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自家製コーヒーゼリー

コーヒーが飲めない頃から、甘いシロップをかけて食べるコーヒーゼリーが好きだった。

ドイツにコーヒーゼリーはない。ドイツ語でレシピを調べても日本人の方が挙げてるので、日本の食べ物なんじゃないかと思う。

我が家では毎朝モカ*で淹れたコーヒーを飲む習慣がある。
ある日「これでコーヒーゼリーを作ったら濃厚で美味しそうだな」と、久しぶりに食べたくなり作ってみた。

*直火式エスプレッソメーカー

一番のポイントはコーヒーを選び。
私はアイスコーヒーをストレートで飲んでも苦くなくほんのり甘みがあるものを選んでいる。
使っているのは、Dallmayr(ダルマイヤー)のClassicという種類のもの。
インターネットで“ドイツ、コーヒー”と検索するとよく出てくるので、ダルマイヤー社のものは日本人の口に合いやすいのかなと思う。
スーパーで手軽に買えて、他にも3社試したが、私自身、ドイツのコーヒーの中ではここのが一番美味しいと思う。

ちなみに、Classicは本来フィルターコーヒー向の豆(粉)らしいが、日本のそれと比べると挽きが細かいので、エスプレッソにしても美味しい。

コーヒーゼリーの材料は、水、コーヒー豆(粉)、砂糖、アガー、それと仕上げの生クリームである。
私は、先日イタリアンで頂いたフランジェリコ*を風味変えのために少量かけて食べたりもりする。

*へーゼルナッツリキュール

アガーで作ると寒天のような硬めな食感になるが、全水分量の1〜2%にするとゼラチンに近いフルフルとした食感になる。
アガーは常温でも固まり、固まるスピードも速いが、ゼラチンと比べて固まった後に離水が起こりやすい。粗熱を取って冷蔵庫に入れた後20分程度で固まるそうだが、時間をかけて冷やした方が離水が少ないように思う。

冷んやりした喉越しで、暑い日にはぺろりと食べれてしまうコーヒーゼリー。
今年はハンドブレンダーも手に入れて、生クリームの泡立てがかなり楽になったので、この夏の定番になりそう。

ドイツの美味しいもや面白い場所の発見に使わせていただきます!