【多事雑感】老後破産人
老後破産状態とは実際に自己破産しているかどうかではなく、ちょっとしたキッカケで金銭面で生活が立ち行かなくなる状態の事らしい。
生活保護を受けた方が金銭面で良い暮らしができるにもかかわらず、少ない年金だけで老後生活をしている状態のこと。
生活保護法
第三条 この法律により保障される最低限度の生活は、健康で文化的な生活水準を維持することができるものでなければならない。
生活保護の支給額以下の年金収入だけで暮らしている人は、最低限度の生活以下で健康で文化的な生活水準以下ということになってしまいます。
老齢基礎年金だけで生活している人は、まさしくそうではないでしょうか?
現在、老齢基礎年金額は(40年保険料を支払)満額で813,700円。
月額にして約67,800円。
生活保護費は全国一律ではなく地域によって違いますが、
単身者は100,000円~130,000円と言われています。
しかも病院代等はタダです。
どちらが金銭面での生活にゆとりがあるかは明白でしょう。
老後破産人とは
生活保護費以下の年金収入しかない人ということになるのではないでしょうか。世の中、そんな老後を過ごしている人はどれだけいるのでしょうか。
年金制度も「老後は子と同居し扶養に入る」前提でつくられた昔の制度です。年金収入(老齢基礎年金)だけで単身で生活できる制度ではないのは明らかです。
生活保護などの社会福祉制度、年金などの社会保険制度。
もう、制度そのものを見直す時代になってきている・・・と思うのです。
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