怒ってくることはないのに、過去の経験に囚われて食事中に笑えない。今が楽しいはずなのに…。
これが「心が過去にある」ということですね。心が今にあれば、友達が怒らないことがわかれば、過去の嫌なことは気にせず楽しく話せると思うんですよね。
他にも『親から「私は我慢してるのに、あんたは楽しそうで良いね」と言われてしまい、楽しい出来事があっても感情を大きく出せない』、『楽しんでるアピールをめちゃめちゃするけど、小中学生の時に「暗いやつ」と言われ続けてハブられてしまった。昔のように嫌われたくないという気持ちから予定をたくさん入れている』などなど…。
加藤諦三先生の本によく出てきますが、人間は意識してることではなく、無意識に支配されて物事を決めていると言われています。
「なんか楽しいことしてても全力で楽しめないな」
「ちょっと罪悪感あるな」
「楽しかったけど、なんか終わった後精神的に疲れることあるな」
自分もそうでしたが、そう感じたことがある方は何かしらの無意識に支配されているかもしれませんね。
「今を生きよう/楽しもう」と言っても、実は心が過去に取り残されたままの人がいるのは事実です。過去にあった出来事から学習してしまった感情で反応するのではなく、今の刺激に対して今ここにいる自分の感情で反応する。難しいですが、「なんで全力で楽しめないのか」と考えると自分の生きづらさを解決するヒントが見つかるかもしれません。
友人と一緒に過ごしてても、何か全力で楽しめていない様子が伺えたら、「つれないヤツだなー」と思うのではなく、「心が過去にあるかもしれない」と思いやりをもって寄り添っていきたいですね!
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