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地頭力を良くするには③ 地頭力のベースとなるもの

地頭力を鍛えるといっても、大前提としてこれがなきゃいけないというものがある。

それは『知的好奇心』である。

知的好奇心というのは、「知りたい」という欲求であり、行動を起こすためのモチベーションとなる。
フェルミ推定の説明を聞いて、例題を出された時にどう構えたであろうか?

「面白そう!」とワクワクしたのであれば知的好奇心があるということ、「なんかめんどくさいな。疲れそう」と思った人はそれが弱いということ。

このワクワクの感じ方は人それぞれである。
何事にも興味を持って行動してみることが大事と言えよう。

また知的好奇心にも種類がある。
例えば、脳トレのような問題集をイメージして欲しい。
問題を読んで、すぐに答えを知りたくなって回答を見てしまうタイプの人はwhat型、答えを知るより考え込んで回答を導きたくなる人はwhy型。
地頭力トレーニングに必要なのはwhy型の意識がより重要となる。

また、課題解決において、「直観力」と「論理的思考力」も大事な要素となる。
これらが「結論から考える」「フレームワーク(俯瞰的に)で考える」「単純化する」という解決に向けてのhowの部分と結びつく。

直観力というのは「攻め」の考え方であり、仮説を立てる時に重要である。

論理的思考力は「守り」と言える。
計算式を組み立てたり、因数分解をしたりする時にあらかじめルール化された公式に置き換える

直観力によって立てられた仮説、イメージを論理的に導いていくという意味で、両者は相反する関係にあるが、どちらも大事な能力である。

フェルミ推定では、先に挙げた3つの力と共に直観力、論理的思考力も同時に鍛えることが出来る。

そのためには、知りたいと思う知的好奇心がベースとして必要である。

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