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岡本太郎著 日本の伝統

文章が実に力強い、縄文土器、光琳、借景、庭などなど、今、日本での常識がこの一連の論文で確立されたと聞いている

縄文土器の迫力と云うけれど、火炎と云うよりむしろ、怒涛の波を表現したものという説明がすんなり理解した出来る気がする

敗戦後の西欧コンプレックスは、過ぎ去ってみると、どう感じていたのか、全く想像も出来ないのだ

たった70〜80年金前だ、さっぱり分からない、この岡本太郎の説明が常識カすると、また、なんの感動もないのだ

いかに歴史とは、まあいい加減なものかってことだ、この太郎さんの文章は、迫力があって、また、ひらがなが結構使われている

司馬遼太郎さんが全盛期?だったか、文春で読んだことがあった、あの美文というか、あざとい感じがして、読むのを辞めたことがあった

岡本綺堂、海音寺潮五郎、山岡荘八、藤澤周平、吉川英治の方が良かった

司馬遼太郎さんは、あの文章の罪がある気がしてならない、何か時代のイメージを作ってしまった、戦前の日本が書かれていないのは、あまりに明治を綺麗に描いていて、そこから脱却できずにいるのでは無いだろか

時代を作ってしまった、岡本太郎、司馬遼太郎、功罪を誰か教えてくれまいか

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