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選ぶ経験値、決める経験値

”きのこの山”か”たけのこの里”ならタケノコ派のゲンヨウです。鳥取でNPOを経営しています。今日は学生スタッフを草刈り練習させていた時に気づいたことを書きます。選ぶ機会、決める機会を多く作ったほうが良いのではないかという話です。

うちの畑跡が何もしていないので、好きに練習してもらいました。草刈り機初めての人も、平らな土地で少しずつ慣れてもらいます。

夕方とはいえ、草刈り機で作業をするのでのどが渇きます。僕は近くの自販機に行きました。そして冒頭の写真にいきつきます。普段なら、同じお茶を人数分買うのですが、なんとなくバラバラのものを買いました。

僕も含めて4人だったので選んだのは「麦茶、緑茶、カルピス、三ツ矢サイダー」の4種類です。どうぞって言ってどう動くかなぁと。最初はやはり、「どうぞどうぞ」と譲り合い。そこから膠着状態になって、一人が「私は炭酸が苦手です」と自分の意見を言い、そこから徐々に決まっていきました。

みんなに避けられた炭酸は僕の手元に来ました。三ツ矢サイダー、美味しいよ。でも、ぐびぐび飲めなかった。ビールだったらいけるのに不思議。

この複数の人で選んで決めることって大事だなと思ったのです。今は、争いが起きないように、「みんな同じもので」という感じになってしまいがち。子供のお土産とかも、同じものを二つみたいな話になります。でもよく考えれば、お互いがどちらが欲しいのか、話し合ったり、何が好きかを話して、ほどよく話がまとまれば良いのかなと。そうすれば、お互いの趣向がわかったり、今回で言えば「炭酸が苦手」なメンバーがいることがわかるのです。

衝突を避けることで結果的に、考える機会も奪っているし、選ぶ機会も、決める機会も減らしているなと。ケンカしても、ゆらぎは大事じゃないかと思ったのです。

他社との関わり方も、そこでひそかに学べるんじゃないかと。小さなころから少しずつ、小競り合いを乗り越えて大きくなっていく感じ。

他社との関係性を考えないようにする無意識の仕組みを、少しずつ減らしていきたいなと思いました。姉弟げんかは増えるのかな。

==今日のつぶやき==

子供の宿題を見ているときに思ったこと。答えの事とか、時間も時間なので教えることもできるんだけど、本人が何か生み出そうとすることを待つのも大事だなと思ったことから。

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