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【明治神宮】明治天皇のアドバイス「願いが叶わなくても、何回か来てみなさい」 #3 東京でひっそりスピリチュアル

明治神宮、増上寺、日枝神社、西新井大師、深大寺、大國魂神社、そして皇居……。神社仏閣を中心に、東京都内のスピリチュアルなおすすめスポットをまとめた、桜井識子さんの『東京でひっそりスピリチュアル』。神様とお話ができる桜井さんだから書けた、驚きの新事実が満載の本書から、代表的なスポットをいくつかご紹介します。

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たった100年で巨大な神様になった背景


鳥居をくぐって境内に入った瞬間に、伊勢神宮の「気」だ! と、思わず立ち止まりました。まさか東京で伊勢神宮の「気」を浴びられるとは! と、これには感動しました。

この時はまだ理由がわからなかったのですが、流れている「気」は伊勢神宮のものであり、木々は伊勢神宮の森だったのです。

まさに伊勢神宮という「気」に接して、目を丸くしていると、明治天皇が出てこられました。2回目の時と同じ若い頃のお姿でニコニコしていましたが、そこからスッと真の神様姿になりました。
 
それがもう巨大な神様で、「ひょえ~!」とビビるサイズでした。ほんの100年前に祀られたばかりなのに! すごい! ありえない! というのが正直な感想です。
 
「どうしてここに伊勢神宮の“気”があるのでしょうか?」
 
ストレートに質問をしてみたら、明治天皇は、詳しい話をしてくれました。
 
それによると、明治神宮が創建された時に、伊勢神宮からたくさんの神々が“指導”に来たというのです。え! そのようなシステムがあるの! とビックリです。いや、他では1回も聞いたことがないので、たぶんここだけ特別なのでしょう。
 
伊勢神宮から来た神々に、修行のやり方とか、神様としての心構え、神格を上げる方法など、とにかくいろんなことを明治天皇は教えてもらったそうです。たくさんの指導、アドバイスを受けたと言っていました。
 
「それは……すごいですね。そこまで特別なのは、この神社が東日本の伊勢神宮のようになる、多くの参拝者が集まると予想されたからでしょうか?」
 
創建された時点で、将来たくさんの人が来て、多くの信仰を集める神社になる、ということはすでにわかっていたそうです。その規模を考えると、明治天皇はそれなりの神様にならなければいけないし、それなりの格の高い神社にしなければいけない……ということで、指導に来たそうです。
 
「伊勢神宮の神々が指導をしに行ったという神社は、他にありますか?」
 
この質問に、明治天皇は聞いたことがないと言っていました。たぶん明治神宮だけだと思います。
 
明治天皇はたった100年でここまで? というくらい大きくなり、伊勢神宮の神様(私担当の男性の神様です。詳細は『にほんの結界 ふしぎ巡り』に書いています)が着ていた服と同じ服を着ていました。伊勢神宮の神々に指導をされたということで、なるほど~と納得できました。

あきらめずに何度も参拝してみる


「ここに参拝に来る人に言いたいことがありますか?」

参拝者数日本一の明治神宮には、膨大な数の人が来ます。こうなると全員の願いを叶えることは無理です。ここで明治天皇が心配していたのは、願掛けをしたあと叶うことを期待して結果を待っている人のことでした。
 
神様側からすれば、どうしても叶えてやれないという願いのほうが多いわけです。そこにはいろんな事情があります。叶えてはいけないものもあるし、今はその時期ではない、という理由もあります。参拝者が膨大なので、どうしても手がまわらないこともあるそうです。
 
「期待して結果を待っている人には申し訳ない。謝っておいてくれ」
 
「えーっ! 神様が人間に謝るんですか?」
 
「かまわぬ。謝っておいてくれ」
 
本当に誠意のある神様です。
 
ここで明治天皇からのアドバイスです。1回願掛けをして叶わなかったからといって「もうダメだ」とあきらめないことが大事だそうです。「同じお願いをもう1回したところで、叶わないだろう」と決めつけるのもよくありません。
 
「初回の参拝で叶わなかったとしても、何回でも来なさい」
 
明治天皇はそう言っていました。手がまわらないことが何回か続いても、たとえば3回目には順番がまわってくるかもしれない。もしかしたら時期待ちの期間かもしれない。人間にはわからない事情があるので、早々にあきらめなくてもよい、とのことです。
 
つまり、明治天皇はすべての人の願いをなんとか「叶えてやりたい」と思っているのです。どの人にも幸せになってほしいという、その思いが非常に強い神様です。人間思いなのです。
 
「願いが叶わなくても、あきらめずに何回か来てみなさい」
 
これが明治天皇から皆様に一番伝えたいことだそうです。

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東京でひっそりスピリチュアル


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