名古屋大学法学部小論文2023 解説と解答例

今回は、名古屋大学法学部の2023年の小論文の解説と解答例です!

2023年度は、前田健太郎「女性のいない民主主義」(岩波新書、2019年)からの出題でした。

◆出題内容

問題数は3題で、第一問と第二問が内容理解を問うもので、第三問が自分の意見を書くものでした。
第三問が自分の意見を書く、と言っても課題文で話されているテーマと全然違うことを書いてはいけません。課題文の問題意識を踏まえた上での記述が求められている(問題文の「問題文で示された「民主主義」や「代表」についての考え方と関連付けながら、とあることから明らかです)ので、課題文を正確に理解することがまずは大事となります。

◆解説

ここから先は

3,378字

¥ 1,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?