[鏡は先に笑わない]
こんにちは。
George Motoe/本江穣士です。
今回は航空業界での経験を通して、人生において大切だと感じた言葉を紹介します。
「人間関係は鏡、鏡は先に笑わない」
グランドスタッフだけに当てはまるものではありませんが、人間関係(従業員同士やお客様対応)はかなり重要だと考えています。
何故なら、グランドスタッフはお客様との関わりだけではなく、客室乗務員やキャプテン、税関や保安といった様々な方々とのコミュニケーションがあって成り立つお仕事だからです。
グランドスタッフは常に"笑顔"で"丁寧"な対応が求められるお仕事です。
お客様の前で常に笑顔でいる事は"当たり前"です。
ですが、他の従業員(保安や税関等も含む)に対しては全く笑顔を見せず挨拶もしないグランドスタッフもいるのも現実です。
夢見た職業でしたが悲しい事にこれが現実でした。
私は航空業界で働き出した当初からこのような状況を不快に感じてしまい、お客様の前では常に笑顔で丁寧な接客は心掛けていましたが、いつしか私自身も他の挨拶をしてこない従業員に対しては私も何もしないというスタンスで働くようになっていました。
ですが
「人間関係は鏡、鏡は先に笑わない」
この言葉のおかげで気付く事が出来ました。
私が考えるこの言葉の意味は以下です。
・自分自身が笑えば、相手も笑います。
・自分自身が挨拶をすれば、相手も挨拶をします。
・自分自身が寄り添えば、相手も寄り添います。
・自分自身が怒れば、相手も怒ります。
・自分自身が優しく接すると、相手も優しく接してくれます。
つまり、
「自分の行動1つで相手の行動が変わる」
という事です。
私はこの言葉を知ってから、自分自身と向き合い、今まで挨拶をして来なかった従業員に対しても笑顔で丁寧に挨拶をするようになりました。
結果として、その従業員の方も挨拶をしてくださるようになり、さらにはその部署の今まで挨拶をしてくださらなかった他の方々も挨拶をしてくださるようになりました。
「①自分自身の行動を変える→②ある1人の人間に対しての行動を変える→③様々な人からの対応や評価評判が変わる」
どのような場所でもそうですが、◯◯さんは挨拶をしない。◯◯さんは笑顔が素敵です丁寧な人だ。
という情報はすぐに知れ渡ります。
意図していなくても自分自身の小さな行動1つで、1人からの対応が良くなるだけでなく、全体からの対応や評価評判に繋がります。
皆様もおそらく、このような経験は一度はあるかと思います。
もし皆様が人間関係でお困りであれば、
「まずは自分から行動を変えてみよう」
これを意識してみてください。
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