アメリカ飯は、まずくない!とわたしは言いたい
わたしはアメリカに住んでいます。今年で8年目です。
さて、アメリカの食事というと、みなさんは何を思い浮かべますか?チーズバーガーですよね?
そうくると思ったので、今日はアメリカのバーガーについて書いてみます。早速いきましょう。
1 Super Duper Burgers
アメリカに来てから、バーガーは年に30回は食べているだろうから、これまでに200回ほど食べてきたことになります。コレステロール値が悪化するはずです。
わたしが最初に渡った先は、アメリカ西海岸でした。カリフォルニア州のサンフランシスコ。この地に越して間もなく、わたしはアメリカのチーズバーガーの洗礼を受けました。
アパートから歩いてすぐのところに、どの店に入っても外れなく美味しいという、奇跡的なストリートがありました。ある日、そのストリートにできた新しいバーガーのお店に入ってみたのです。もうびっくり。
チーズバーガーといえば、日本のマクドナルドしか知らなかったわたしには、とにかく衝撃のクオリティでした。アメリカ人ってこんな美味しいバーガーを食べているのか!知らなかった!
なにが違うって肉が美味しいのです。やっぱりバーガーは肉が命です。一口めからじゅわっとあふれる肉汁、そこにとろけたチーズの濃厚さと、シャキシャキした野菜のみずみずしさが重なり合います。それぞれが別々に主張しているけどキッチリ調和している。
このお店は、とにかく素材にこだわっています。牛肉ミンチは毎日挽いて冷凍保存はしない。野菜も、地元産の新鮮なものを仕入れて使っています。そのこだわりを後で知って、わたしは大いに納得しました。きちんと味に反映されている。
2 In-N-Out Burger
同じく西海岸からもう一つ。In-N-Outです。「N」は「and」と読みます。現地風にいうと、イネナウって感じです。
去年75周年を迎えた老舗のバーガーチェーン。西海岸を中心に、コロラドやテキサスなどを含むアメリカ西側で展開しています。わたしがいま住んでいる東海岸には、残念ながら店舗がありません。
チェーン店でありながら、完成度の高いバーガーが売りです。手軽なのに、一つ一つの素材がきちんとしているのがいい。セレブも通っているという情報もあります。
3 Five Guys
最後は東海岸から。Five Guys。ワシントンDCエリアから始まり、今や全国展開する人気バーガーチェーンです。わたしの住む地域では、チーズバーガーといえば、子どもでもFive guysと答えます。
この店も素材へのこだわりを持っています。冷凍肉は一切使わず、店舗にも冷凍庫は置いていないとか。また、バーガーを作る際に使用する油は、すべてピーナッツ油が使われています。理由は、さくっと軽い食感と、ナッツの香ばしい風味が出せること。確かにポテトフライのサクサク感は、ほかのバーガー店と比べて際立っているように感じます。
レタス、トマト、マヨネーズなどのトッピングは自由に選べます。わたしはいつも「全部入れ(all the way)」。
待ち時間につまめるように、店内には必ずピーナッツが段ボールにどさっと入っています。好きなだけとって、勝手にどうぞというスタイル。けちけちしていないところが好きです。
ちなみに、製造過程で肉を冷凍しないことは、アメリカのバーガー業界では当たり前になりつつあります。アメリカ人はバーガーをよく食べるし、消費者の期待値が高いため、製造側もたゆまぬ努力が求められていることが窺えます。
おわりに
「あれ、Shake Shackは?」と思った方、アナタはバーガー通です。書こうかとも思いましたが、もう日本に進出しているからいいかと思って省きました。
それにしても、アメリカの飯はまずい、などと言う人をたまに見かけます。まあ、うまいかまずいかは主観に基づくものなので、その方はそう思うのだなと受け止めています。
でも、そういう人はアメリカでチーズバーガーを食べたことがないんじゃないかとわたしは踏んでいます。どうせ美味しくないから、といって和食の店に行ってしまうような人ではないかしら。
もし、アメリカに来る機会があれば、滞在中に一度はチーズバーガーを食べてみてください。せっかく来たのにチーズバーガー?などと思わずに、騙されたと思って。この国の得意料理中の得意料理です。どんなに米が恋しくなっても、間違っても寿司なんぞを食べてはいけません。(あ、言い過ぎました。わたしは1か月に1回くらいは寿司を食べています。)
ここまで書いておいてこんなことを言うのもなんですが、読んでくださったみなさんに、舌が洗練されていない、味オンチだと思われていないか、ちょっと心配です。
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