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日光を手足に浴びて「天然ワクチン」ビタミンDを増やそう #2 最強でエレガントな免疫を作る100のレッスン

社会現象にもなったベストセラー、『世界一の美女になるダイエット』で知られるエリカ・アンギャルさん。そんな彼女の近刊『最強でエレガントな免疫を作る100のレッスン』は、食べものから、生活習慣、メンタルマネジメントまで、私たちのカラダが持つ天然の最強ワクチン「免疫システム」を、より強化する方法を教えてくれます。その中から、ぜひ今日から試してみたいメソッドをいくつかご紹介しましょう。

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新型コロナの重症化予防にも

インフルエンザは冬に流行しますが、それは体内のビタミンDが冬に不足しがちなことと関係があるといわれています。

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ビタミンDはインフルエンザのような呼吸器感染症の予防においてスーパースター的存在で、重症化を防ぎ、死亡率を低下させることが明らかになっています。

新型コロナウイルスへの効果も明らかになってきており、ビタミンDの血中濃度が低い人ほど新型コロナウイルスによる症状が重症化しやすいという傾向がすでに多数報告されています。

ビタミンというと食品やサプリメントで摂取するイメージがあるかもしれませんが、ビタミンDは日光を浴びると体内で生成されるユニークな栄養素です。

そのため「サンシャインビタミン」とも呼ばれているんですよ。欧米では病気予防のために日光を浴びて体内のビタミンDを増やすという意識が高いのです。例えば、私の母国、オーストラリアでは、ほとんどの人が健康診断でビタミンDの血中濃度をチェックしています。

季節によって日光の強さが変わるので、体内で生成されるビタミンDの量も変動し、春夏に増え、秋冬は不足しがちです。強い免疫力を維持するために、どのように日光を浴び、足りない場合はどのように補うか、次のトピックでその方法をご紹介したいと思います。

「紫外線=悪」ではない

日本人女性は、美白への意識が高く、「日焼け防止=美徳」という考えの方が多いようです。

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しかし病原体から体を守る強い免疫のためにビタミンDを体内で生成するには、日光浴が必要不可欠。日焼けが心配かもしれませんが、海水浴のように全身で日光を浴びる必要はありません。

私は晴れた日に自宅の縁側に腰掛けて、スカートを太ももの辺りまでまくって15~30分日光に当てます。手のひらに日光を当てるのも効果があるんですよ。

顔などの日焼けが気になる方はガードしてもいいですが、全身くまなく日焼け止めを塗るとビタミンD生成の効果が期待しづらいので、注意してください。

北半球では、主に紫外線の強い4月から9月にビタミンDを生成します。例えば沖縄では、ビタミンD生成を促す紫外線(UV-B)の量が、夏は冬の約4倍といわれます。

お住まいの場所にもよりますが、太陽の位置が低く、自分の影が自分の背丈よりも長くなる秋冬の時期はビタミンDを生成できないといわれているので、春夏のうちになるべくたくさんビタミンDを作り、感染症が流行する秋冬に蓄えておくのが賢明です。

敵視されがちな紫外線ですが、強力な免疫を作り上げるために「紫外線=悪」という先入観を捨てて、その効用にも注目してみてください。

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最強でエレガントな免疫を作る100のレッスン

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