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左側通行が右側通行より圧倒的に合理的である理由とは?

📂no+e 『備忘録:左側通行VS右側通行』
いつもは、小さな乗り物関係の話ですが、たまには気分転換

タイトル通りかなりはっきりとした理由がある。いわば、人間工学的な。

話が飛ぶが、自分が中学生時代の教室で席についていたときのことを思い出し、その姿をありありと思い出してほしい。
正面には黒板があり、左側には窓があり、その外にはグラウンドがあり、右側には教室の外に廊下がある。
正面の黒板は西。窓とグラウンドは南側。廊下は北。背中側は東。こうだったはずだ。ほぼ例外はない。
  こうなるのは必然で、それ以外の設計は未だ見出されていないはず……
  まずは、窓の方向を考える。東や西は論外。夏暑くてしょうがない。北はどうか?採光だけ考えると、一番かもしれない、安定して光が入る。とは言え、冬寒いのでバツ。よって南側が窓となる。当たり前体操。
  フツー家を建てるなら、南側にリビングを作りたいし、可能ならほぼみんなそうする。冬は光が奥まで入り、夏は熱いようだが、太陽が高いので、窓や庇(ひさし)を上手く設定すれば日差しも気にならない。南窓最高!
さて、コレで窓の方角は決定。光は左手側から入らねばならない(右側からではノートが鉛筆を持った右手の影になるので)そうすると、窓は左側で南側となる。必然的に黒板が西。後ろが東、廊下が北となる。さて、南側を窓にしても、南側の隣に三階建ての民家でも建ってしまったら、採光は困る。そこで、南側に広いグラウンドを作っておけば、少々高い民家が南側に建っても問題ない。全て必然。なんとも気持ちイイ。
  人間工学的にこうなってしまう。議論の余地ないと思われる。

さて、再び話は飛ぶ。(多数の人にとって)右手は利き手と言うが左手にはそれに対応する名前はない(少なくとも知らない)
だが、足は違う。右脚が利き足で左足が軸足だ(多くの人は)。手だと左手は日陰の存在だが、足は全然違う。むしろ、影の主役だ。
  左足(軸足で)踏ん張って、右足でボールを蹴る。左脚で踏ん張って、馬に跨る、バイクに乗る。こういうときは右脚に目が行くが……。走り高跳び、幅跳びだと軸足(左脚)で蹴る。プロスケーターは左脚でジャンプして、左足を軸にして回転する。左と右にそれぞれキャラがあってイイ感じである。どっちもいい働きをする。立っている友達を後ろから軽く押してやればどうなるか?右脚を前に出し、左脚(軸足)を残してバランスを取るはずだ。軸足の存在感半端ない。野球のバッティングやピッチング、ゴルフのスイングでも軸足が主役だ。できる人は片足スクワットをしてみてほしい。特にスポーツしてない人の場合、明らかに軸足(左脚)の方の筋力があからさまに利き足(右脚)より強い。
こういう、人間の特性はスポーツのルールに必然的に反映される。短距離走だと、軸足で蹴ったときの歩幅と利き足で蹴ったときの歩幅が違う。ジャングルで道に迷うと人間は左回りで元の場所に戻ってしまうのはコレが原因と言う人もいる位。当然、短距離走は左回りに設計される。左回りに回るとすると身体は左に傾けるので、これまた軸足が体重を支えるために活躍する。
  野球の塁は左回りである。ただし、これは軸足云々でなくて、利き手の関係。二塁手に限らず内野の守備で内野ゴロを捌く時には、一塁に投げるのはフォアハンドで投げやすいが、三塁方向はバックハンドで投げづらい、となると、塁間は左回りにするのが自然だ。(内野ゴロだと一塁に投げる回数が圧倒的に多い)

今までのことを踏まえ、右側通行と左側通行を考える
左脚(軸足)で踏ん張って、右脚(利き足)を跳ね上げて馬に跨るわけだから。当然、左側通行が自然だ。
路側帯の側から乗り物に乗る。右側通行だと道の真ん中に入って道側から馬に跨ることになる。実にばかげている。事実、世界的に見ても左側通行がフツーだった。ナポレオンがひっくり返すまでは……。
(ナポレオン云々については興味の湧いた方は調べてみるのも一興)
バイクや自転車のサイドスタンドは左側に着いていて停止状態では左(道路の外側)に傾いている。乗車の時は左側(道路の外側から)近づいて跨る、コレが当たり前。
ところがだ……
右側通行の国は馬鹿げている。バイクや自転車は道路側にサイドスタンドで傾いている。道路の中心側から乗車しなければならない。危ない! 
  バイクで信号に捕まったとき、足着きは軸足の左側の専売特許だ。足が短いひとは、歩道と車道を分ける縁石にちゃっかり軸足(左脚)を着いて、信号待ちすることもあるだろう。左側通行だと自然な話。ところがだ、右側通行だと信号待ちで軸足(左側)を着くということは、道の内側に足を着かなければならない。立ちごけしたらヤバイ!
日本含め左側通行なら足を着き損ねて倒れても道の外側に投げ出されるだけだが、右側通行諸国では足の着き損ねての転倒は道の中央への投げ出されを意味する。
こんなナンセンスなことが何故許されているのだろうか……。立ちごけで右側通行故に後続の車にはねられた人ってそれなりに居るのではなかろうか……謎としか言いようがない。何故許されているのだろうか。闇というほど大袈裟なものでは無いが……
右側通行のバイカーのひとは何で平気なんだろう……俺の気づかないメリットが何かあるのかもしれない。
自転車用通行帯(や専用道路)がヨーロッパで充実してるのはコレが原因かもしれない

