見出し画像

チャレンジのハードルをさげる工夫

鳥取でNPO法人bankupを経営しているゲンヨウです。ゲームは説明書を読まずに始めるタイプでした。説明書を読む人、とりあえず動かす人、いろいろいますね。今日はそんなチャレンジの初期のハードルをさげる工夫について少し書きます。

1.チャレンジには個人差がある

10代後半になると、その人の経験値などに差があるのでチャレンジ一つとってもかなり個人差が出てきます。隣の人に話しかけるというのがチャレンジという人もいれば、大勢の前で話すのがチャレンジなる人もいます。

人は自分の経験値で話をしてしまう傾向があるので、簡単・難しいという判断をしてしまいますが、やったことないことは最初は怖いのです。そこも含めて飛び込んで来いと思いつつも、個人差を認識することもコーディネーターとして間に入る存在は大事になります。

2.鳥取駅前のシェアオフィスで飲食許可を取りました。

bankupには、飲食事業も可能な関連会社”おむすび鳥取”があります。旅行業や酒販免許などを持っている会社なのですが、この度、マーチングビル(鳥取駅徒歩5分のシェアオフィス)の中のキッチンスペースで飲食業の許可を取りました。

地域の農産品を出してみたり、米作りの大学生がカレーライスを販売してみたりできるようになるので、一つの機能としてのシェアキッチンになります。

これまでにも、日本酒イベントやワインイベント、ヒモノイベントなどもやってきました。チャレンジショップのようなカタチで若者が小さく飲食店を限定でやってみる。こういうハードルの下げ方はありだと思っています。

3.不真面目商店の棚は小さなお店屋さん

鳥取市の街中に、木造二階の空き家を活用したコミュニティスペース”不真面目商店”があります。ここは木製棚(30cm×30cm×30cmの箱)を一箱オーナーになってもらって、自分の推しを紹介したり、作ったものを販売したりすることができます。

これも店を持つにはハードルある人たちが小さくお店をやる場所として活用してもらっています。メルカリとかでもいいのですが、お客さんとの接点を作りたいという需要に会っているんだと思います。

仲間内で読書会のイベントをしてみたり、縁日みたいな企画をやってみたり、地域の余白として機能しています。自分でオーナーまでやると大変ですが、分割すればできたりします。

ここの不動産契約とかは僕が代表で受けて(店長は大学生なので)、サポートしながら使っています。

不真面目商店 https://www.instagram.com/humajime205/

若者のチャレンジを増やすうえで、ハードルを部分的に下げるのは大事です。特に鳥取は人口が少ないので、活動できる人の幅を広げる必要もあるわけです。その機会を各個人がどう活かすかは、その人にかかっている部分もありますが、最初の一歩の手軽さのデザインは重要になります。

4.風紋広場の部分的な出店とか・・・余白を活かすチャレンジ

鳥取駅前の風紋広場は最近では、キッチンカーが並ぶようになりましたけど、あの場所を分割して使えるという技を生み出した人はすごい。

チャレンジのハードルを確実にさげた事例です。公共空間ではあるけど、使いやすいサイズでルールのポイントを読み解いたのがすごいです。

鳥取は余白が多い場所なので、それをいろんな人が小さくチャレンジできるような場にしていけると思います。若者が柔軟なので、大人側がやってみようと答えられる場づくりも意識していきたいです。

5.個人差のあるチャレンジをアレンジしていく

今日もワインバー企画の中にいながら、大学生のチャレンジについて話していました。面白いアイデアと自分もやってみたいというモチベーションがあったので、「とにかくやってみたら」という話もしました。

あとは、キーワードが響きそうな大人側の選択だったり、イベント集客の時の〆切の感じとか、大人が少し関わる事でチャレンジをよい感じにアレンジできるんだと思います。踏み込み過ぎても、学生がお客さんになってしまうし、一緒に考えることでアイデアが増えたり、学生側の本音が出たりします。そこはアレンジしながら、その人なりの質のあるチャレンジを作っていけるようになると、プレイヤーの成長も大きくなります。

今日は、チャレンジの個人差の問題と、チャレンジャーを増やしていくためにハードルをさげる工夫も大事だよなという記事でした。

応援ありがとうございます。サポートいただいたお金は学生の相談の時のカフェ代にします。