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岐阜旅行1日目「アンディーカリー」「すいぎょく園」「大垣サウナ」

三連休を利用して岐阜に行っていた。

サウナとか色々と行きたいところがあったからだ。

お金がないので高速バスを予約したのだが、私の家からは新宿駅が近いのに誤って東京駅で予約してしまった。

おかげで集合時間は早くなり、更には家から遠い場所に行くということで、朝の4時50分に起きるハメになった。

海外旅行に行く時ですら、こんなに早い時間に起きることはなかった。

まぶたを擦りながら東京駅に着いた。思っていたよりも時間があったので売店のホットコーヒーを買うとバスに乗り込んだ。

行きのバスは空いており、隣の席には誰も座らなかったので荷物を置いて自由に使わせてもらった。

眠かったとは言え、いざバスに乗ってしまうと眠れず、図書館で借りた本を読んだりして愛知に着くまでの時間を過ごした。

13時頃に愛知県の栄に着くと、少し歩いて矢場町のパルコに行った。

まずは最初の目的である「アンディーカリー」だ。

こちらの店舗は間借りから始まってパルコ内に店舗を持ち、また契約期間終了で閉店予定の店だ。

今後はどうなるかわからないが行けるうちに行っておかないと、という思いがあった。

休日のレストラン街はカップルだらけで、私のような高速バスで貧乏旅行をしている中年には少し居心地が悪かった。よく言えば活気のあるレストラン街だった。

店内は席数も多く、1人だったがテーブル席に通されてゆっくりとすることができた。

今回は「チキンカレーと、エビとあさりのココナッツカレーのあいがけ」にキーマ(半熟卵付)を付けてもらった。

提供されたカレーはSNS映えしそうな綺麗な見た目で感動した。


チキンカレーには柔らかい肉の骨付きチキンが入っていて嬉しい食感だ。

ココナッツカレーはパイナップルも入ってトロピカルな味わいで個性的だ。ぷりぷりの海老も嬉しい。

更にキーマも合わせて混ぜ混ぜすると極上の美味しさだ。

この店のカレーが食べられなくなるなんて考えられないし、どこかで存続してほしいものだ。

カレーを食べ終わると電車を乗り継いで岐阜県の大垣に向かった。

岐阜に直行できるバスがあれば良かったのだが、残念ながら岐阜駅や大垣に直接行けるバスはなかったので、愛知まではバスで行って、電車に乗り換える手段にしたのだ。

大垣駅前は広々としていた。商店街もあったが人は少なかった。


こちらでは私のように徒歩で生活する人は少なくて、車での移動がメインになるのだろう。

私が大垣に興味を持ったのはサウナーの間で聖地とされている「大垣サウナ」があることもそうだったのたが、実はアニメに影響されてのことだった。

「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」というアニメで、主人公の男性とヒロインが大垣のホテルに泊まりにいくシーンがあるのだ。

知らない人には少しふざけた名前のアニメに思えるかもしれないが、内容はシリアスで少しSF的で面白いので、是非機会があればサブスクなどで見てもらいたい。

アニメの聖地を巡っても、ただの商店街だし、何も思わないかなと思ったが、案外アニメ本編を思い出して感傷的な気持ちになって写真を撮りまくった。

また大垣は「聲の形」というアニメ映画の聖地にもなっていた。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08MY64MSP/ref=atv_dp_share_cu_r

実はこの映画も見たことがあり、感動して泣いた覚えがあるのだが、何年も前のことだったので大垣が舞台だったこともすっかり忘れてしまっていた。

私自身は覚えていないのだが「聲の形」の聖地と呼ばれる滝のトンネルにも行ってみた。

これは滝の中に入ってみると結構面白い光景が広がっており視覚的に感動した。

アニメ聖地を巡礼する散歩を1時間ほど行った後、「すいぎょく園」の喫茶店に行った。

こちらのお茶屋さんの抹茶ソフトが有名だと知って足を運んだのだった。

観光地のソフトクリームだし、あまり味には期待せず雰囲気を味わおうなんて思っていたのだが、想像以上に美味しかった。

私が頼んだのはぜんざいの上にソフトを乗せたものだったのだが、水の都とも呼ばれる大垣の湧水を使っているせいか、今まで食べたソフトクリームの中でもダントツの美味しさだった。


ぜんざいも美味しかったし、店内のカフェも落ち着いた雰囲気でゆったりした気持ちで食事ができた。

スイーツを食べ終わった後は徒歩で移動して「大垣サウナ」に向かった。

道中には雰囲気満点の純喫茶があり惹かれるも、サウナに行くためには入ってはいけないと心を鬼にした。

しま○ろう?

道中は特に目立ったことのない道なのだが、地図を見ながら歩いていくと大きな建物が出現した。

入り口もなんだか雰囲気があっていい。「土曜日オールナイト」の表記も、ただの宿泊を示しているのだが、なんだか気持ちが昂った。

中に入り料金を払うと脱衣所で着替えて入浴スペースに入った。

設備はお湯と水風呂というシンプルなものだった。お湯は中々の熱さで、ゆっくりと体を浸していかないと入れなかった。

サウナ室は広くて快適だった。ちょうど面白いバラエティー番組をやっていて、笑いながら見た。

水風呂がかなり気持ち良くて、湧水が良いだけでこんなにも印象が変わるのかと思った。

整い用のベンチなどはなかったが風呂椅子が壁際に置かれていて、そこが自然と整い場所となっていた。

風呂を上がった後は併設の食堂でお酒と定食をいただいた。

注文した豚ロース生姜焼き定食は、まるでステーキみたいな形状で切れ込みが入っていた。

柔らかい豚肉が美味しかった。食堂も居酒屋メニューが充実しており、みんな幸せそうに飲んでいて良い雰囲気だった。

この日は宿をとっておらず「大垣サウナ」に泊まる予定だったので、リクライニングシートに向かうと寝転がりながら、就寝時間までタブレットで漫画を読んで過ごした。

完全に後ろまで倒せるタイプのシートではなかったため、少し寝苦しかったのと、誰かのイビキが物凄い音で途中途中で目を覚ましてしまったが、風情のある休憩室内で一泊することができたのは良い経験となった。

つづく

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