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ジョージア料理に恋して③シルクロードの西の果てで絶品餃子に出会うまで

わたしは餃子が好きだ

どんだけ好きかっていうと


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こんぐらい好き


長年の会社勤めを辞めて旅に出ようと決めたときに

せっかくならシルクロードの餃子を東から西へ食べながら移動する旅にしようと考えた

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シルクロードの起点・西安を皮切りにウルムチ、カザフスタンのアルマトイ、ウズベキスタンのタシケント、ヒヴァ、サマルカンドと中国から中央アジアと餃子を訪ね歩いた。

なんで餃子が好きなんですか?なんて聞かれることがよくある。

嫌いな食べ物の嫌いな理由なら簡単に答えられるが、普通好きな理由って答えられます?

「美味しいから」

でもこれじゃ質問者は納得しないんだよね。好きなところはいくらでも思いつくけど、好きになった理由なんて説明ができない。それは恋と同じ。

どこの街のどの餃子も美味しかった。

アルマトイではスーパーのお惣菜売り場で餃子(マンティ)を買ったんだけど、ホテルの部屋に電子レンジがないから冷えた餃子じゃなくて、ほんのりでいいからまだあったかい餃子が欲しかった。

お店のお姉さんに一所懸命英語で説明するも、敵はカザフ語とロシア語。こっちの英語もそこそこポンコツだったので、最後まで意図は伝わらず(涙)しかたなく冷えた餃子を食べました。でも美味しかった!ちなみに中身はかぼちゃと牛肉。

ウズベキスタンでは日本人の多くが悩まされるという胃痛と戦いながらもあまりの美味しさに完食したマンティにはヨーグルトソースが添えられていた。

でも一番美味しかったのは「なんだかんだ、中国の水餃子だよね」

結局は原点回帰なのか。

ちなみに水餃子を食べたのはカザフとの国境地帯の霍尔果斯という街。

烏魯木斉→アルマトイの寝台列車に乗って一晩経ったらこの駅で降ろされて、車掌さんから「昼飯食べて来い」と言われたのだ。

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霍尔果斯の街はこんな感じ。

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がらんとした食堂で、ちょっとぬるめの烏魯木斉ビールをやりながら食べた水餃子は安定の味だった。

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どこの餃子も美味しい。

そう、やっぱり餃子は美味しいね!だから餃子大好き!

うんうん、餃子は期待を裏切らない、そう思ってた。

ジョージアの餃子に会うまでは…。

中国で食べた水餃子は、たとえるなら昔からよく知っている幼馴染のボーイフレンド。いつ会っても私をホッとさせてくれる。そう、君は昔から優等生だった。君が紹介してくれたマンティもトゥフムバラクも湯包も、さすが君の友達。初めて会ったときからずっと知り合いだったみたいな親しみやすさ。いつもありがとう。

ところが

ジョージアで出会った餃子ヒンカリは、これまで出会ったどの餃子とも違ってた。新しいタイプの出現に私の胸は高鳴った💕

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