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やっぱりアカデミア?

パリ留学から帰国後、東京のベンチャー企業で働いてみたものの、留学で身につけた知見やスキルを使う場がほぼないと感じていた。そして初夏、博士課程に進むことを決めて会社を退職した。

その後、決心の甲斐あってこの秋から京大の博士課程に進むことができた!

進学が決まって仕事を辞めるのではなく、研究室探しと院試対策に集中するために仕事を辞めてから受験準備を始めた。結構リスクの高い意思決定だった。応募書類に「無職」って書くのも勇気がいった(笑)。結果論だけど、仕事を辞めて受験に集中できる時間を作ったのは正解だったと思う。

無事入学手続きも終え、京都に引っ越し、研究室に通いだし、迎えた初めての週末。10月入学者向けの入学式に行ってきた。
4月入学者向けの式に比べるとささやかなものだったけど(15分で終わったし)。修士課程より博士課程への入学者が多いらしく、留学生が目立っていた。

総長の式辞では、基礎研究と応用研究の対比は今日的には意味がなく、新しい学術的知見を生み出すことと、それを社会に貢献させることを両輪で考えていくことが強調されていた。

博士課程進学を決めた時は「やっぱりアカデミアが自分に合っている」と言い聞かせて退職を決めたけど、研究成果の応用という点で産業・社会生活との連続性は今後も意識することにはなるはず。

研究の出口を意識しながら、せっかく掴んだこの環境でじっくり自分の専門性を磨いていきたい。

入学式の朝の時計台