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NPOを学生起業で続けられたポイント

鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。日曜日に島根で、題名のような話をするので、少し論点を整理するために書いてみようと思います。

1.キーワードを並べてみる

まずは、自分の整理も含めてキーワードをあげてみる。

農山村ボランティア事務局の受託、大学生が優秀、DXで省力化、タイミング、鳥取県の狭さ、大学が近い、在学時代にスタート、ボランティアセンターの実績、仕組み化、県庁所在地、ジゲおこしインターネット協議会、定期的な師匠の出現とレベルアップ、鳥取県行政との協働、大学との関係性、チャレンジコミュニティを通じた全国の仲間、アジト(事務所)の存在

仕組みとプログラム

2.モノ(物資とか環境とか)

拠点(アジト)…大学生が夜まで使える施設を早い段階で安価に使えるようになったのは大きい、しかも大学から徒歩10分。部屋も多い。
車…自分の車の入れ替えのタイミングで軽自動車を1台公用車化させたのは大きく、学生が自分で動きやすくなった(特に農村系なので)
大学が近い(徒歩圏内)…学生と一緒にやる上で大学(鳥取大学が近いことは関わりやすさを格段にあげている)自転車で集まりやすいのも重要。
鳥取県狭い…東西100KM、南北30KMくらいのコンパクトさなので、県域の事業を受託しやすい、情報やコミュニティのつながりが作りやすい。

3.カネ(稼ぎ方など)

ボランティアセンター運営…2002年の創業時にたまたまボランティアセンターの運営に関わるがその時のノウハウ・実績で最初の10年の仕事をいくつかもらう。
独立までは非常勤などを複業で…2002年創業(大学生)、2004年県のシンクタンク嘱託職員、2005年県イベントボランティアセンターコーディネーターと完全独立までに数年かかっている。
農山村ボランティア事務局受託…一番大きな理由かもしれないが、ふる水基金、棚田基金をベースとしたボランティア派遣の仕組みに予算が継続してついていること、実績をもとに増額してきたことが大きい(現在1000万程度ある)
緊急雇用対策事業…2009年のリーマンショックを機に、NPOに雇用をつくることも目的に緊急雇用対策事業の予算がNPO業界にも届く。この時期に人を雇ったり、実績を積めたのは大きい。
鳥取県のコンパクトさ…県域の事業が取れる、複数の基礎自治体と仕事ができる。
少し時代を先取り…自治体の相談相手に

4.ヒト(人材採用と発掘、育成)

大学生が優秀…圧倒的に鳥大の学生が優秀。本人たちの興味あるジャンルなので学び動き提案する。自分で考えて動く仕組みとたまに相談できる距離感を作ってきたことはノウハウ。
卒業生との関係…卒業後も一部の卒業生がサポートしてくれたり、新しい仕事をしてみたり、働いてくれたりしている。
師匠との出会い…ボランティアコーディネート、キャリア支援、ファシリテーションとポイントで師匠的な人に出会えて、自分と組織のアップデートができていること。
地域の方のサポート…信頼のバックアップや仕事の斡旋、人をつなげていただくなど
大学人のサポート…大学内での活動をしやすくしてくれたり、研究費での依頼などの連携、特任教員をやったこともあり
行政マンとの出会いとサポート…行政マンと一緒に仕事したり、団体の運営をプロボノで手伝ってもらったり、人を紹介してもらったり。
全国の仲間…チャレコミの仲間がいることでお互いに良い影響(メンタル・仕事の連携・ノウハウシェア)
バックオフィスの安定化…僕は総務系が苦手だったので、バックオフィスを専任雇用(めっちゃ優秀)その分売り上げを出す必要あり。

5.トキ(タイミング)

在学時に創業…大学生との関係性をスムーズにつくる事が出来た。なかなか大学生との接点を作ることが難しくなる。
タイムリーな施策…少し時代を先取りしたことがやれているのもあるが、旬の施策に関われたりしている(移住定住、地域おこし協力隊、関係人口…)
緊急雇用対策事業…NPOに仕事が生まれやすかった(チャレンジ要素のある事業が県内でも多かった)
チャレンジャーが少ない時期に開始…チヤホヤされた(応援の集中)
若い時期に創業…体力があり、公私ともに事業に没頭
大学生の年間スケジュールを理解したコーディネート…テスト期間、長期休みなどを理解してること

ざっとあげるとこんな感じな気がします。

今日のおまけ記事は、逆につぶれる要因とか、難しさの部分のキーワードをあげてみます。ニュアンスが伝わりにくいことも考慮して、ズバズバ書ける課金エリアにしますね。

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