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ググれない大学4年生と、googleドキュメントで議事録の取れる大学1年生から考える大学生活の過ごしかた

鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。大学生との接点もいろいろある仕事をしています。活動的な学生もいますし、そうでない学生もいます。普段は前者に会うことが多いです。めちゃめちゃ長い題名で、ラノベなのかと思わせる長さですが、題名でほぼ言いたい事は言ってます。

昨年からは、鳥取大学の中のCDLというワークショップとかをやれるスペースの管理をさせてもらっています。場所を作らせてもらうと、会える大学生の幅が広がりますね。

1.ググれない大学生

いろんな学生が来るのですが、先日、同じ棟の別の窓口に相談に来た学生がいました。話の内容から、職員の方が僕につないでくれた感じです。

「〇〇をやりたい」ということで相談に来てくれたのですが、〇〇について一次情報を自分で調べていないんですね。なかなかビックリです。

思わずつぶやいてしまったのですが、大学生活を送っているとスマホも持っているし、レポートもやったりするし、場所も調べたりなど1年でもGoogleにお世話になる場面はあると思うのです。そこが手段として入ってないのが不思議だなと。

本気で「〇〇」に興味がないのかなと思って話を聞いてみると、結構ちゃんとやりたい!と思っているみたいなんですね。なぜか一次情報は調べない。

窓口には来てくれていて、むしろ人に頼れない学生の方が多いので、その行動力はすごいと思うんですね。でも、一次情報を自分から取れる時代なので、まず調べてみてその上で相談するようになれば、もっと良い選択肢を一緒に考えることもできると思うんですよね。

答えがそこにあるから、人に頼れないのもなんだけど、土台になる一次情報を探す視点がないのも困りものなので、教えていきたいです。

2.googleドキュメントで議事録を取る大学生

一方で、オンラインを活用した打合せとかで大学生メンバーが入っていると「googleドキュメントで議事録とりますねー」みたいな子もいます。同じ鳥取大学です。しかも1年生です。

僕らのプロジェクトに関わってくれているので、議事録を取るとか、状況に応じてグーグルドキュメントで記録を取るのが、習慣になってきているんですね。最近ではスプレッドシートでプレゼンを作っているし。プレゼンも普通に上手。

同じ大学にいても、ここまで学生の差が生まれているんだなと久々に実感しています。この差は毎年、どんどん大きくなっていると実感しています。おそらく、高校教育や中学校の教育、家庭教育なども含めて生まれている差じゃないかなと。

3.自分は何をしてきたのかが問われる時代へ

就活では学歴フィルターみたいな話が出ては消え出ては消えてますが、今後は、どの大学を出たのかとかあんまり関係なくなっていくのかなとも思います。自分が何をしてきたかのポートフォリオを作って持っていくとか、大学時代のプロジェクトを就活前にリンクに載せておくとか、そういう流れも来るんじゃないかと。

採用側、一緒に仕事をする側の目線からすると、鳥取大学の学生を採用しておけばある程度はやれるんじゃない?と思っていた時代から、ばらつきがかなりあるねという時代になってきていると思うのです。普通に大学に入って、特に何も大きな動き無く卒業した人の能力が読みづらくなっている。

もちろん、大学の学びを卒論にまとめて話しできることもすごく大事です。それがキッチリできるなら、そこが一番価値が高いと思う。研究室の指導力や先生との相性などもあるので、なかなかそこのクオリティが高いものは限られます(僕自身が人のことは言えない汗)。

そこも含めて大学時代で何をしてきたかが問われてしまうし、考えなく暮らすとあっという間に時間は過ぎてしまう。残酷な一面もあるのですが、大学に足を踏み入れてしまうということは、そういうことを期待されてしまう道に入ったということにもなってしまう(高校の進路担当の先生には知ってほしい気がする)。

4.受け身で大学生活は過ごさない方が良い

結果的には、大学生活に入った時点で受け身な部分があるならば、そこは改善した方がよいです。自分から情報を取るようにする、小さくても興味があるものに手を出す。自分の体験を増やす。

失敗しても死ぬことはほとんどないので、学年関係なくチャレンジすることをお勧めします。何からやればいいんだろうと思う人は、火曜日か木曜日に、鳥大CDL(広報センター1階)に来てくれたらお話聞きます。

twitterにDMをくれてもOKです。情報整理と背中を押す作業くらいなら一緒にやれます。

今日はここまで。今日のおまけの話は、なんでググれないんだろうという僕の妄想を書いてみます。

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