オランダ・ドイツの若者喫煙率の高さについて

Guten morgen!さやぼーです。

今日はドイツについて5日目です。
実はドイツに来る前、オランダに到着したので1泊2日オランダに滞在していました。
何を食べるにも高い、、、( ノД`)
例えば、

ホテルの水は1Lで5€(現時点で約800円)、
ホットドックは4€(640円)

金欠大学生からしたら何も買えなくてある意味効率のいいダイエットになるのではとすら思いました笑

ですが、お金以上にオランダで気になったことがあります。それは
”若い世代における喫煙者の多さ”です

2日目にドイツへついて外に出た瞬間、同じ空気を感じました。
やはり、ドイツでも喫煙者が多く、その中でも特に若者が目立っています。

私の意見としては、生活しやすい環境が整ったヨーロッパで以外にも喫煙者が多いことに衝撃を受けています。
喫煙=ストレス発散のイメージが大きいので、なぜ物質的に豊かで先進国であるヨーロッパの喫煙者(特に女性)がこんなにも多いのか。
その真実に近づいていきましょう!

若者喫煙者が多い理由

ヨーロッパの喫煙者数

まず、ヨーロッパ全体での喫煙者数を見てみましょう。

WHO地域別喫煙率
https://www.health-net.or.jp/tobacco_archive/oversea/ov890000.html

WHOの調査によると、
男性における喫煙率は平均的であるのに対し、女性は世界で最も喫煙率が高い。実際私の寮にいるイタリア人女性は3人中2人喫煙しています。

もう少し詳しく国別の資料を参考にしてみましょう。

オランダは
男性 38.3%
女性 30.3%

ドイツは
男性 37.4%
女性 25.8%

日本は
男性 44.3%
女性 14.3%

でした。こう見ると、日本の男性喫煙者割合は非常に高いです。
しかし、オランダの女性喫煙割合が高い一方、日本の女性における喫煙者割合は低いです。

この結果から何が推測できるでしょうか。
私は主に2つの考えを伝えたいと思います。

1.文化的、歴史的背景


ヨーロッパでは長年にわたり、喫煙が社会生活や文化の一部として根付いてきました。カフェでの社交や芸術活動と結びついた喫煙のイメージが、現代でも一部残っているのだと考えられます。

+αヨーロッパのタバコの歴史(chatGPT利用)

タバコの伝来と普及

タバコは16世紀前半に新大陸からヨーロッパにもたらされました。スペイン人が西インド諸島から喫煙の習慣を「タバコ」という言葉とともにヨーロッパに持ち込みました。

初期の受容

当初、タバコは薬用として用いられ、万能薬として認識されていました。1571年にセビーリャの内科医ニコラス・モナルデスが著した薬草誌で、タバコを万能薬として紹介したことが、ヨーロッパでのタバコの社会的承認に大きな役割を果たしました。

17世紀にはイギリスでタバコの消費量が急増し、女性や子どもにも喫煙者が増加しました。タバコは宮廷から広まり、やがて一般の人々にも普及していきました。

2.家族や友人の影響

1に挙げたように文化的要因から、喫煙する文化であるヨーロッパでは家族が喫煙者である場合が高いと考えられます。
そのため、家族から影響を受けて若い世代がタバコを吸っているという理解が現実的ではないでしょうか。

3.社会経済的要因

喫煙率は社会経済的地位と関連があります。
貧困地域では、裕福な地域と比べて喫煙率が高く、ヘビースモーカーの割合も大きくなっています。若者の失業率や経済的不安が高い地域では、ストレス解消手段としての喫煙が広がりやすい可能性があります。
主な原因としては、

  • 健康教育の不足

  • タバコ会社が低所得者層や特定の人種・民族をターゲットにした宣伝活動を行っている

  • 喫煙が社会的に容認されやすい環境

が挙げられます。

しかし、近年ヨーロッパでは、教育に力をれたり、禁煙希望者への支援、代用品の普及などで煙草に対する取り組みを行っているということです。

まとめ


ヨーロッパの若者の喫煙は、家族や友人の影響、社会的イメージ、文化的背景、地域差、健康リスクの認識不足など、複数の要因が絡み合って生じていることを知りました。
そのため、生活満足度が高い中でストレスが溜まっている=タバコを吸うわけでは必ずしもないと分かりました。

また、若者の喫煙率を下げるためには、子どもの周りでタバコを吸わない、タバコを見せないなどの環境づくりと、健康リスクに関する効果的な教育プログラムの実施が重要だと考えられます。




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