行政書士、やめました。
2022年11月30日付けで、正式に行政書士ではなくなりました。
自分の人生の中では小さくない決断なので、言語化しつつ気持ちを整理するための自己満ブログを書きます。笑
興味があればご覧ください。
バンドマン→行政書士試験受験生
拙著「独学脳(ぱる出版)」でも書かせていただいた通り、当時20歳直前で、最終学歴高卒・バンドマンあがりのフリーターだった僕は、自分に合った起業手段を探す中で、行政書士を目指すことを決めました。
2年半の独学生活の末、3回目の受験・22歳のときに行政書士試験に合格。
合格発表の日、家に帰ってきたら、家族や親戚が集まってくれていて、部屋の飾り付けまでして合格を盛大に祝ってくれた。
それはそれは嬉しかった。
高校受験の比じゃないくらいに。
そもそも、行政書士として起業するために資格がほしかったので、行政書士事務所の開業資金を貯めるために、合格後はバイト時間を増やし、とにかく貯金に勤しんだ。
この貯金期間に、士業を始めとする経営者の皆さんを集めた音楽イベントの主催を始めます。
そのSNS経由での集客実績が、今のSNSマーケティングの仕事や本の出版に繋がることになりますが、そこは今日の本筋ではないので、また別の機会に。。
県内最年少の行政書士として起業
10ヶ月くらいの貯金注力期間で100万円を貯め、実家の一室を事務所として、23歳のときに兵庫県内最年少の行政書士として起業しました(もちろん開業資金はこれだけではなく公庫の創業融資にも頼りました)。
事務所のオープンまでに、先輩士業の方々と意識的に人脈を作ったり、当時日本では全盛だったFacebookを活用して種まきをしていたこともあり、オープンと同時にたくさんのお仕事をいただきました。
「全然このまま行政書士でやっていけるな」と思い始めた頃に、前述した音楽イベントの集客実績や、行政書士業務の集客をSNSでしていたことに興味をもってくださった会社経営者やコミュニティ主宰者の方々から、コンサル依頼や講演依頼が入り始めます。
そこからトントントンと、商業出版や会社設立に至り、いろいろ嬉しいことも苦しいことも経験しながら事業や会社は拡大していき、最近は創業した株式会社ROCを二代目のCEOに任せて、ROCの仕事に注力しながらも、出版など個人の活動にも時間を使えるようになり、今に至ります。
行政書士をやめる理由
23歳で行政書士として起業し、今年32歳になりました。
正直、純粋な行政書士業務は、起業してから1年ほどしかしていません(すぐに今の仕事に軸足を移したため)。
実家の母親に頼って食べさせてもらっていた独学生活のあの2年半。
拙著「独学脳」にも詳しく書きましたが、あの辛い期間があったからこそ、「大変な思いをして取った資格だからもったいない」という理由だけで、これまで行政書士資格を手放せませんでした。
23歳で本当に何もなかった、むしろ、最終学歴高卒でバンドしかしてこなかった世間知らずで周囲とは見劣りする自分を、周りと同じくらい(とりあえず話しを聞いてくれるレベル)まで引き上げてくれたのは、間違いなく行政書士の資格です。
でも、もうそれがなくても、この社会で「坂本翔」という名前で十分やっていけるまでになることができました(上には上がいるし、当然まだまだですが)。
行政書士試験の独学期間に得たものも多く、そこでの経験が一冊の本にまでなり、起業時の不安で仕方ない毎日を支えてくれた行政書士資格に、本当に感謝しかありません。
さいごに
「行政書士試験合格」という事実は一生消えないので、いつかどこかで行政書士事業をやりたくなったら、また行政書士会に登録料と会費を払って再開するかもしれませんが、一旦、士業・行政書士の世界からは離れます。
自分が行政書士だったからこそ、出会えた皆さん。
行政書士ではない一起業家の坂本翔として、引き続き仲良くしていただけると嬉しいです。
終わりは始まりなので、また新たなスタート。
がんばろう!
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