黙食(もくしょく): 味わうことに没頭すること
雪も禍も 振りはらい行く ラーメン道
この週末は東京にも雪予報が出ていた。巣ごもりするには絶好の日和だ。
なのに、麺に憑りつかれた我が家の大学生(長男)は店に行くため外に出るという。
雪もあるけど、コロナもね、というと、一人で行くし、喋らないし、気をつけるからと。
「俺、週に1度はラーメン食べないと死ぬから」
いや死なないし。
結局、土曜授業のある高校生(次男)も帰り道に寄るというので、昼食は家族で北海道味噌ラーメンとなった。
「お食事のとき以外はマスクの着用をお願いします」の注意書きが壁にはられ、店内に響くのは厨房の音、それにホールスタッフの控え目な「ラーメン通りまーす」の声かけだけ。
親子3人、黙々と濃厚スープのからむ玉子麺に没頭、美味と滋養とおろし生姜で心身ともぽかぽかになって暖簾を後にする。
たいへんななか細心の注意を払って営業しているお店の皆さん、お疲れさま、そして、ありがとうございます。
大手を振って外食できる日が早く戻りますように。
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