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『セマンティックエラー』めっちゃよいですって話

韓国BLドラマ『セマンティックエラー』

つい最近、新しい韓国のBLドラマを観ました!
『セマンティックエラー』

これ2022年の作品なんですね、割かし最近。
で、その通り割と新しい作品だったんで、U-NEXTでも見放題作品になっていなくて、
1話30分なのに330円とかだしで、かねてよりチェックはしていたものの、
当初は全然観る気なかったんですよね。

パッとサムネイルだけ見た感じでは、
特別メインキャストさんのビジュアルも好みじゃなさそうだしな~と。
(あくまでも個人の好みね)

タイトルも何だかあんまり惹かれなくて。
エラーは置いておいたとして、“セマンティック”ってなんぞや?と調べてみたものの、
“意味論”“意味的な”等々出てきて、はて…?となってたんですが、
どうやら“セマンティックエラー”で、ひとつのIT用語らしい。

文法的には間違っていないけれど、言葉の意味が違うとかで
はじき出されてしまうエラーのことをいうよう。


で、タイトルの響き的にもなんか微妙だなぁと思っていて、
観始める気は全然なかったんですけど、
ほかに観るものもないしで、唐突に深夜に観始め、
1話30分と短いとはいえ、そっから一気に5話ぐらいまで立て続けに観てしまいました。
(でも、元より★評価は高かったです💫)

で、翌日に続きの3話ぐらいを観て、視聴完了しました。

結論からいうと(この時点ですでに“結論”でも何でもないけれど)、
とってもよかった!
★評価高いのもとても頷ける……。

韓国のBL小説が原作らしく、アニメ化・漫画化までされてるらしいけれど、
ストーリーというか、設定とかも面白い感じになっているので、
それも頷けるな~という感じ。

あと一個一個の細かい演出というか、
契機となるエピソードとかも魅力的だなぁと思ったので、
そこまで原作小説から細かく拾ってるんだとしたら、
本当に原作がよい作品なんだなぁと思いました。


キャラ設定自体が割と新鮮かも

鉄板ベタな感じに、超マジメなオタクくん?というか、
(オタクでもないし陰キャでもないと思うけど、
 といって、何でもそつなくこなすであろう“優等生”というのも何か違う…)
とにかく、融通の利かない堅物系のキャラクターと、
チャラめでテキトー、陽キャ系のキャラクターの組み合わせのカップリングなんですが、
そこにそれぞれ、工学系の“エンジニア”、
芸術系の“デザイナー”ていうラベルがもいっこ付くことによって、
余計にそのキャラクターが協調されているようで、面白いな~と思いました。

堅物×ウェイ系(てか適当系?)はよくある組み合わせですけど、
明確に、エンジニア×デザイナーていうのは、あんまなかったかな~と。
(国の文化が分からんのでアレですけど、
 タイでは工学部が花形学部らしく、
 工学部生同士のアレコレはむちゃくちゃよく見ますけどね(笑))

画が綺麗

で、そんなわけでキャラ設定自体が結構面白いなぁと思ったんですが。

ドラマ独自の要素でいえば、
一個前に観ていた、同じく韓国BLのドラマ『冬すぎて桜』は、
映像自体はとっても綺麗だったんですけど、
オープニングムービーなんかは、ダサッ!て思ってたんですが(爆)

こちらはその辺も、終始かなりオシャレに、こだわって作られてるな~という印象でした。

そもそものストーリーの契機となるのが、
「一緒にソーシャルゲームをつくる」ていうところなんですが、
そのテーマに相応しく、冒頭1話の始まりら辺なんかには、
実写映像にアニメーションのエフェクトなんかが付いていたりして。

あとあと、ドキッ!てするような、キーとなるシーンも、
ライティングとか色味とか拘って撮られてるな~という感じ。
(バッハとかその時代の偉人に扮して、授業内で劇をするシーンでは、
 クラシカルなBGMに、映像自体もちょっとレトロな風合いのエフェクトが掛けられてたりとか)


観れば観るほどカッコいい“陽キャ”先輩

で、当初、メインキャストさんおふたりとも、
そこまで好みじゃないなんて言ってたんですが、
映像にかなり拘って撮られてるので、
特に、徐々に惚れられてく側の先輩(ウェイ系の方(爆))は、
観れば観るほどカッコよく見えてくる……!(笑)
(特に、最初に主人公が先輩に対して「ドキーッ!」てなるシーンはとってもよかった!
 先輩が120%カッコよく、魅力的に見えるような画作りでした)

