瑞木啓美

道産子です。北海道のことになると、書きたい気持ちが止まりません。

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道産子です。北海道のことになると、書きたい気持ちが止まりません。

最近の記事

北海道のまっすぐな道で心をリセット

9月初旬に北海道へ行ってきました。雲ひとつない快晴に連日恵まれ、最高のドライブができました。北海道の大自然はやっぱり気持ちいいですね! 日頃のストレスが吹き飛びました。 <オホーツク海に続く道> 写真をみてください。一番上の青は快晴の空。その下に空より少しだけ濃い青が細長く広がっています。海です。オホーツクの海です。この道は北海道の斜里郡清里町でみつけました。まるで海まで続いているように見えませんか。この道に特に名前があるわけではありません。なので私は「オホーツク海に続く

    • 道民のソウルフード「甘納豆の赤飯」

      このタイトルでピンとくる人は相当の北海道通だろう。 道民には当たり前なのだが、北海道の赤飯には小豆ではなく「甘納豆」が入っている。こう言うと、道外の人はたいてい「え!気持ち悪い」という反応をするのだが、甘納豆といっても緑や白の豆を使った甘納豆ではない! 北海道の赤飯に入れるのは「金時豆」の甘納豆と決まっている。少し大振りの、色は「あずき色」の甘納豆。北海道なら普通にスーパーで買えるが、東京のスーパーでは見たことがない。 だから東京ではなかなか作れない。なかなか食べられない

      • 「女たちの王国」には夫婦が存在しない

        この本を読み終えて思った。世界中が女たちの王国になれば戦争はなくなるのではないかと。 風が吹けば桶屋が儲かるような話に聞こえるだろうか。正直、そんなに単純な話で世の中のあらゆる戦争が消滅するなら、もうとっくに消滅しているはずだと自分にさえ突っ込みを入れたくもなる。だけれども、世界中あまねく完全なる「女たちの王国」が存在したことは人類史上ないのだから、仮に、あくまでも仮に、世界中のあらゆる社会が「女たちの王国」になれば、欲望を満たすためだけの無意味な奪い合いによる殺し合いが、

        • +6

          あの頃出した詩集

          ¥200

        北海道のまっすぐな道で心をリセット

          帰り道

          金曜の仕事帰り。 電車に乗りドアの傍に立った。 スマホに視線を落としながら、待ち合わせ駅までのルートと所要時間を確認していると、突然、電車の中ではおよそ耳にすることのない音が聞こえてきた。擬音語であえて表すなら、ガリボリガリボリッという音だ。 電車の中で聞くことはなくても、日常的には聞き覚えるある音。豆菓子を噛み砕くような音だ。 ガリボリガリボリッ、ガリボリガリボリッ! まったく遠慮のないその音があまりに近くから聞こえてくるので思わず顔を上げた。 目の前に、私とちょうど

          トレバー・ノアは本物だ

          米国の政治風刺・コメディー番組「ザ・デイリーショー」の大ファンだ。寝る前にこれを見て、大笑いしてから眠るのが日課になっている。長年ホストを務めていたジョン・スチュワートの後を継いだのが白人と黒人のハーフであるトレバー・ノアだ(それも早4年前のことだが)。年若いトレバーにジョンの後が務まるのかと思いながら当初は見ていたが、そのホストぶりを数回見た後、この人は本物だと思った。 そのトレバーの自伝をこのほど読了した。この人はやはり本物だ。私の目に狂いはなかった。この自伝は一読の価

          トレバー・ノアは本物だ