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靴は「自己評価」の鏡…魅力的な人ほど高価できれいな靴を大切に履いている #4 一年3セットの服で生きる

クローゼットに服があふれているのに、「着る服がない!」「コーディネートが決まらない!」……そんな悩みをお持ちの方は多いはず。人気スタイリスト・あきやあさみさんの初著書『一年3セットの服で生きる』は、着るものを「制服化」することで迷いがなくなり、おしゃれで自信にあふれた自分になれる本。そのスピリッツとノウハウを、少しだけご紹介します。

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履きたい靴のイメージから全身コーディネートを考える

百貨店に入社した際に先輩に教わったのは、「おしゃれな人は必ず最初に靴売場に行って履きたい靴を見つけてからその靴に合う服を探す」ということでした。たしかに履きたい靴のイメージがあると選ぶ服は自然に見つかります。
 
そのとき気に入ったのがスニーカーであれば、カジュアルなデニムスタイル。黒のローファーであれば、スタイリッシュなパンツスタイル、素敵なカラーパンプスであればそれを引き立てるようなシンプルなワンピースなど、足元から考えていくと、コーディネートがまとまりやすいのです。
 
「せっかく素敵な服を買ったのに合う靴がなかったから着る機会がなかった」ということがないように、靴からコーディネートを考えていくのがおすすめです。

ファッション好きはいい靴を少しだけ持つ

私の周りの「ファッションが大好き」な友人たちは、たくさんの安価な靴を持つよりも「高価な靴を数足大事に履いている」という人が多いです。
 
中には「ひと月の家賃より安い靴は持たない」という人もいるくらいです。なぜかというと、「靴が美しいだけでファッションの印象が大きく変わるから」なのです。
 
お客さまとショッピングに行った際に少し高級な靴を試していただくと、「靴を変えただけで、今の服のままでもこんなにおしゃれに見えるなんて……」と驚かれることがあります。

靴の選び方に自己評価が表れる

自分に自信がある人は、「私にはきれいな靴を履く価値がある」と思っているので高価な靴を大切に手入れしながら履いています。
 
一方、自分に自信がない人はきれいな靴を履くと、「どうせ汚れるし……」「高価なものを買っても誰も見ないし……」と安価な靴を履き潰してしまいがちです。そして、いざいい靴を買ったとしても「汚れるともったいないから」となかなか履けなかったりします。
 
そう、靴は「自己評価」の鏡なのです。周りの人は「その人がその人自身にする評価」をよく見ているので、どんなに性格がいい人でも「自己評価が低い」というだけで大切に扱われなかったりすることがあります。
 
自己評価が高いと堂々といい靴が履ける。逆に考えると、「きれいで高価な靴を履いているだけで自己評価が高く、自信があるように見える」のです。

靴のメンテナンスをしよう

それでも「高価な靴を持つことが不安」という方は、簡単なメンテナンスを覚えてみましょう。まず、汚れるのはもったいないことではなく、「よく使っている」という良いことです。
 
靴はもっとも汚れやすいアイテムなので履いた日は必ずブラシで埃を落としたり、固く絞ったタオルで靴の裏を拭いたりコツコツできるケア方法を覚えると、「毎日手入れをしているので誰に見られても大丈夫!」と自信が持てます。
 
靴の底が減ってきたら修理に出しましょう。どうしてもメンテナンスが苦手な人は「この靴は2年履いたら手放そう」と最初に期限付きで購入してもいいと思います。

きれいな靴は行動力を与えてくれる

きれいな靴を履くとウキウキしていろいろなところに出かけたくなります。ちょっといいレストランや普段は緊張してしまう高級なお店でも「今日はこの靴だから大丈夫」と思うと胸を張って楽しめますよね。

どんなデザインの靴でもいい

いい靴と聞くとヒールのあるパンプスを思い浮かべがちなのですが、ヒール靴が苦手な人はローファーでもレースアップシューズでもバレエシューズでもスニーカーでもいいのです。ぜひ自信を持ってお出かけできる靴を1足探すことから始めてみてください。

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一年3セットの服で生きる


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