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一人で大人 一人で子供

僕は、あまり詳しくないんですけれど、
でも大好きなんですけれど、

ブルーハーツが解散して、小学生高学年の頃、ハイロウズが登場してきて、生放送のテレビ番組で生演奏中に、甲本ヒロトがテレビカメラを蹴飛ばし、画面に唾を吐いて暴れている映像を目の当たりにして、大変衝撃を受け、以来、ファンです。

音楽雑誌のインタビューで
「僕は子供の頃、大人になったらでっかいケーキをまるごとひとりで食べようって思っていたよ」。

この言葉には様々な意味が含まれているなあ、と思っています。

まず、でっかいケーキを食べるためにはそれを買うためのお金が必要になります。
好きな時に好きなだけ好きな形のケーキを食べるなら、貰ったり、拾ったりは含まれません。
従ってお金を稼がないとケーキを買うことは難しい。

大人になったら、自分でお金を稼ごう。
働こう。

それから、まあ、無茶、ではないけれど、
相当の糖分、脂質を摂ることになります。でっかいケーキ。ウェディングケーキくらいでしょうか。

好きなものを好きなだけ食べることはいいけれど、大人になったら自分で自己管理をしよう、その覚悟や努力が出来てこそ、自分の好きなことが出来る。

自立。

そう僕はとりました。

生活力や行動力、自己管理能力や忍耐力など、様々な課題をクリアし、力や術を身に付け、大人になって、好きなことをする。
そして誰にも迷惑を掛けない、誰も傷付けない、

それが大人。

うわー、難しー。大変だー。
と、子供の僕は思いました。
でも大人って楽しいんだろうなあー。
とも。

そして、とうとう大人になった今、

全然何の力も身に付いていない!!!

愕然としながら毎日を送る中で、
以前書いたような「劣等感」(根源)を抱きながら学生生活を送っていた頃、

常に心の片隅で、
「俺、多分、大人になってもこのままで、他人を困らせる、そして自分がとても困る、子供のような大人、或いは大人のような子供になってしまうのかな」。

それが的中。

参ったな、こりゃ。

しかし、諦めるのも自由。
踏ん張るも自由。

迷惑にならないなら。

まだ、ドロップアウトしたくない。
さすればやはり、他人が困る、自分が困る。
そんな大人は、楽しくない。

本音を言えば、気力だけで保っている日々かも知れない。

ネガティブですね笑!
冗談、こんなこと書いておきながら、毎日、とても濃く、大変でも楽しいですよ。

『うんざりなんて してて当たり前

絶望なんて してて当たり前

諦めるのは簡単だ

簡単すぎてつまらない』

[一人で大人 一人で子供]
作詞・作曲 真島 昌利

あ、
ヒロトの曲じゃなかった

でも冒頭に戻って、「ケーキ」の話しを「生放送の生演奏」に置き換えると、
暴れていた理由が少し解った。
唾吐いた理由が少し解った。

どうもありがとうございました!多分、また来年!!
ではよいお年をー!

現実

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