さて、再び話は飛ぶ。
皆さんちの冷蔵庫はどちら開きだろうか?
両開きやら観音開きなどあるだろう。昔は、右側開きしかほぼなかった。左側に取っ手があり、ソレを右手で掴んで右側に開くタイプ。車のリアゲートでジムニー、ムーブ、ラシーンとか思い出すとわかりやすい。(縦書きの本は右開き、横書きの本は左開き)
何でこうなっていたか……
理由は簡単。昔は冷蔵庫のドアは重かった。必然的に右手で開けることになる。今の冷蔵庫のドアは軽く開くようになっているので、冷蔵庫の置き場による動線や利き手にフレキシブルに対応できるようになっている。では、電子レンジはどうか?コレはソースがないが左側開きと上開きが昔も今も主流と思う。冷蔵庫と違って軽く開く、とするとどっち開きでもいいようだが……左手で扉開けて熱々の皿を右手で取り出すのは筋が通っている。同じ昔でも冷蔵庫は右開き、電子レンジは左開きだった……なかなか面白くないだろうか?
では、部屋のドアは?部屋を出るとき右開きなら部屋に入るときは左開きなので関係ないじゃん!……と、一瞬考えたかもだが、右開き↔左押込み、左開き↔右押込みなので色々考えるコトはあるだろう。ただし、部屋のドアはドアに対する動線が最優先なので右利き左利きとか言ってる場合ではない。あと、部屋の内側に開くのが肝心で廊下側に開くのはダメ。ドアを開けたとき廊下の人と衝突の危険がある。部屋の内側に開く場合、本人が外側から乱暴にドアを開けても本人が外にいるのでOK。外から家族がドアを開けるときはノックするのでぶつかる心配はない。
当たり前じゃん、と言われそうだが全然そんなことない。昔いた会社は更衣室のドアが廊下側に開くドアで、廊下歩く人が更衣室から急に開いたドアとぶつかることが良くあった。
設計者が馬鹿だったのだろう。(とは言え、玄関やトイレは外開きにするしかないコトが多く個々の事情等、矛盾ゼロとはなかなかいかない)
家の玄関ドアだと、右手で鍵を開け左手でドアを開けたいので左開きにしたいと個人的には思うが、動線最優先かな?

さて、左側通行の日本でジムニーの右開きのリアゲートを開けると、歩道側から積み込むのに特に問題ない。ところが右側通行でジムニーの右開きリアゲートなら開けたドアが邪魔で積み込みにくい。開き方向を逆にした仕様にすればリアゲートを毎度毎度左手で開けることになるのは相当ちょっとメンドイ。
ミニの観音開きリアゲートなど、日本なら配送車ぐらいなのに外車には観音開きの車を割と見かけるのはコレが理由。
(ジムニーなど何故横開きかというとスペアタイアをリアゲートに積んでいるので)

グーグル検索画面
グーグル検索画面

では、湖に浮かぶボートに乗り込むことを考える。
人間の本能として軸足(左脚)を岸(地面)に残して、右脚をグラグラするボートを探りながら乗ることになる。
船も基本、左舷で接岸するのはおそらくコレの名残りと自分は考える。
じゃー、船は左側通行になるのかというと川下り、川登りと考えると利き足軸足などと言っている場合ではない。じゃ海はどうなってるのかな?動線で決まるのかな?右側通行だったかな?

バイク、自転車なら左側通行が明らかに合理的なのは間違いない。車はどちらでもいい感じではある。しかし、人間がすれ違うなら左側通行が本能というものだ。人間、ナイフとか右手で持つものであるからこそ右側を対する側にして左側はかばう方である、とすれば相手車線を右側にして対峙するのが自然だ。とすれば、やはり左側通行が合理的だ。心臓も、やや左側にあることだし。

やや尻つぼみだが、左側通行バンザイの理由は上記文章の通り……という話

いかがだったでしょうか(笑)
チョイ尻すぼみ?
まぁ、たまにはいいでしょう

人間健康な人は余り身体のことなど特に意識しない
病気になって初めて健康の意味を知る
不幸になって今までの日常が幸せだったと知る

あなたは、今までの人生でただの一度も
『左側通行って最高っ !!!』って思ったことがない
それは、あなたが健康で幸せな証拠である
(な~んて……ことはない……?)

📁no+e 『備忘録:左側通行VS右側通行』
最後迄お付き合いいだきましてありがとうございました
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