ま、先輩がどんどんカッコよく見えてくるのは、
キャラ設定というか、中身・人柄のよさも大いにありますが。

とにかく先輩優しい! 寛大!(笑)
中盤までは「まぁね~」て感じで観てましたが、
中盤以降、主人公(オタクくん(と呼んでおこう))の強情というのか、
不愛想というのか、とにかくツンツンが酷すぎて、
「先輩優しすぎん!? なんなんお前!」って、割と本気でイラついたわ。
(そのせいで★ひとつ下げようかと思った(爆))

ドラマ版の先輩のビジュアルが好き

で、漫画・アニメ版の方はチラとしか見てませんが、
イラストでは、先輩のビジュアルが
まぁよくいる陽キャっぽいというか、テンプレ的な陽キャラクターっぽく、
明るめオレンジ~ブラウンのツンツンヘアーみたいな感じなんですが、
ドラマ版では、ピアスしてたりタトゥーとかも入ってるものの、
髪型自体はバリバリ黒髪だし、
あれは一体なんというのか……マッシュでもないし、
前髪分けてる系の、割と清楚というか、好青年的なスタイルなんですよね。

終盤先輩がバイトに出ている、
価格帯高めのカフェバーなんかがよく似合う、大人っぽい感じ。

で、そのビジュアルイメージがすっごく良かったな~と思っていて。
これで金髪とか、いかにもチャラいウルフとかだったら(ウルフに対するイメージよ)、
よくいるただただチャラい、ウェイ、何も考えてないみたいな(爆)、
さして魅力的でもない“陽キャ”に仕上がってたかなぁと。

細かい部分のキャラクター像が絶妙によかった

これはビジュアルイメージだけじゃぁなくって、
キャラクター設定もよく出来てるなぁと思ったんですけど、
適当だし、チャラい風だし、要領よくってコミュ力すごくて、女の子にもモテるし……って、
しっかり陽キャの要素を揃えつつも、
本職(というか専攻)のデザインに関することにおいては、
めっちゃ才能もあるし、本人も“好き”って気持ちをしっかり持ってるので、
最終なんだかんだそのことについては真面目に取り組むっていう。

そこのバランスが絶妙というか、
単に何も考えてないパッパラパーとかじゃなくって、
(実際大手の就職決まってたし、
 「就活とかもそつなくこなすんだろうな」
 「あ~将来、稼いでそうだな」って(笑)、そんな感じ)
ガチの“1軍感”のある感じが、とっても魅力的に思えました。

それに通ずる話でいうと、先輩のキャラクター像が、
いきなりチューされて一瞬面食らったりはするものの、
終始余裕しゃくしゃくな感じだったのも、
安心感があって、変にこっ恥ずかしくなったりせずに観られて良かったです。
(陽キャらしくイキッたりキザに攻めてきても、
 肝心の場面でアワアワしてたら、共感性羞恥発動してしまいそう。
 そういうキャラはそういうキャラで可愛いけども。
 相手が仏頂面な感じなので、
 対する先輩は、これぐらいヨユーに構えてくれてるのが丁度よかった)


主人公もドラマ版のビジュアルが好きかな

で、主人公の後輩くん(オタクくん)も、
ドラマ版のビジュアルが好きだったな~と思います。

スーパー行くだけのために寝癖直すのめんど、ってときに最適な被り方☜

漫画版でもドラマ版でも、
物語のターニングポイントを示すための小道具としても、
ずーっとキャップを被ってるというキャラクターなんですが。

漫画版だとフツーに?ショートヘアにキャップ被せましたって感じなんですが、
ドラマ版では、最近の若い子(に由るものなんだろうか?)がみんなやってるように、
前髪をオールバックにかき上げてキャップを被ってるので、
サイドバングもろとも前髪は全ナシ、眉毛全出しって感じになるので、
元々の“堅物”“ストイック”“潔癖”っぽいキャラクター性が
より強調されたビジュアルになっていて、いいな~と思いました。
(漫画版?アニメ版?
 イラストだともうちょい可愛らしい感じのビジュアル)
(どうでもいいけど、センターパート民からすると、
 このキャップの被り方むちゃくちゃ楽でいいんですよね)

サントラ含め、主題歌?劇中歌?の音楽もよかったです。
即検索してダウンロード。


そんなわけで良きドラマだったので、
(終盤本気で後輩くんにイラつきはしたが(爆))
あっという間に観切りまして、
今現在はまた、ツッコミどころ満載のタイBLのドラマを観ているので、
次週はそれについて書けたらな~と思います。

では、観られたことのない方はぜひ観てみてください✋
『セマンティックエラー』🎮👾👾👾

(↑このサムネイルのシーンの先輩がめっちゃ好き!
 てか劇場版、再編集版とかじゃなければ観にいきたいな……💭)

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