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#6 出口でしっかり鳴らす~口元エクササイズ編~


・口元の脱力エクササイズ

#4の表情編では顔の表面のエクササイズ

#5 口の中の空洞を作るため「あくび」のエクササイズでしたね

今回は空洞の次に大切な口元の脱力の方法を何個かお伝えします。
声を響かせたり音程を定めるために発声するために とても大切ですが、歌詞などをしっかり明瞭に発音するためにも唇や舌の脱力は大切になります。

・リップロール

唇を閉じた状態で空気を吐き出して、唇をブルブルと震わせながら行います。

・まずは、唇を軽く閉じます。(脱力)
・空気を吐きますと唇がブルブルします。
・自分のやり易い音程で出します
・裏声でやってみます。
・自分の感覚で高低差を加える(「ブゥ~」と言うつもりで)
・きちんとドレミファソファミレドの音階を作ってみましょう。

日本人は、表情筋の筋力が弱く、唇のまわりが硬直している場合があるので、苦手な方は唇の両端に指を当てて補助してあげると やり易くなります。

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指の位置をゆっくり上下させて 一番唇がロールするポイントを探して下さい。
最終的に、手を添えなくてもリップロールができるよう頑張りましょう。


・巻き舌 タングロール(タングトリル)  

巻き舌です。「r」です。
巻き舌が出来ない方は
まずは「ルールルルルー」と北の国からでやっていたように北キツネを呼んでみましょう。

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うまくキタキツネが呼べましたら、
次は頭の重みを借りて
首を下げると同時に息を吐くように「ゥる」っと言ってみましょう。
少しずつ舌の力が抜けて細かい「r」が作りやすくなります

首を痛めないように、注意して連続でやってみましょう。

・巻き舌が連続で出来るようになったら。

・連続で出来る方は高低差をつけてみましょう
・裏声でもできるようにしましょう。
・きちんとドレミファソファミレドの音階を作ってみる。

をやってみましょう。


ロールリップとタングトリルの実践動画 はこちら

・舌だし(舌の体操)

これは前段階での準備練習はいらないですが、とても大切なエクササイズです。

・舌を思い切り出して10秒数えたら引っ込めます。(続けて数回やりましょう)
・口の両端をなめるように左右に動かします。(ぺこちゃん)
・鼻の下、顎の先と触るように上下に動かします。

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舌の付け根を鍛える事で
高齢者さんに多い「誤嚥」を防ぐとこもできます。
食物などが、なんらかの理由で、誤って喉頭と気管に入ってしまう状態を誤嚥(ごえん)と呼びます。誤嚥は肺炎の原因ともいわれる恐ろしいものです。

高齢者さん向けの音楽療法的なエクササイズはまた別の機会にお話し したいと思います!


#ゆたかさって何だろう
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