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「匂い」が認知症に効く! 「もの忘れ防止ミスト」のつくり方

「いい匂い」がする人、場所には、たくさんの「いいこと」が集まってくる! アロマセラピスト、成田麻衣子さんの『幸せを引き寄せる「香り」の習慣』は、生活の質を上げる「香りの活用術」が満載の一冊。人間関係から、仕事、健康、恋愛まで、ちょっとした工夫で運気がぐんとアップします。今すぐ実践できる活用術を、本書からいくつかご紹介しましょう。
』は、生活の質を上げる「香りの活用術」が満載の一冊。人間関係から、仕事、健康、恋愛まで、ちょっとした工夫で運気がぐんとアップします。今すぐ実践できる活用術を、本書からいくつかご紹介しましょう。

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「海馬」がよみがえった

大人になるにつれて、人の名前が思い出せなくなったりする、というのはよく聞きますね。学生のときにはどんどん暗記できていた記憶力はどこへ行ってしまったのだろうと情けなくなることがありませんか? しかし、記憶力は、本当にどんどん衰えているのでしょうか。

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お肌の衰えは、高級美容液をつけるなどすることで再生する可能性もありますが、基本的に脳の神経細胞は、再生しません。

ですが、最近の研究の中で、嗅覚と密に関わる“鼻腔の嗅細胞”や“海馬の細胞”については、(神経細胞のひとつでありながらも)再生する……ということがわかってきました。

すなわち、匂いをキャッチする「嗅細胞」と、匂いと深い結びつきのある「海馬」は、日常の暮らしの中で匂いを取り入れた暮らしをすればするほど、活性化され、若返ってゆくということなのです。

私は実際に、記憶が若返り、嗅覚が蘇る体験を目の当たりにしています。

月に一度開催している「いい匂いのする化粧水を作ろうの会」に、80代の女性がいます。3年前に出会ったときは、ゆずの香りしか判別できず、それ以外を使用することは拒まれました。

そこでまずは、化粧水にゆずの香りを入れて、使っていただくことにしました。化粧水をつけるたびにゆずの香りを感じたり、毎月作る化粧水に入れるための匂い選びをしているうちに、今では、10種類ほどのエッセンスの匂いを嗅ぎ分けることができるようになりました

「今日の手作り化粧水はラベンダーにしようかしら?」といった具合に、匂いに関する会話が自然に生まれ、積極的にエッセンスの匂いを嗅ぐ姿を拝見することが増えました。「何を嗅いでも同じだから」とおっしゃっていた頃と別人のようです。

香りに興味を持つようになって以来、その女性はみるみる若々しく美しくなっていきました。表情は豊かになり、以前よりおしゃべりも増え、肌も生き生きとしてきたようです。娘さんから「母の物忘れが、減った」と感謝されたとき、とても嬉しかったのを覚えています。

「最近、物忘れがひどくて……この先が心配だわ」という方がいらっしゃったら、まず、匂いの感度を上げてみてください。「匂いの感度」と「記憶の蓄積」は、比例しています。

匂いの感度を上げることで物忘れを防げます。

この取り組みは今、認知症やアルツハイマー病の予防・改善に効果がみられるということでメディアでもとても注目されています。

そのなかでもっともポピュラーなレシピをお伝えしておきますね。暮らしの中に、ぜひこの匂いも取り入れてみてください。

さあ、つくってみよう!

認知症に注目されているブレンド

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・朝 ローズマリー2滴、レモン1滴

・夜 ラベンダー2滴、オレンジ1滴

使い方:各滴数をアロマペンダントに入れ、ペンダントから揮発する香りを嗅ぐ。

*用意するもの

・30mlの遮光瓶(スプレータイプ)

・無水エタノール(3~5ml)

・精製水(25~27ml)

・物忘れに有効とされているエッセンシャルオイル(ローズマリー・レモン・ラベンダー・オレンジなど)

*作り方

(1) 遮光瓶を消毒する(よく乾かしておくこと)

(2) 遮光瓶の中に3~5mlの無水エタノールとエッセンシャルオイル(ローズマリー8滴&レモン4滴、もしくはラベンダー8滴&オレンジ4滴)を入れる

(3) 精製水を25~27ml入れて蓋をしめ、よく振って出来上がり

*使い方

・ローズマリー&レモンブレンド:朝起きたときに自分の前でシュッとひと吹きし、大きく深呼吸しましょう。

・ラベンダー&オレンジブレンド:夜、寝る前に枕元にシュッとひと吹きしましょう。

*注意点

防腐剤が入っていないため、45日程度を目安に使い切りましょう。




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