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能登半島地震~私にできること その2

ニュースを見るたびに被害が拡大していることに、心が痛みます。
これ以上、被害が広がらないことを祈ります。

いつもなら、家族一緒に暖かいこたつに入って、みかんでも食べながら、お正月の娯楽番組を楽しんでおられたであろう多くの方々が、窮屈な避難所で肩を寄せ合いながら、不安と寒さに耐えておられるのかと思うと、胸が締めつけられる思いがします。

こんな時はどうしても気分が塞ぎがちになりますが、こんな時だからこそ、心を和ませる楽しい時間が必要です。

東日本大震災では、一時期、全てのイベントが中止され、世の中から笑いや笑顔が消えてしまいました。

そんな時、多くのミュージシャンや芸術家が、SNSで楽しい音楽や素晴らしい芸術を発信して、被災者を励ましてくれました。
大災害の時にこそ、音楽や芸術が人々に大きな力を与えてくれることは、新型コロナウイルスのパンデミックでも証明済みです。

残念ながら私のバイオリンでは、被災者を慰めるどころか、かえって苛立たせるだけなので、ここはやはり、アマチュアでもプロでも、腕に自信のある方々に登場してもらいたいと思います。
明るく楽しい音楽や芸術が、今こそ必要なのだと思います。

今回は東日本大震災の時のように、避難所に長くいないですむとよいのですが、長期化するにつれて、プライバシーの問題が深刻化していきます。
自治体や政府には、避難所の設置に当たって、難民キャンプの国際基準並みに、一人当たり3.5㎡のスペースを確保してもらいたいと思います。
限界状況で長く密集した生活を強いられると、様々な心身への健康被害が発生してきます。
避難所で亡くなったり、病気になったりする悲劇を繰り返さないためにも、政府は率先して実行して欲しいと
切に望みます。

避難所では、あれはだめ、これもダメと、禁止事項が多くなりがちです。
他人に迷惑がかからないようにと、お互いに気を遣いながら、息を潜めて過ごすことが多くなりますが、それではストレスが溜まってしまいます。
お互いに我慢することより、あれもいいよ、これも構わないよと、お互いに許し合うことも必要です。

避難所の運営にはボランティアに加わってもらうなど、避難者の心のケアや避難生活のQOL(生活の質)を高める工夫が必要です。

政府、自治体には、ご配慮くださるよう、よろしくお願いします。






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