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お店の生まれ変わり

鳥取県でNPOを経営しているゲンヨウです。昨年は国勢調査をお手伝いしたのですが、今年は経済調査のおてつだいの話が来ました。居住エリアの状況が見えてくるのでお受けして、地区内を歩きまくってました。

コロナ禍でもあるので、聞き取りとかではなく調査用紙をお配りすること、前回調査と比べて、お店の開廃業などを確認することがメインの仕事です。統計データとして国の状況をはかることは大事なことであり、行政判断の要素にもなるので、気を引きしめて取り組んでいます。

1.開業、休業、廃業の判断

前回調査(平成28年)に比べ僕の住む小さな地区でも変更がいろいろと見えました。新型コロナの影響を受けやすい業種は、廃業されたり・休業されたりしています。うちは小さい地区ですが、テレビで見るように都心の飲み屋街などは一気に変更があったのではないかと感じます。もはや別の街みたいな、調査員の人大変だろうな。

僕も小さな組織を経営しているので、判断は難しいなと思います。また、高齢化などで休業・廃業という話も聞いたので、地方ではそういうカタチのお店の変化も増えてきています。

特殊な状況ではあるのですが、家賃・人件費・材料費など提供するサービスによって変わりますが、経営的に見えない部分で経営者は悩んだなかで決定しているように感じます。店の”あかり”が消えてさみしいとは言えますが、その裏での葛藤もかなりあるかと。

兵どもが夢のあとのような、事業者の後も見ました。苦渋の決断もわかるし、これ、このあとどうなるんだろうとか思ったりしました。

2.まちの御用聞きがいると面白くなるかも

基本は行政の調査員ではありますが、話しやすかったのか、追加の話を聞かせてくれるお店もあったりしました(コロナ対策はもちろんバッチリ)。そこまで長時間ではないですが、事業承継の種はこういう部分に眠っていると感じました。

コロナ禍で現実は難しいですが、まちの御用聞きみたいな人がいることで、遊休施設やお店の承継など、地域を構成する小さな仕事が見えるようになってくるのではないかと思いました。商工会とかそういうところでやれる流れにならないかなぁ。地域組織で、調査予算も込みでできたら良いのかもしれないです。

3.まちを俯瞰するための作業として

結果的に僕はまちを俯瞰するための時間にもなったなと思います。事業所についても知ることができたし、国勢調査の時は少し違った気づきになりました。数字やデータだけじゃなく、歩いてみることでわかるものもあるなと。

40歳になって、まちの未来を描く世代になってきたと実感してきています。これまでは若手として、描かれた町にパーツとして参加する感じ。これからは自分たちで描いて、仲間を集めていく感じ。それにはデータは大事な役割を担います。

余談ですが、この手の調査、休日・平日と配布に時間が取れる人じゃないとできないので、共働き率が上がってきている現代で、担い手確保は難しくなるだろうとも感じました。国勢調査の時も感じましたが。

大学があるエリアは大学生に一気にバイトでどかんと出しても良いのになと思ったり。大学生も勉強になると思う。今は個別で、非常勤職員として任命されているけど、そういう調査案件でどかっと捌けたら面白いだろうなとも思いました。

次はどんな依頼が来るんだろうな。今日はここまで。

おまけの記事は、最近思うことをつらつらっと書きます。お店の閉店とかにどんな声を掛けたら良いのだろうとか最近思います。

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