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鳥取旅行日記

こんにちは、架空書店「鹿書房」店主、伍月鹿です。
新作公開中です!! 自信作です!!


先月末、久しぶりに旅行に行ってまいりました。
最後に飛行機に乗ったのは2020年の2月下旬。検定試験のために東京に行きました。
当時すでにお船が不穏な空気を運んできた頃で、私も珍しくマスクをして外出をしましたが、まだ人と話すときは外すのが礼儀だった頃合いですね。

それまでは年に2回はライブ遠征をしていたことを考えると、3年も間が空いたことが驚きです。

今回の旅行先は憧れの地・鳥取。
彼女に会いに行く+聖地巡礼旅行の目的で2泊3日してまいりました。

昔から羽海野チカ先生の「ハチミツとクローバー」が大好きです。
様々な部分でこの漫画に影響されていて、中でもあゆと野宮の二人が大好き。二人が不器用ながら距離を縮めていく姿にきゅんとして、憧れて、何度も読み返している漫画の一つです。
そんな二人にとって印象的な鳥取砂丘のシーンに憧れて、いつか絶対行きたい場所の一つでした。

砂丘は、なんだか本当に、すごかったです……!!

鳥取砂丘


鳥取砂丘からみた海

大人になってから砂場を歩く機会もなかったし、見た目と距離が一致しないまま足を進めているのが不思議な感覚でした。
幸いお天気にも恵まれ、絶景を拝むことができました。
高いところまで登って眺めた水平線が丸くて、地球の広大さや知らない景色を眺めた感慨は、いまだ適切な表現が見つかりません。

今回の旅行で裏テーマだった「彼女と手をつなぐ」が砂丘にかこつけて達成できたのもいい思い出です。

その足で向かった砂の美術館では「砂で世界旅行・エジプト編」が展示されておりました。
エジプトといえば、やはりナポレオン。
ナポレオンを題材にして作品を作るほどナポレオンに心酔しているわたしにとって見逃せないテーマです。

美術館自体は体育館のような広めのワンフロア。
とにかく生きた素材でできたオブジェクトに圧倒されました。
毎年雪像を眺めている道民にとって、砂が持つ表現力にはどこか親和性も感じられて、違いを観察するのも楽しかったです。あえて端を崩した表現なんかはリアルさを感じられて感激しました。

期待していたナポレオン陛下は、入場してすぐに発見することができました。

ナポレオン陛下

四千年の歴史が諸君を見つめてるシーンですね。
写真撮りまくりました。無駄に執拗に眺めました。ありがとう制作チーム。題材にしてくれてありがとう。
(四千年の歴史云々の名言については兵士の前で放たれたわけではないという説がありますが、複数の将軍が明記している名言でもあるようです。人伝えに軍全体に伝わったのではないか、という説を推しています)

広い会場を活かした作りを実際に作品の前に立つことで感じられたり、過去の展示がパネルで観れたりと、大満足な空間でした。

また鳥取で見かけて印象的だったものが、横断歩道の点字ブロックです。
主に鳥取駅前で見かけたのですが、横断歩道の車道部分にも点字ブロックが続いていて、画期的な取り組みだなあと感心しました。エスコートゾーンというらしいです。
場所によっては壊れていたり剝がれていたりしたのでなかなか維持が大変そうではありますが、確かに一番大事な場所なのでは。
そもそも鳥取駅前は全天候型で素敵ですね。
故郷小樽のアーケード街を彷彿とさせる古き良き商店街になっていて、歩くのだけで楽しかったです。

驚いたのが、黄色の信号が点滅していること。
押しボタン式の信号機の表示のようです。西日本の特徴なのでしょうか。
点滅信号=停止の刷り込みがあるため、どの車も止まらず進むことに最初は戸惑いました。

あとは、人がとても親切。
一度行ったきりの旅行者が偉そうに言えた義理はありませんが、少なくとも私が対応いただいた販売員様、接客係の方々は皆心地のいい接客技術をお持ちで感激しました。
私自身接客を長くやっているので、気さくに声をかけてくださるだけで嬉しくなってしまいます。フレンドリーなのに、踏み込み過ぎない心地のいい距離感は見習いたいですね。
特に泊まった旅館とホテルの方がいい人でした。ホテルの人に外出を申し出たら「私ずっとここにいますから、安心していってらっしゃいませ」と言われたのが嬉しかったです。安心してお散歩できました。

あとは何と言ってもJRですね……!
JR北海道と仕組みが違いすぎてきょろきょろしてしまいました笑
駅でお土産を買って出発ベルを聞きながら告白の台詞を思い返す、というずっとやりたかった憧れを達成でしたので、勇気を出して乗ってみてよかったです。次はもっとスマートに降りられるようになりたい。

今回、飛行機の乗り継ぎをするのが初めてだったので不安な面もありましたが、3年乗らない間に航空会社は進歩していました。なんの不安も持たずに済みました。乗り継ぎ手続きは通路でこそっとするのが面白かったです。
しかし、工事が進んだ羽田は迷路ですね。到着口から次の搭乗口まで遠くて遠くて、辿り着いたら乗り継ぎ便の搭乗時間でした。日本(ほぼ)縦断ってこういうことか、と思いました。

ドラマ・ナイスフライトの聖地・管制塔も拝んできました。あそこに夏目くん(スノーマン阿部くんの役です)が……とにこにこ眺めていたら近くの外国人に怪訝な顔をされました。
飛行機を降りてバスで移動するときにスカイツリーも拝めましたし、滑走路で飛行機と並行するという体験もできました。迫力がすごい。
いまだに飛行機と新幹線って近くでみるとテンションあがります。新幹線はまだ乗ったことありません。

実は今回、あまりお金を使わないように気をつけていたので、自分へのお土産も決めたもの以外買うつもりはありませんでした。
しかし、一目ぼれして買ったものが二つ。

すなぼ珈琲ステッカー

すなば珈琲のステッカーシール。
お店のロゴと同じものに弱い。絶対にそこに行かないと買えないものに弱い。ポメラに貼りました。使う度に嬉しくなります。

鳥取砂丘マグネット

ふたつめは鳥取砂丘のマグネットです。
幼い頃、家にあったサンドピクチャーに似ていて、買わなかったら後悔すると確信しました。 サンドピクチャーは美しくて不思議で大好きだったのですが、親には触れてはいけないと言い聞かせられていました。そのうちに中の液体が劣化して処分されてしまったので、いまだに憧れがあります。
こちらのマグネットには液体は入っておりませんので、ずっと手元に置けそうなのも嬉しいです。時々傾けて砂の移動する様子を楽しんでいます。


またすぐにでも行きたい、移動距離も気にならないいい旅になりました。
気に入った場所は何度も行く派なので、繰り返し訪れたい場所の一つになりました。
今回月・火・水の旅で美術館関連にはあまり立ち寄ることができなかったので、次はそのあたりも考えて計画立てたいところ笑 
自分の何も考えてなさが露見した旅になりましたが、無理なく楽しく過ごせていいリフレッシュになりました。

帰ってからこっち、コンテストの応募や職場の決算月でいろいろ落ち着けないままではあるのですが、旅行で得た英気で今年の夏も楽しく挑みたいです


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