君は「ビジネス書マンダラ」を知っているか?

突然ですが、「ビジネス書マンダラ」を知っていますか?

こんばんは、ジョージ滝川です。
都内の某東証一部上場企業でサラリーマンをしています。
わりといろいろな職場を渡り歩いているのですが、自分がビジネスマンとして仕事をこなす上で非常に役に立った「ビジネス書マンダラ」を紹介したいと思います。

ビジネス書マンダラとは

「ビジネス書マンダラ」というのは、山口周さんが「読書を仕事につなげる技術」という著書で提唱したもので、どんな業界・職種であっても、ホワイトカラーとして知的生産に従事するうえで「これだけ読めばいい」というビジネス書、71冊をリストアップしたものになります。

この71冊のビジネス書のうち、絶対に読んでおいてほしい必読書を中心に配置し、外側に行くに従って各分野での専門性が高まり、その分野で求められるハードコアな書籍を紹介するという、仏教のマンダラ的な枠組みになっているため、「マンダラ」と名付けられています。

曼荼羅とは、密教の経典にもとづき、主尊を中心に諸仏諸尊の集会する楼閣を模式的に示した図像。(Wikipediaより)

ちなみにこの「ビジネス書マンダラ」自体は、東洋経済オンラインのWeb記事でも惜しげもなく公開されています。

ビジネス書マンダラ


私とビジネス書マンダラの出会い

数年前、私はシステム開発の現場で13年ほど実務経験を積んで、いわゆる叩き上げ状態でした。

会社に将来のキャリアの希望を提出する「キャリアプランシート」には10年以上ずっと、「企画の仕事をしたい」と書いていたものの、自分でもすっかり忘れて、このまま現場で苦労しながらもプロジェクトをこなしていくのだろうと漠然と思っていました。

そんな頃、突然当時の上司に「君は企画の仕事を希望しているんだったな?」と言われ、突如本社でのシステム企画の仕事に異動になったものの、着任早々、現場の経験だけでは期待された仕事はできない、と気づきました。

周囲のメンバーはみな優秀で、役員の指示に即座に反応して戦略をまとめ、社内を調整して実行に移す、ということをすごいスピードでこなしていました。

全社的な戦略を数人で作成していることにも驚きましたが、それ以上に驚いたのは、ほとんどのメンバーは現場経験がなかったことです。

営業一筋だったり、財務経験が長かったり、あるいは海外畑だったり、キャリアはいろいろなのですが、一様に現場経験がないのに本質を把握して現場を動かす戦略を策定している(できている)ということが衝撃で、かつ、自分の現場経験だけでは太刀打ちできない、と感じたのです。

これは早急に同レベルの仕事ができる状態までキャッチアップしなくてはならない、と悩んでいた時に出会ったのが「読書を仕事につなげる技術」、そして「ビジネス書マンダラ」でした。

貪るように「読書を仕事につなげる技術」を読み、さっそくマンダラのコアとして挙げられている本を片っ端から購入して読み進めましたが、これが非常に役に立ったのです。

ちなみに私は著者の山口周さんとお話したことがあるのですが、既読の本を塗りつぶした「ビジネス書マンダラ」を見せながら、「めちゃくちゃ役に立ってます!」とお話したところ、「これは僕自身も役に立ちましたから。これくらい(当時2階層目の6割くらいまで読み進めていた段階)読んでればたいていのことは対応できますよ。」と仰っていました。

今後の「ビジネス書マンダラ」との付き合い方

「読書を仕事につなげる技術」の中で、山口周さんは

ビジネス書の読書では、抜粋や読書ノートはつくりません。

と書かれています。

理由は2つあって、1つは「すぐに使う道具であればわざわざ倉庫にしまう必要はない」、もう1つは「良書が訴えているメッセージというのは非常にシンプルかつクリアなので忘れない」とされています。

つまり、本に書かれている内容を忘れることを前提に、抜粋や読書ノートをつくっておく必要はない、ということになります。

私も、これまでに読んだ本は、赤線を引きながら読み、その後特に重要なところは蛍光ペンを引き、読みながら考えたことは書き込みをしながら、という感じで、抜粋や読書ノートは作っていませんでした。

一応、どんなことが書かれていたか、ということは頭に入っているような気はするものの、一方ではやはり本の内容をきちんと頭に入れておくことは(私には)不可能だとも思っています。

というわけで、山口周さんの教えには合わないのですが、「ビジネス書マンダラ」の本のエッセンスを自分用に要約しておこうと思い立った次第です。

せっかくなので、こちらのnoteを利用して、自分以外のみなさんにも役に立つ形で公開できればと思っています。
少しずつになると思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

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