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言葉にできないアスペルガーの気持ちを20年後に全力で言葉にしてみた

割引あり

あんなに素敵な友達を意味もわからず傷つけてしまって
自分はさっさと死んだ方が良いと思いました

私は小さい頃から発達障害で
特に相手の気持ちがわからない
上手く話せない(コミュ障)ということで
たくさんの苦労をしてきました

自分が咳払いしたのを
友達が咳払いしたと勘違いされたのに
訂正できず
教師に地獄の説教をされた後
友達にもしっかり嫌われた中学時代

私は普通の人が死ぬほど羨ましかった!

どうしてみんなそんな風に
普通に友達と会話して
楽しく登下校したりできるんだろう?
自分も同じように友達付き合いできることもあれば
できないこともあり
普通の人と自分の違いって何なんだろう?
と本気で悩んでいました

後になって昔の友達を話をすると
皆それぞれ違った悩みを持っていて
私は皆が羨ましかったのに
逆に私が何でもそつなくこなしてしまうように見えて
羨ましく思っていた
なんてことがありました

でも、当時の私はとにかく
友達付き合いが上手くいかなくて
本当に苦しい思いをしていました

そんな私も高校に入学すると
大きな転機を迎えます✨

私の通っていた高校は
県内でも有数のノンビリした校風の高校で
常にまったりとした空気が漂っていました

あまりにもノンビリしているので
他校で精神を病んでしまった先生はこの学校に赴任し
「ここは天国か…」
と驚きを隠せないようでしたし
他の学校へ転任するのは嫌だと
病気療養も含め17年も居座っていた先生もいるほどでした
(普通は3年~6年で移動になるそうです)
ギスギスした競争心も無く
入学時の偏差値の割に進学率が異様に低いという
まるでおとぎの国のような高校でした

そんなムードですから
意地悪な人も少なく
私が在学していた当時は
酷いイジメの話も聞いたことがありませんでした
それくらい「優しい高校」でした

そんな高校に入学した私は
剣道部に入部します
ここも「まるで天国か…」
と思ってしまうほど
優しい先輩ばかりで
中学時代に部活の先輩に冷遇され続けた身からすると
涙が出るほど居心地の良い部活でした

そしてクラスの方では…
念願の、待望の仲の良い子ができたのです!

それはAちゃんという子で
ショートカットに品のある美しい顔立ちの、
しかし自分のことをまるでキレイだとは思っていない
素朴で優しい人柄の子でした

Aちゃんは本当に良い子で
私が失言してしまうと
「そういうのは良くないよ、
私だって嫌な気持ちになっちゃうよ」
とハッキリ優しく伝えてくれるような子でした

ウソのような話ですが
そうやって注意されたことで私は初めて
・言って良いことと悪いことがあるんだ
・人がどう思うか考えて話さないといけないんだ
という本当に当たり前のことを
再認識できたのでした

学校にいる間は
私のそばに常に彼女がいてくれました
今まで移動教室に誰かと一緒に行く
という感覚が私には無かったのですが
彼女が自然に誘ってくれるので
「友達と一緒に行くのも良いものなんだ!」
と一緒に行動するということを学びました

彼女との交流を通じ
私はまるで子犬が
生まれてから数か月の間
他の子犬と遊び成長する中で
様々な社会性を身につけるように
社会性をやっと
意識して学ぶことができました


私を真人間にしてくれた基礎を作ってくれたAちゃんには
本当に感謝してもしきれません

私はAちゃんがいてくれて本当に幸せでした!
いつも自分の傍に他人がいてくれる安心感と
自分でも本当に仲の良い友達が作れるという
幸福感と自信がつきました

それは地獄に落ちて絶望していたカンダダが見た
天から降りてきた
蜘蛛の糸のようでした



ところが
本当に説明がつかないのですが
私とAちゃんの関係が悪化していきます…

当時はなぜなのか
その原因がわからなく
本当に苦しかったのですが
あれから20年経ち
師から様々なこと
人の心のメカニズムや意識
考え方
人間関係の本質
のようなものを学んだ今だからこそ
なぜ彼女と私の関係が悪化してしまったのか
わかるようになりました

これは同じように人間関係や友達関係
そして発達障害で
悩んでいる方にとって本当に参考になる内容です

普通では思いもよらないような
20年間特殊な知恵を学び続けてきた
発達障害当事者の気づきが書かれています

また、私もアスペルガーの気持ちや
分析記事を読んだことがありますが
ここまでアスペルガー自身の気持ちを
ハッキリ言葉で説明している記事は稀です
必ずご参考になると思います

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